第3話
「とりあえず、おはようございます!先生方!新しい朝です。今日も天気で晴天です。いいね!洗濯物がよく乾きそうだよ。それにしても、夜にカーニバルになるなんて思わなかったよ。」
僕の視線の先には肉食系の魔物の山ができていた。夜に襲ってきた魔物達だ。襲ってきた魔物だけど熊・虎・狼・猿・蛇だったが、最初のうち数を数えていたが途中からめんどくさくなって数えるのをやめた。それぐらいの数が襲って来たため魔物達の状態はかなり悪いと思う。風魔法で全身を切り刻んでバラバラになっているのが大多数であった。さすがに肉食系ってことだからレベルも高いこともあり首等の急所をあまり狙うことができなかった。ちなみに、全部の魔物に名前があったが数が尋常じゃないから覚えきれなかったから省略して簡単にわかるようにしました。
「今日もいろいろやることがあったのに解体からかな。かなり面倒だな。虎と狼の肉は食べられないけど毛皮と牙と骨は高級品で魔石は普通、熊と蛇は爪と牙と革と毛皮と肉が最高級品で魔石は高級品。猿は魔石だけで普通と、なるほどね。動きが遅い熊と蛇は状態はいいけど虎と狼と猿はダメだな。特に猿はダメだな。集団で攻撃するし道具も使う。頭がいいとしかいいようがない戦いだったよ。ちなみに、猿のレベルが一番高かったな。」
昨日と同じように木上で休んでいたら索敵先生に起こされての戦いだったよ。肉食系の魔物に何か怨みを買うようなことしたっけ?と言っていいほど 無茶苦茶攻撃された。
「虎は虎でまとめた毛革を錬金で一枚にするか。狼も同様に、骨は切り刻んでいるからどうだろう?インゴットになるかな?ならないかな?ならないらしい。なんか僕が考えたら速攻否定されちゃった。じゃあ、骨は鍛治で刃ナイフと色々な包丁にするか。熊・蛇は普通に解体して肉は食べれるように細かくしよう。兎に角猿が面倒だ~数が尋常じゃなかったからね~。たぶん60匹はいるかな?全部切り刻んで焦げちゃったからな~これってバラバラ連続殺人事件猿は見た!ってタイトルができて僕が断崖絶壁で「僕がやりました!」って涙を流しながら自白する?嫌だな~。まあいいや魔石だけだし、魔石が傷ついてなかったらいいのだけどね。2~3個はダメになってるかな?穴ほって捨てる準備からしてから解体か。じゃ~やりますか!あっそうだ!知恵蔵先生!猿の毛皮って集めて錬金かけて一枚にして絨毯にならないかな?」
猿の毛皮は手触りが悪いので絨毯にしても靴で歩かなければなりません。あと見た目も悪いのでいくら洗ってもきれいになりません。
「そっか~本当につかえないな~お猿さんは。攻撃も組織立って石を投げてくる係、接近戦をやる係、ヒットアンドウェイで挑発もかねている係がいて手こずった。でもこっちは知恵があるから攻撃パターンを解析して一つ一つ潰していって最後は一か所においこんで逃がさないように土魔法で周りを囲んで風魔法の中に釘と水魔法で氷を作って入れて火魔法で爆発させて加速させたんだよな~。一種の洗濯機状態?ミキサーかな?このお猿さんたちって一族郎党で来たのかな?そんなの関係ないか~。早くやってご飯も食べたいし靴も作らないといけないし、全部同時作業でやっていくか。」
簡単にウサギ焼くか、塩焼きでいいか。今回は昨日取ってきた野菜があるからそれも焼くか。朝からガッツリだな。焼き焼きやりながら次の工程のことを考えた。穴ほって靴の皮をなめして型を取ってあとはミシンで縫い上げていけばいいか解体はお猿さん、虎・狼、熊・蛇の順でいくか。で鍛治で刃ナイフと釘を作って、ログハウスぽいのを作るかな。でも昨日みたいなことがあると面倒だからどうしようかな?掘りとかの防御施設も考えるかな?焼きあがったし、ご飯ご飯。いただきま~す。もぐもぐおいしいね。せっかくだから小麦も手に入ったしパンも作るか。こうなると米もないか探したいな~あと鹿でベーコンとハムとか作ろう。本当にやること多いな~。食べ終えたし作業開始!
