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第2話 プロローグは悪夢(2)

 しかし俺の耳へは若い女性の親子の嘆きや嘆願する声だけが聞こえてくるわけではなく。俺が瞼を閉じると何故か、時代錯誤な背景……。


 そう俺が以前観たことがある中華や香港の古代を、王朝をモチーフにした映画(シネマ)……。


 秦の始皇帝が大中華を統一した時代やその後の項羽と劉邦の天下をかけた竜虎の争い……。


 そして漢と呼ばれた時代から三國志時代……。晋の時代へと移り変わる頃の後宮ドレスを身に纏う、麗しい女性の親子が何故か、真っ黒い姿の人に、若い母親の方から華奢首を力強く握り締められ──悲痛な表情で声を漏らす姿が俺の脳内へと動画サイトでも観るかのような感じで見えるから。


 俺は超中華美人の女優さんのように麗しい若い母親をいつも見る度に『うわぁっ! 可哀想だな!』と思い。


 あの真っ黒い人物……。


 まあ、悪霊、キョンシーと言った類の者だと思われるが。奴は何故いつもあんな酷いことを麗しい母親へとするのだろうか? 本当に可哀想だな! と俺は同情して。彼女や妻がいない俺ならば、あの麗しいひとへとあんな酷い仕打ちはしないのにと。


 俺はいつも悔しそうに思うためか?

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