51/85
第50話 流石戦妃型ロボットだ!(3)
まあ、それでもさ、俺の妃さま二人は『いや~、ん』、『ばか~!』、『そこはだめよ~!』と魅惑的に甘えていたが。
今の音速のオ○パイミサイルで韓黄を一瞬で仕留めたのは正直二人も驚愕し、動きが止まるが。
俺の口から勝利の雄叫び──!
合体ロボットのヒーローさまらしい大袈裟な言葉……。
「やったぁああああああああああああっ! 俺たちの勝利だぁああああああああああああっ! 韓黄を倒したぞー!」の。
俺が聞き腕を天空へと力強く上げて──勝利のポーズを入れたことで楼蘭妃と麗蘭妃の二人も我に返り。
「やった!」
「やった!」
「やりました~!」
「やりましたよ~!」
「陛下~!」
「あなたさま~!」
二人は俺に前後から抱きついて「チュチュ」とオデコ、目、頬、唇、耳、首、背中、胸……。
その後は未成年者にはよくないのでetc……。
まあ、俺の身体中にキスとキスマークつけるぐらい、二人も韓黄への勝利に対して歓喜! 歓声! 黄色い声を上げるけれど。
ダイアロンQは至って冷静……。
「……旦那さま、悪者宰相韓黄に天誅……。介錯を……」と。




