第7話
「おはようございます。只今朝8時です。昨日夜中3時まで働いたのでこれぐらいの寝坊はいいよね。この世界も1日24時間サイクルで1年365日サイクルだと教えてもらった。あっちの世界ではクリスマスとかに正月とかのイベントとか有るけどこっちの世界はないらしい。僕の時計は右上のマップの下に表示されているから時刻が分かる。けして腹時計じゃないよ。何て言うか変なところで異世界を感じるよ。助かるけど、ここは魔法も使えるからそう思うしかないし受け入れるしかないね。」
今日は何をしますか?
「うん。そうだね。まず昨日の果物の種類と数の確認。ああ。サトウキビもね。それが終わったらここら辺探索しよう。せっかくここまで来たんだし、あとマンモスの近くいこう土もらえたら良いけど。それがすんだら草食エリア行って昆虫エリア行って目的の残りの材料を取って拠点に帰って作業かな。何も事件が起きなかったらだけどね。この予定でおねがいします。」
分かりました。私は魔物の警戒しておきます。
それでは、私は探索の時に取り忘れがないよう気をつけておきましょう。
また貴方はそんなフラグ建てちゃって、回収しないといけなくなるでしょうね。
「フラグ建ててないから!そんなこと言わんといて!また面倒なのに巻き込まれたくないから!もういやだから。まあいいや。それにしても今日はよく寝たな~。僕寝ても3時間ぐらいで目が覚めるのに5時間ぐらい寝ちゃったな。あと、今ログハウスの中で寝ているけど初めてゆっくりできたな~。この家の問題は窓がないことと明りが無い問題があったんだよね。明りの問題はライトの魔法で解決したんだよね。この天使の輪っかでね。普通の人は火魔法の発火とローソクで明りを取っていて、発火は大体6時間ぐらいもって照度は豆球程度の明るさだって言ってたな。僕のは蛍光灯の位の明りで約12時間持つから時間差で作れば24時間照らせる。一つだけだけど問題解決。あと窓の問題が残っているね。今は壁に穴を開けて板を前後にスライドさせて外の空気を取っているんだよね。早くガラス作りたいね。」
部屋の中で服を着替えながらブツブツ説明口調でいいました。ちなみに服はパジャマを着ているのだ。つなぎタイプを作ったんだ。作ったのはいいんだけど、知恵蔵先生が寝るときだけだから誰も見ないでしょ。って説得するから耳と尻尾がついてます。その姿はご想像にお任せします。作業服にはついてないよ。それは絶対拒否した。その作業服に着替えヘルメットをかぶり準備完了。ガラスも欲しいけど鏡も欲しいな。ガラス系は石からできる鏡もそうだったっけ?一番簡単なのはステンレスを磨いたのか。あれなら割れないからいいよね。それなら鉱石系がいるね~ここら辺では取れないらしい。それはそれ、今日の仕事頑張ろう!
「さて、じゃ!出発!いってきます。」
家を出てすぐ目の前には昨日?今朝?刈り取ったサトウキビ畑だった場所と果物畑がある。果物畑の方は全部取ったはずだったがちらほら取り残しがあった。それらを見ながらアイテムボックスの中身を確認した。リンゴが950キロ、オレンジが800キロ・レモンが700キロ・葡萄が1200キロ・イチゴ300キロか。ここに出してみようかと思ったけどそれはやめた。せっかく瞬間保存して鮮度はバッチリなのだからわざわざ腐らする様なことしないほうがいいよね。だから出すのをやめた。ちなみにサトウキビは約2トンあった。でも2トンあったとしてもどれだけ取れるか未知だからね。いっぱいほしいな~。
「昨日は分からなかったけど、梅とサクランボと杏と桃があるね。あったんだよね。これも収穫しとこう。他の果物もサトウキビ畑の方も花が咲いているね。本当に2~3日で元に戻りそうだ。それならガンガン行こう。サトウキビ畑の近くに竹藪があるね。タケノコ取れるかもしれないけどこの時間だとアウトだろうな。タケノコは無理かもしれないけど竹はいろいろ使えるから何本か取っていこう。そういや~昨日の魚もどれぐらいあるかな。おっ結構あるね~鮭っぽいのが600キロ、出汁が取れるのが500キロ、ウナギが100キロ、海老かカニかよくわからんのが400キロ、牡蠣が200キロ、海藻みたいのが80キロね。うんうん。まあまあだね。じゃ、残りの果物採取して竹いこう。」
果物の方は昨日と一緒の方法でどんどん取っていって視界からマップ上から全てなくなった。それでやめ、次は竹をとりあえず10本ほど集めアイテムボックスの中に放り投げタケノコを探した。タケノコの見つけ方は土が微妙に盛り上がっている所を探せとされている。だから素人で見つけるのは至難の業だ。でも、僕には索敵先生がおらっしゃるわけで楽にできそうだ。
「索敵先生、タケノコの生えている場所わかりますか?」
はい、少々お待ちください。結果を表示します。これでいいですか?
