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第11話 俺は立つ!(3)

 う~ん、さて、俺は二人を庇いながら漆黒の男……。暗黒神の韓黄を倒し、タイマンで勝利をすることは可能だろうか? と。


 俺が余所見をしてつまらぬこと……。まあ、タイマンの最中に上の空……。余所見をしながら他のことを考えるから。


 《ドーン!》


 俺は韓黄の繰り出した握り拳を顔に食らい。


「あがッ!」と変な声を漏らしてしまうから。


 俺は次に韓黄がワン、ツー! と繰り出した握り拳を腹部に受け──!


「ああ……。うぅ……。いっ……」と。


 俺は悲痛な声を漏らしながら膝をつく失態を犯してしまうから。


「あなたさま……」

「聖斗さま……」


 俺から距離をとり、離れながら、女二人を賭けたタイマン勝負を観戦していた二人……。


 楼蘭妃と麗蘭妃の二人が、自分の麗しい顔を蒼白させながら俺の許へと駆け寄ってきた。


 だから韓黄は「シュ、ハァ」、「シュ、シュ」と変な声を出しつつ、膝をつく俺に寄り添い、心配をした顔をしている嫁二人へと真っ黒い影……。物体。実物が無いように見える手を伸ばし、麗蘭の小さな頭へと手を伸ばそうと試みるから。


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