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第13話 王国の宝（１）
「うが、ああああああああああああっ!」、
「がぁ、ああああああああああああっ！」
「何だぁ、これはぁあああっ！？」
そう俺は、皆既日食のように、急に暗くなった漆黒色の闇の中……。
ある者──！ それも大変巨大化した奴を見て腰が抜けるほど驚愕してしまう。
まあ、俺が驚愕して大きな声をだすぐらいだから、家の嫁二人の方は大変なもんでね。
俺の後ろでさ、巨大化して本物の魔物……。《《ボスモンスター》》と呼ばれる者へと進化した韓黄を見てさ。
「ぎゃぁ、ああああああああああああっ！
「きゃぁあああああああああああああっ！」
「あわ、わわわ」
「いや～、ん、ばか～」
「OH～！ NO～！」
「怖いですわ～」
「腰が抜けた……」
「そうですか？」
「うん」
「それは大変ですね、お母さま……」