「ありがとう。なるほど、思った以上あるね。鑑定先生どうですか?食べれそうですか?」
大丈夫ですが、今旬ではないのでそこまでおいしくはないでしょう。
「うん、それは仕方がないよ。タケノコ美味しいね。混ぜ込みご飯に肉まんにシュウマイにどんどん食べれるものが増えていきそう。白米はないけどいつかほしいね~。さて、ここでの仕事は終わりでいいかな?忘れ物はないね。仕事はちょっとしたことでも抜けがないようにしないといけないよ。では、次いこうかな。」
索敵結果、ちょっと行ったところに椎茸とえのきとマイタケときくらげがありますよ。どうしますか?
「うん。欲しいです。場所表示お願いします。・・・・・・オッケーすぐ行こう。椎茸かこれはかなりうれしいな。えのきは鍋とか味噌汁とかにいいし、マイタケは炒めても揚げても混ぜてもいいし、きくらげは肉まんとか餃子とかシュウマイの具にいいし、うれしいな~ちなみにこれ食べる魔物っているの?」
椎茸はマンモスが食べに来ます。あとはないですよ。
「それなら、残しておいたほうが良い?」
いいでしょう。食べに来た時になかってもまた来るでしょうし、椎茸などのキノコは1日あれば元に戻ってます。
「へ~それはいいな。じゃ遠慮はしない。では、いただきます!」
そんな訳で、椎茸・えのき・マイタケ・きくらげをごっそり取った。取りつくした。僕はホクホク顔で次の場所に向かった。
「マンモス達のテリトリーに入りマンモスが餌にしてる土の場所の近くまで来ました。ここは、果物畑とサトウキビ畑があった所から湖をはさんで丁度反対側にありました。結構かかりました。で今・・・・・。てへっ。」
マンモスさんが目の前にいます。大きいですね。大きさは動物園でいる象よりふたまわり位でかいでしょう。怒ってますね。それはもう目が血走ってます。大人数?大象頭?視覚にはいるだけども20頭はいるかな。囲まれています。どうしましょうか?
もちろん、索敵先生がここまで来るまでにマンモスさんたちがこっちに向かって来ていることを教えてくれていたのでわかっていたんだけどね。余り喧嘩する気がないからな~。あはは、どうしよう?
「パオー!ブルブルブッシュ!」
以下同文。だってさ~「パオー!ブルブルブッシュ!」ってさ。もうさ~めんどくさいしうるさいんだもん。以下同文でいいよ。なんだろうね。僕も気が長いほうだけど、これだけ血走っていたら話し合いもできないし逃げることもできないしどうしようかな?
