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第60話 隣国との戦争が始まりました(2)
「煩い! この隣国の王がぁっ! 黙っていろ! 後で足腰立たなくなるぐらい生気を吸い尽くしてミイラ男にしえやるから楽しみにしておけ! あっ、ははははははははは」
参の隣国の冥の大将軍アルトミラAは敵国の大将軍らしい汚いテンプレ台詞を俺に告げ、嘲笑いをしてきた。
「──このビッチ女が! 何をふざけたことを言っている! 我が国参の皇帝陛下藤原聖斗殿の《《あれ》》は、《《何》》は、我が国の宝であり、参国のAI兵士たちのエネルギーの源……。自分の国の皇帝陛下の体力の限界も弁えず、鬼畜のように精気を吸い上げ、ミイラと化し無き者にした。ビッチ! セフレ! サセコ集団の冥の国の亡者共には消して渡さん! みなのもかかれ! かかれ! 敵の前衛を打ち砕け~!」と。
我が参国の大将軍であらせられるダイアロンQ閣下は、木馬ちゃん騎乗し、師の旗印の下──愛刀軒轅剣を天空へと掲げつつ、我が国のAI埴輪仕様のアマゾネス兵士ちゃんたちを鼓舞しつつ士気を高めながら……。




