旅立ち
「アリアドネ王女様、ご来客でございます。」
「来客?」
「はい。謁見の間までお越しください」
「わかりました」
私服のドレスを翻して謁見の間に行く
「エラ様、グレータ様?」
学園で仲良くしていたアンテス侯爵家のエラ・アンテス、バーデ子爵家のグレータ・バーデが待っていた
「リア様、御機嫌よう。本日は国王陛下とアリアドネ王女様に用事がありお伺い致しました。」
「国王陛下、王妃殿下のおなりでございます」
「面をあげよ。
して、用というのは?」
「はい。アリアドネ王女様の侍女を募集していると伺いました。私達、アリアドネ様の侍女になりとうございます。」
「ほう…リアと共に鄧へ行ってくれるのか」
「ぜひ、私達をリア様の侍女にしてくださいませ」
「分かった。そなた達2人にリアの侍女を命ずる」
「ありがとうございます!」
「詳しいことはリアとクリスティーナに聞いてくれ」
立ち上がるアロイス
「そなたらの申し出、嬉しく思う」
「エラ様、グレータ様、ありがとうございます」
「いえ、リア様と一緒に鄧に行けるなんて幸せです」
「これからもよろしくお願いしますね」
「かしこまりましてございます」
1ヶ月はあっという間に過ぎて行った
「リアちゃん…鄧に行っても貴女は私の娘ですよ」
「お母様、お父様、ありがとうございました。私は幸せ者です」
行ってまいります、とにこやかに馬車に乗り込んだ
やっと次から鄧編始まります(`・ω・´)