「えっと、マンモスさん達!僕は喧嘩しに来たわけじゃないんだ。出来れば、穏便に済ませてほしいのだけど。話が分かる人?マンモスさん?連れてきてくれたらうれしいな!」
最初威嚇だけしてたんだけど痺れを切らした若そうなマンモスが突撃してきた。そのマンモスの攻撃をかわしながらそう言ってみた。
「えっと、ダメかな~。ダメなの~。ダメだろ~。絶対活用になってないか。だよね~。」
もっと勉強しましょう。
次があります。
そうですね。あれは夏でしたっけ?美人で独身の国語の先生に
「わああああああああああああああああああああ!僕は何も聞こえない。僕は何も聞こえないぞ~~~~!」
本当にまた僕の黒歴史を暴露しようとして全くもう!ああもう!めんどくさい!全部ぶっ殺す!八つ当たりだけどやってやんぞ。僕はマンモスたちの攻撃をひらりひらりかわしながらそう決意した。
「最後の警告としていうよ。次攻撃してきたものからやっちゃうよ。僕は、喧嘩する気がないからね。言ったよ!言ったからね。どうする?」
人間の言葉など分らんとばかり、最初に突っ込んできた若そうなマンモスが突っ込んできた。
「仕方がないね。スクエアースペース!続いてライトニングエクスプローション!」
突っ込んできたマンモスを四角形の空間に入れその中に電撃と爆炎を混ぜたものをぶち込んだ。仲間の目の前で焼き尽くされ跡形もなくなった。その惨劇をみて、さすがにマンモス達も攻撃するのをためらい始めたのを感じた。まあそうだろうね。目の前で仲間を一瞬でけされて、しかも自分たちより小さなもの者の手によってだから。
「お次は誰?僕は誰でもいいよ。何だったら全頭でかかってきてもいいよ?どうする?その場合全頭潰す。勿論お前たちの巣にいる女子供老人全て全滅させる。猿どもをそうやって全滅させたようにな!さあ!選択の時間だ!」
思いっきり悪役ですね。
しかも八つ当たりして、悪党ですね。
そうですよ。似合いませんよ。おかーさんは泣いてるぞ。カツ丼あるぞ。大人しく自首しなさい。
「なんか凄い言われようだね。まったく。オホン。えっと。さあ!どうする?」
スルーしました。
スルーしましたね。
スルーしましたよ。
「・・・・・・・・・・・。マンモス達よ!早く選択をしなさい。・・・・・・・・なんか知らないけど僕の方が追い込まれちゃってるよ~。シクシク。」
マンモス達はパオー、パオー言ってこっちの様子を伺っているのかな。そのうち少し大きめのマンモスが出てきた。
「パオー!ブヒー!」
一言気合いを入れた鳴き声を発生しやっぱり突撃してきた。
「ふ~ん。まあいいや。スクエアースペース!今度は、コンプレッサーバキューム!」
今回も空間に閉じ込めるのはいっしょだけど違うのは空気を急激に圧縮して真空状態になる魔法をつかった。空間に閉じ込めるのは、空間の檻で空気を圧縮するのは風魔法でやる。これに名を付けるのなら”空間圧縮”ひねりないね~。前使ったのは”空間電撃爆炎”こっちも名前思いつかない。名前付けるのって難しい。
おお、そうだった。マンモスは空間檻の中で肉の塊になっていた。その状態を鑑定したら死亡を確認した。真空と圧縮によって2階建ての家ぐらいあった体の大きさが半分の大きさになっていた。全身の骨と内臓が粉々につぶれたためだろう。これも人に使ったらダメだね~封印しとこ。
「そっちの答えがこれね。いいよ。今度はこっちから行くよ!」
つぶれたマンモスアイテムボックスの中に収納しマンモス達の方へ足を一歩踏み出した。
「ニンゲンヨ。チョット、マッテクレ。イマ、セカイジュサマカラ、レンラクガアッテ、イソギキタ。」
マンモス達の後ろの方にひときわ大きい白いマンモスがいた。他のマンモス達が両側に散り僕までの道ができその真ん中を白いマンモスが僕の方へゆっくり地響きを立てながら歩いてきた。
「オットコヌシ?」
素直にそう思った。
あんまり思ったことをそのまま口に出すのはやめたほうがいいですよ。白いゾウさん困ってますよ。
「知恵蔵先生も何気に酷いことを・・・・。コホン。すみません。何でもありません。ええと、どの様にお呼びすればいいですか?ああそうだ。僕の名はアスカです。でも人間でもいいですよ。」
「ワレワレニ、コユウノ、ナナゾナイ。アスカガ、イッテイル、マンモスデ、イイ。」
「そうですか。なら、こっちで名前を付けていいですか?」
「カマワナイ。」
「なら、えっとエレファント殿でいいですか?」
