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蹂躙

総pv 500ありがとうございます!

ブックマークも、6人の方にしてもらってとてもやる気につながります!

夏休みに入ったので、早めに投稿です!

「ダンジョンから帰ってきて、気持ちよく寝てたのに。邪魔するなんて!」


 私は、眠たい身体を走らせながらギルドに向かっていた。そして、ギルドに着くと。


「今回は、こんなに朝早くに集まってくれたことに感謝する。そして、後、1時間もすればこの街に約10万の魔物の軍勢が迫って来る。そこで、お前達には、そいつらを殲滅してもらいたい。ここで、戦うのも、逃げ出すのも自由だ。だが、みんなが好きなこの街を守ってもらいたい!だから、頼む。この街を救ってくれ!」


 クルーズさんが、冒険者に向かって頭を下げながら熱弁をしていた。


「当たり前だろ! 俺もこの街が好きだからな、俺は戦うぞ!」

「あー! 俺も戦うぞ」


 そして、みんな口々に参戦する意を唱えていた。


「そうか、みんなありがとう! では、今から西門へ向かう! みんな、生きてこの街を守るぞ!」

「「「「「おーーーーーー!」」」」」


 そして、西門に着き、私は門の上から魔物の軍勢を眺めていた。


「あれが、私の眠りを妨げてくれた魔物か」


 私の眠りを妨げた魔物は、万死に値する!

 そこで、一旦門の内側に降りた。すると。


「おいおい、なんでこんなところに迷子の子供が居るんだよ? お子様は、家に帰っておねんねでもしてな」


 カレンの身長は、143cmで、子供に見られてもしょうがないが、今のカレンは機嫌が悪いので、殺気が抑えられなかった。


「五月蝿いです。ちょっと下がっててください」


 その言葉を聞いた、絡んできた冒険者は顔を青くして、腰を抜かして立てなくなっていた。そこに救世主が現れた。


「おい! この大変な時に喧嘩なんてするな!」


 やって来たのはもちろんギルマスのクルーズさんだ。


「なぁ、カレンよ。何で怒ったか知らないが、その鬱憤(うっぷん)を魔物に向けてくれると、ありがたいな」

「わかりましたよ。そこの人、命拾いしましたね。クルーズさんにお礼、言っといてくださいね」


 ちょっとした騒動があったが、後10分で、魔物が街に着く距離まで迫って来ていた。


「冒険者の諸君! この街を必ず守り抜くぞ! 生きて、生きて帰って来るぞ!」

「「「「「おーーーーー!!!」」」」」


 そして、始まった、冒険者VS魔物の軍勢。


 最初は、冒険者のやる気があり、士気も高かったが、戦いが始まり約2時間、魔物の数が目で見て全然減る気配がない。そのせいで、冒険者にも疲労が出てきた。


「ちくしょう! なんで、こんなに多いいんだよ! 普通はこんなんじゃないだろう!」


 その通り、これは何かがおかしい。カレン以外の全ての冒険者が思っていた。普通は、10万の軍勢だとしても、こんだけの時間倒してきたのにまるで減る気配がないのだ。逆に増えていると思うようなものだった。


「あのー、クルーズさん」

「どうしたんだ、こんな時に」

「実は、奥の方に魔物がどんどん出て来る何かがあるんですよ」

「っ!? それは本当か!? もし、それを無効化できたら」

「カレンよ、それを無効化しに行けるか?」

「もちろんですよ! じゃ、行ってきます」


 まるで、街に買い物でも行くような、そんな雰囲気を出しながら魔物の軍勢に立ち向かって行った。


「まずは、こいつらをどうにかしないとな」


☆☆☆


 そこで、俺はあり得ないものを見ていた。140cmぐらいの女の子が魔物を次々と倒して行くのだ。口に笑みを浮かべながら、魔法で吹き飛ばしたり、潰したりしながら。時には、剣とは違うもので、切り刻んだり。その姿は、まるで、修羅だった。だが、この女の子のおかげで助かったのは言うまでもない、お礼を言おうと口を開けようとしたが、力が入らず喋れない。そして、その子は、どんどんと魔物の中心に向かって、走って行った。


☆☆☆


「ここが、あの場所だよな」


 そこには、転移の魔法陣が地面に描かれていた。ここから魔物が出てきていたんだろうな。


「ほう、ここまで来れる奴が居るとはな」

「誰!」


 後ろを振り向きそこにいたのは、フード付きのコートを目元までかぶった人間だった。


「こんなところで何やってるの?」

「見てわかるだろう、あの街を潰すためにここで魔物を生み出しているのだよ」


 わかっていたけど、こいつが犯人か。


「だったらここで投降してくれないかな?」

「何を言っているのだ? 投降? ふざけないでくれるかな? ここは、君の死地だよ。だから、死ね」


 そう言って、普通の人間ではあり得ない量の魔力を使い、氷魔法を放ってきた。それを、私は片手を前に出し全て握りつぶした。


「本気ですか?」


 その言葉を聞き、相手は驚愕を隠せないようだった。


「そんな、あの方から(・・・・・)貰った力を使ったんだぞ、なぜ!? お前は……何者だ?」

「そんなの敵に教えるわけないでしょ? だから、バイバイ」


 そう言って、私は、奴の身体の中の血を沸騰させて爆発させて倒した。


「さて、この魔法陣どうしようかな?」


 そこで、新しい魔法を作った。


(イメージして、この魔法を打ち消す魔法を)


「『デリート』」


 そうして、軽快にガラスが割れるような音と同時にその魔法陣は消えた。

 そこからは、冒険者のみんなも魔物が減ってきたのが分かり、士気が戻ってきた。


「後少しだ! 頑張るぞ!」


 だが、そこに冒険者の活躍の機会を与えられることはなかった。


「待って、あれって」


 誰かが、そう呟いた。

 カレンが前から戻って来たのだ。魔物を倒しながら。

 そして、カレンが戻って来た時にはそこには、魔物の死体が、転がっていた。


「いやー、いいものを手に入れたよ」


 カレンが独り言を言っていると、


「おい、カレンよ何をしてくれた!」

「え? 何って魔物を倒しただけだけど」

「お前は、こいつらの活躍の場を奪いおって!」


 その時カレンは思った。

(あの魔法陣、私が壊さなかったら、今もこの場は戦場だったのに。理不尽だ)


「そんなことを知りませんよ。弱いのが悪いんじゃ無いですか?」

「いや、まぁ、そうなんだ......」

「それじゃ、奥であったことを伝えるので、ギルドに行きましょうか」


 そして、全てをありのまま伝えた。


「そんなことが、さっきの発言、申し訳なかった。お前が一人でなんでもしちまうから嫉妬したのかもしれない」

「ま、わかればいいんですよ。それじゃ、今回倒した魔物の死体、あなたに預けるので、好きなように使ってください。これ以上魔物の死体は知らないので」


 その後、ギルドでは宴会が開かれたが、この街を救った英雄がいないことで、本当の意味であまり、盛り上がらなかった。盛り上がらない原因をつくったギルマスは、相当罵倒された。

 そんなことが起きてるとは知らないカレンは悩んでいた。家を買うか買わないか。

カレンにスローライフをしてもらいたい。


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