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133.異世界旅行2-7 思い出に、『また明日』を 57

 ひと悶着が一件落着したところで席に着いてスイーツを食べよう!

 ハーブとバラの花びらを食べて育つ鶏が生み落とす極上の卵を使用したシフォンケーキ。何度だって食べたくなる。一度食べたら他のシフォンケーキが食べられなくなるほどの、素朴で強烈な個性を持つ。


「「「「「お~いすぅぃ~♪」」」」」


 ふわっふわの生地。卵と小麦の甘さを贅沢に楽しめる黄金のシフォンケーキ。全てが研ぎ澄まされた食材。職人の技術は熟達。これ以上のシフォンケーキがこの世に、異世界を見渡しても存在するだろうか?


「はぁ~♪ いつまでも噛みしめていたくなるシフォンケーキだなあ♪」

「アルマもフラウウィードのシフォンケーキが大好きです♪ 素朴な味わいがハーブティーと相性抜群なんですよねえ~♪」


 アルマちゃんの笑顔がかわいい!

 一生見ていられるなあ。

 クレール姉妹もご満悦。黄金ケーキに頬を緩ませる。


「ん~♪ ふわっふわで、甘いけど甘ったるくなくて、本当に小麦と卵のおいしさを堪能するという言葉の通りのシフォンケーキ。すっごくおいしい。何個でもいけそう」

「幸福感が凄いな。香りも味も最高だ♪」

「ティアもこれ超好き! メリアローザに住めばこれがいつでも食べられるのか。なんて素敵なんだっ!」

「~~~~~っ♪ ~~~~~~~~~~~~~~~~~っ♪」


 デーシィさんにいたっては幸せすぎて言葉が出ない。

 いつまでも食べていたいと言いながら、おいしいスイーツはあっという間になくなってしまう。なんて残酷なんだっ!

 シフォンケーキを食べ終えて、ハーブティーのおかわりとともに次のスイーツが運ばれた。


「お待たせしました~♪ 柿を使ったタルトです。ニャニャちゃんとリリィちゃんに手伝ってもらいました」

「学祭で出すためのスイーツの修行をしたです。ぜひともご賞味くださいです!」

「ベルンで出すタルトとは材料が少し違いますが、だいたい同じになる予定です。みなさまのご意見をいただきたくっ!」


 メルティさんとニャニャ、リリィが作った柿タルト。ペースト状になるまで熟しすぎた柿を熱してジャムにした超甘の柿の上に完熟した柿が並ぶ。かぼちゃを使った生地はさっくさく。今回は焼き芋ジャムと柿ペーストのハーフ&ハーフ。学祭ではレーヌ・クロードのタルトも出すという。

 アラクネートさんがいたなら景色染めしてほしい絵面です!

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