「エレファントドノカ。カマワナイ。」
「いやいや、殿っていうのは相手を尊敬している名称ですので名前はエレファントです。」
「ナルホド。ソンケイ、シテクレテ、イル、ノカ。ヨイ、ソウ、ヨンデ、クレ。ブハハハハハハハハハ。」
「では、改めて。エレファント殿。僕はここには喧嘩をする気で来たわけではありません。少し土を分けて欲しくてきたのです。その土を使って僕は物を洗ったりするものを作ります。その土だけではできませんが材料の一つとして分けてほしいのです。量は結構たくさんほしいのでそうですね~100キロぐらいほしいです。どうでしょうか?」
「ドコノ、ツチダ?ツチナラ、ソコラニ、イッパイ、アル。ソレデハ、ダメ、ナノカ?」
「ええ。もう少し先にあるエレファント殿達が食べている土です。あの土に含まれている物が欲しいのです。」
「アソコノ、ツチカ、アト、2カショ、アルカラ、ヤッテモ、イイ。ワレワレモ、イツモ、ツチバカリ、タベテイル、ワケデハ、ナイ。ダカラ、イイ。ワレワレ、ツチ、ヤル。アスカ、ナニ、クレル。」
「そうですね~。どうしようかな?僕がもらうものは食べものだから、食べ物つながりで食料を提供します。それでどうですか?」
「ソレハ、ワレワレニ、ショクヲ、テイキョウ、スルノカ?アスカガ、ツクルノカ?」
「そうですよ。それぐらいしか思い浮かばないので申し訳ないですが。それでいいですか?」
「ウム。ショウチシタ。ソレデ、イイ。ハヤク、ツチ、モッテコイ。ソシタラ、ワレワレノ、ス、マデ、ツレテ、イク。」
「では、ちょっと行ってきます。」
「オマエタチ、カイサン。ココハ、ワシガ、アズカル。」
マンモス達は不満はあるだろうが巣に向けて移動を開始した。僕はその後姿を見ながら少し先にある土の場所まで歩いて行った。
「ここか、鑑定先生お願いします。」
鑑定します。そうですね。あまりありませんでしたね。ここで錬金で分けたほうが早いかと判断します。
「うん。ありがと。でなわけで、”錬金”。タル~~!」
やっぱり錬金って言ったらタル~でしょ?こう言ったら成功確率があがるって聞いたからこれからもつかうから。錬金は成功して材料を手にいれた。
「オワッタカ?デハ、ムカウゾ。」
「はい。では、行きましょう!」
マンモス達の巣に向けて歩き始めた。向かう道中何が食べれないかとかどれくらいの数がいるのかなどの質問をしながら献立を考えて行った。
「わたしばかよね~おバカさんよね~後ろ指~後ろ指~指され~ても。アハハ。もう笑うしかないよ。僕の見通しの悪さ加減にね。相手はマンモスだよ!ぞうさんだよ!食べるに決まってるじゃん!人間基準じゃダメに決まってるじゃん!」
確か動物園のエサ代だってよく使う方のベスト5にはいるのではなかったっけ?なめてたよ。エサで食べれないものあるかと聞いたら、エレファントが言うには基本雑食で何でも食べるが肉はあまり食べないとのこと。なら普段何を食べているかと聞いたら、芋とか葉物を中心に食べているとのこと。ジャガイモと人参と玉ねぎとキャベツは結構の量があるからジャガイモを主に使った献立を考えた。肉じゃがだけど肉じゃなく魚にして隠し味に椎茸入れてコロッケには海老かカニかよくわからん物の身を混ぜたものとタケノコを細かくしたのもいれてポテトサラダはジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを炒めたものをベーコンを混ぜたものにしてジャーマンポテトはカレーのスパイスを絡めたものにしてポテトフライは天ぷら粉じゃないけど衣を作ってそれをまとわして揚げるものにしてにキャベツは回鍋肉風にするか最後はリンゴ飴にするか。飴にするには砂糖がいるからサトウキビを錬金で砂糖に変えてのだけど、砂糖と砂糖蜜っていうのも偶然取れた。砂糖蜜は梅酒とかの果物酒を作れるということだ。あとレモンも錬金して酸を取り出してマヨネーズも作ってタルタルソースも作った。牡蠣があるからあれもオイスターソースも作った。これで準備は出来た。
っで。マンモス達は全部合わせて100頭いると1頭100キロ位食べると考えてって作り始めて気が付いた。最低でも10000キロ作んなきゃいけないのではないかと・・・・・・・・・・・。これ僕一人でやるの?
作り始めた僕をエレファントは興味深そうに見ている。今更引けない。こうなったらやってやんぞ!僕だって男だ。ここで頑張らないと男じゃない!ここが僕の戦場だ!
