133.異世界旅行2-7 思い出に、『また明日』を 56
「ごめんごめん。許すから。ほんとは全然気にしてないからほんとごめん! (ソフィア)」
「せめてワープの魔法を使って移動したいなら何かしらお礼とかなんかちょうだい! あれ、めちゃくちゃ魔力消費するんだからね! (ルクスアキナ)」
「それは分かってるから、いっつもスイーツ買ってきてるでしょ。毎回スイーツ買ってあげるから! (ソフィア)」
「それはそうと、いつも末っ子だからって甘やかしてもらおうとするルクスもルクスじゃね? (フィーア)」
「フィーア、貴女、蒸し返さないで! (ソフィア)」
「やーん! グリムとフィーアが私をいじめるよ~っ! (ルクスアキナ)」
「やれやれ。ルクスだって甘えたい時もあるもんな。そういう時はいつだってあたしのところに来ておくれ。おっぱい――――――いっぱい甘やかしてあげるから (暁)」
「うわぁ~ん! 暁ちゃん大好きっ! (ルクスアキナ)」
暁さん、今なんかものすごい言い間違いをしませんでした?
ルクスアキナさんのほうはなんかわかんないけど解決したっぽい。
グリムさんのほうはどうだろう。こっちはペーシェたちが全力でよいしょする。
「まぁまぁ、グリムさん、姉妹なんですから仲良くしましょうよ (ペーシェ)」
「すみません。こう言っては申し訳ないのですが、ペーシェさんにそれを言われても説得力がありません (グリム)」
「たしかにおっしゃる通り。言い換えます。姉妹だからって仲良くしなくていいと思います (ペーシェ)」
「「「ちょっとペーシェ何言ってんのッ!? (レーレィ/サンジェルマン/ローザ)」」」
「ペーシェさん、よくぞ言ってくれました! (グリム)」
「グリムちょっとおかしな方向に話しが向いてるよ!? (レーレィ)」
「みなさーん! ハーブティーと紅茶ができましたよー♪ あとからメルティさんがスイーツを運んでくださるので、飲み物を選んで待っていてください。ところで今はなんのお話しをされてるんですか? (すみれ)」
「今はちょうどフェアリーたちと一緒にアロマボトルの香り当てゲームをしてるんです。フェアリーたちが香木のある土地を見つけたということで、いつかみんなで行ってみたいっていう話しをしていたんです♪ (グリム)」
「はぁッ!? グリムあんたさっきまでの話しはッ!? (ルクスアキナ)」
「ん? なにか話してましたっけ? そんなことよりスイーツです。早くシフォンケーキを食べましょう♪ (グリム)」
「グリムさん……そういうあっけらかんとしたところも好きです (ペーシェ)」
「ペーシェ……。ドン引きだわ (ローザ)」
グリムさんはスイーツを前にして全てを忘却の彼方へ放り投げた!
納得のいかないルクスアキナさんはストレスを和らげるために暁さんを思いっきり抱きしめる。抱きしめられた暁さんは幸せそうな笑顔で恍惚の表情を浮かべた。




