第3話ーースキルの謎
だがなぁ、まずは敵の察知などができなくちゃならないな。そうじゃなくちゃ俺は魔物に殺されて死ぬ!!
なぜなら俺はMPとスキル以外普通だからだ。
どうすれば敵感知できるのかな?と考えていると有能なスキルを思い出した。
「全知全脳っ」
敵感知のやり方を教えてくれ!
「はい、敵感知は自分のMPを薄く広く放出する感じです。これが広ければ広いほど感知できる範囲が広くなります。また、上手くなればその地の風土なども感知できるようになります。」
ふーん、MPを放出するか、こんな感じか?
俺は目をつぶって集中してMPを放出し始めた。
葵の思考では夜空にある星のように動物や虫の居場所が探知できた。
お!!これなら動物や虫の居場所がわかるぞ、もっと薄く広くやって見るか!
俺はもう一度目をつぶって集中し始めた。
これは川か? うん、これは川の流れだ!
夜空の星の中にゆらゆらと流れる場所があった、そこが川だ。
よしこれなら敵感知はバッチリだな!、次は周辺の探索だな!
敵感知は動物や虫、流れる川などは探知できるが止まっている石や木、鉱石は探知できない。だから周りの探索は自分でしなくてはならない。
よし!川で水汲みに行きながら周りの探索でもするかな!!と言って生産を開始した!
「生産っ」
俺は右手の掌を出し頭の中で考えた。
「材質は鉄、形はナイフ、持ち手はプラスチック、プラスチック、材質は合成樹脂を使用」、、、
「ハァァァァ」、俺は掌にMPを集中させて集めた。
よし!
掌にはナイフがある。
今回の「生産」で気づいたことがある。
一度作った物質なら頭で細かいものを考えなくても良いようだ。
鉄を作ろうとした時に前の時は全然出てこなかったが、今回は考えなくても出てきた。
これなら余裕でこのスキルも使いこなすことはできるな!
よしいいこともわかったことだし!
食料でも狩ってきて住処でも作るか!と言ってナイフを無限収納の中にしまった。
今日は二話投稿!!
書いてて楽しかったーー
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