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第18話 王国の宝(6)
「……だ、誰が糞婆ですか~、麗蘭~! 陳は陛下よりも若く、年齢の方もまだ人の年齢ならば20代半ばなの女盛りの年頃なのですよ~! いい加減にしなさい、麗蘭~!」と。
楼蘭妃は俺が『えっ!』と驚嘆するようなことを麗蘭妃に告げ!
「わりゃ~!」、「糞が~!」と言いながら。
二人はお互いが髪の引っ張り合い、取っ組み合い、お互いの顔を爪で引っかいたりしながら喧嘩……。
そう俺が後ろをチラチラ見ては楼蘭妃……。貴女は麗蘭妃を何歳で産んだのですか……。
お父ちゃん少し悲しいと思うことを荒々しく告げると言っても、俺自身も楼蘭妃が未亡人だと知った上で種付けしたから致し方がないと諦めて……。
『そろそろ二人共喧嘩を辞めて、お互いが協力し合ってあの怪物……。ボスもンスターを倒そうと言うか? 倒せる策を練ろうよ、ここは異世界……。幽子……電子の世界なのだから……』と。
俺が呆れた顔と声音で二人のことを諫め、告げようとすれば。