「さあ!最初に肉じゃが上がったよ。どうぞ食べてください。」
「ウム。パオ~~~~~!ウマイゾ!ウマスギ!イツモ、ワレラガ、タベテ、イル、モノガ、ヒトガ、ツクルト、ココマデ、チガウノカ。モットクレ!」
エレファントに最初に食べさせた。まあボスということもあるが、他のマンモス達は遠巻きに見ているからだった。
「オマエ、タチモ、ココニ、キテ、タベロ。」
その一言で他のマンモス達が集まり食べ始めてそして地獄が始まった。
「はい、追加のコロッケ上がったよ!そっちはまだ待って!今度はこっちの肉じゃが行くから!回鍋肉?もう少しだって!ああ!そっちも触らないで!もう少しだから待ってって!」
うまいうまいって食べてくれるのは嬉しいけど食べるスピードがさ早すぎるのだよ。最初は警戒していたマンモス達も一口食べた瞬間から警戒がなくなりそれこそパワフルかつ亜空間になくなるようにすべてがなくなっていった。最初1つの自作のシステムキッチンでやっていたが全く間に合わなくなったから、急遽4つ作り窯も6口タイプにした。つでにフライパンも揚げ物をする鍋も寸胴鍋も2メートル級のを4つ作った。普通の人だと2メートルのフライパンなんか振れないでしょ?でも僕はステータスが高いからできるよ。あと、土魔法で陶器にして5メートルある大皿を30枚ほど作ったよ。だってさ、まさかマンモス達みたいな大型相手に料理するなんて想定外もいいとこだよ。人サイズしか考えてなかったからね~。この間も体は動いているよ。ああ、分身の術で増えるのならあと5人ぐらいほしい。皿に盛って持って行っていたのだけど、途中からフライパン、寸胴鍋をもっていって皿に盛って行く。揚げ物は仕方がないから皿に盛っていくけど、その時空いている皿を回収、また作りながら皿洗っての繰り返しだ。ずいぶんあった材料が残り少なくなってきた。その材料だって10000キロ以上あったのだよ。どんだけ~!
「ミナモ、ソロソロ、ウゴケナク、ナッタ。マンゾク、シタ。」
「終わりっすか。ふう~良かった。お粗末様でした。」
かなり好評だったみたいだ。その中でもコロッケ、肉じゃが、回鍋肉、リンゴ飴の人気は凄かった。最初の3つは特にオスが奪い合い、リンゴ飴はメスと子供の人気が凄かった。やっぱり、甘いものは正義だ!おかげでリンゴはなくなりました。料理時間多分6時間位だとおもう。作り始めたのが昼前だろう今夕方だからそう判断した。僕も途中で味見をしながら食べてたけど食べた気がしない。それぐらいの戦争だった。僕は勝ったんだ!やったんだ!
「では、僕はこれで失礼するよ。ではでは~。」
「ダメ、マダ、ココ、イテ、クレ。ミナ、マダ、タベタイ。」
「そうは言ってもね~材料がもうないので作れません。」
「ザイリョウ?アノ、イモト、アカイノト、シロイタマカ?」
「ええ。そうですよ。」
「ソレナラ、ワレワレノ、エサバデ、タクサン、ミタ。ソレ、ツカッテ、クレ。」
「そうは言っても、僕にだって予定があるから。そっちもやりたいのでここにずっといることはできないです。」
「ソレナラ、モウ、イチニチ、ダケ、モウ、イチニチ、ダケ、タノム。」
ん~ん。どうしようかな。こっちにもうメリットはない。あるのはデメリットだけだよねって思ってどう断ろうか悩みながら周りをみたらマンモス達が前足を曲げまるで土下座している様に見えた。そこまでやられたら人間としては断りにくくなり、更に追い打ちをかけられてしまった。目の前に子象がいるこっちをつぶらな瞳で見ているよ。この子象は僕の事を手伝おうと色々世話をやいてくれる子で、あまりにも可愛いからみんなに内緒でリンゴ飴を多く与えていた子だ。そんな子の瞳には勝てなかった。
「ああ!もう!分かりました!もう!分かりましたから、あと1日だけですよ!いいですね!1日だけですよ!それから、本当に材料が有りません。エサ場まで案内してください。僕が採ったほうがいいので僕を連れてってください。」
「パオ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」
「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」「パオ~~~~~~~~~ン!!!!!!!!!」
ここら辺にマンモス達の勝ちどきの声が響き渡った。
フフフ!やっぱりフラグを建てたから回収しないといけませんでしたね。プププ。
ちくしょう~~~~~~~~~~!!!!!!!!