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第67話 隣国との戦争も中盤に差し掛かりました(4)
「アームストロング砲発射!」
「大砲発射ー!」
「迫撃砲、撃てぇ~!」
彼女たちはAIでもちゃんと自分の班の砲撃手たちへと個性豊かに下知をだせば。
《ドーン!》
《ドーン!》
《ドーン!》
アームストロング砲の砲口から轟音と共に弾が飛んでいくから、陣を形成している冥の盾隊は、あっと言う間に刹那……。
「きゃ~!」
「いや~、ん」
「ばか~!」
と、次から次へと破壊されてバラバラ……。ノイズのように消えていくから。
俺は勝利者の商品として、十字架に束縛されたじょうたいだが、それでもマジですげぇ~! と本物の戦を目の当たりにして興奮をすれば。




