第8話ーー討伐完了
薄暗い中をアサルトライフルを持ち、敵感知を働かせながら歩いていく。
ここが最後の部屋か。
鉄のような材質でできた大きな扉がある。
俺はそこを躊躇なく開けた。
そのには両手が縛られて不自由な身の人間がいる。
「助けてください、助けてください、」
大勢の人間に泣きながら助けを求められた。
だが目の前にいるのは普通のゴブリンの三倍くらい大きなホブゴブリンだ。
「他のゴブリンたちはどうした、、」
低い声で俺に聞いて来た。
あんな奴ら殺してやったよ、あとはお前だけだ。
ホブゴブリンの顔がすごく怒りをおびている。
ハッこれはやべえなすぐに終わらしてやる。
と言って俺はアサルトライフルを構え、ホブゴブリンの頭に撃った。
これで終わったか?と考えていると煙中から何もなかったように出てくる。
あれを避けたのか?
俺はアサルトライフルをもう一発撃った。
ホブゴブリンはそれを避けながら俺の懐に入ってくる。
とっさの判断で俺はアサルトライフルを投げ捨て、日本刀に持ち替えた。
その瞬間ホブゴブリンのパンチが俺の腹にはいった。
グハッッ
今までにない痛みが腹に襲ってくる。
「ゴブリンたちの恨みは俺が晴らしてやる、」と言って俺の目の前に立った。
殺される、このままなら殺される。
と思い生まれたての子鹿のようにヨボヨボと立った。
その時、周りの人々が「頑張れ、助けてくれ、」
と叫んで来た。
俺はやるしかない、そう言い日本刀を手に取った。
ハァァァァッ
自分から日本刀をホブゴブリンに向けて戦いに行った。
ここで負けたら他の人も死ぬ、それだけはダメだ。
このような状況が俺の思考の回転を早くした。
俺の戦闘能力ではあいつには勝てない、なら近づいてアサルトライフルをぶっ放すしかない。と言ってホブゴブリンから離れた。
「生産」
アサルトライフル(弾も)
右手にはアサルトライフルがある。
俺はそれを無限収納の中にしまって。日本刀で戦いに行った。
バシッバシッとホブゴブリンが持つ金棒と日本刀が火花を散らす。
だが金棒よりは日本刀の方が回転は早い。
俺は二撃目を脚に入れた。
ホブゴブリンは獣のような鳴き声を発している。
ここだ!
ここで俺は無限収納の中からアサルトライフルを出し、銃口を頭にあてた。
これで終わりだ。
ホブゴブリンは何も言わない。
そして俺は引き金を引いた。
バンッッ
ホブゴブリンが倒れた。
その瞬間、周りからの大きな声が聞こえた。
「ありがとうございます、助けてくれてありがとうございます」
俺はその声を聞いて一人の縄を解いた瞬間
その場に倒れた。
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