「やっと終わった!解体だけで3時間かかった。虎と狼の毛皮の錬金うまくいった!知恵蔵先生も褒めてくれたしかなりの出来栄えだね。惚れ惚れしちゃうよ。うんうん。僕って天才かな?な~んちゃって。てへ~。あと、この革靴ブーツタイプでかなりかっこいいと思う。つま先に虎の骨を加工したのも付けたことでつま先の安全対策バッチリ!鍛造で出来た刃ナイフは手のひらに入る小さいのでよく暗殺者が投げる形にしたんだ。勿論僕のナイフは毒は塗ってないよ。毒は有るけど使わない。包丁も前作ったのより切れ味いいな~。お猿さんの魔石小間切れになったから使えそうなものがほぼ無かった。ログハウスは、6畳ぐらいの大きさにして中にベッドとテーブルとイスとタンスを設置した。ベッドには鳥の羽を詰めた布団も作ってそれをしいた。あと屋根だけのテントっぽいのを作って風呂を入れたよ。洗い場はスノコを作ったよ。その時気が付いたのだけど石鹸がない。これ問題だ。なんとかせねば。台所は、外で問題なかったからそのまま使おう。それで、合計9時間かかった。朝早くからやって昼の3時ぐらいで終わったよ。さてと~次は~肉をミンチするフードプロセッサーをつくったり塩とかコショウとかをひけるミルも作ったりピザが焼けたり鳥の丸焼きができる窯を作ったりしますか。ピザならチーズがほしいけどさすがにミルクが取れない。」
そう言いながら小物を作っていった。
「あと、何を作ろうかな?お皿もいるか。箸とフォークとナイフとスプーンもちゃんとしたのも作って他の調理器具は作ったから大丈夫かな?ああそうか。今まで石を焼いた上に置いて食べていたから洗い物がなかったけどこれからは出るからシステムキッチンみたいなものがいるな。そうだ。システムキッチンを作るのならお風呂の上にシャワーも作るか。水は僕の魔法を使うから際限なく出るし問題ない。出来たら水洗トイレも欲しいがこれは無理かな~?・・・・・・無理か。期待はしてなかったからいいけど。せめて小屋作るか。こんなものかな?これぐらいなら2時間ぐらいで出来るな。そしたら夕飯作るか。また、夜攻めてくるかもしれないから対策もたてるか。」
それにしても時間がない!いろいろ作って使ったらもっと欲しいものができる。でまた作ってみるのを繰り返す。これって人間だからだよねぇ~。シンクはシステムキッチンっぽいのにするか?だとしたらどこに置こう?ログハウスのなかかな?でもそのように作ってないから入らない。それに、台所は外にしたからやっぱり外かな?外に置いておいたら襲撃されたときにどうしよう?今回たまたまだと思うけど糸車と機織り機には被害がなかったから良かったけど、もし壊していたらここら一帯を火の海にするか、洪水を起こすかわからないぐらいのことするね~。じゃ~作ったらアイテムボックスの中に収納するかログハウスもそのつもりで作ったし~そう考えたらアイテムボックスって便利だね~。まるでドラ〇もんのポケットだな~。もしかしてドラ〇もんってチートのはしりか!なるほど、あの不思議道具だってチートじゃん!何でもできるからな~。
「試しに、ログハウスを入れてみるか。・・・・・うむ。問題ないな~。僕のボックスってどれだけ入るのだろう?とりあえず今作っているもの以外は全部入れとくか。」
糸車と機織り機とミシンと風呂セットなど今作っているもの以外全部入れた。問題なさそうだ。どこまで入るか実験してみたくなった。
答えは無限です。しかし生き物は入りません。
「どうもありがとうございます。無限か・・・・。なら、作れるもの採取できるもの全部入れておこう。僕って何でも捨てることができなくって取って置く癖があるからありがたいな~。みんな捨てればいいじゃんって言うけど何かで使う時があるかもしれないじゃん。捨ててその時必要になった時になかったっていやじゃん。また買ってくればいいってもったいないじゃん。でもね~ゴミは捨てているよ。だから、家も部屋も奇麗だよ。よし、では作業再開!」
窯は上から調理できる火口を4つ作りそれを中央にしてその左横にパン・ピザが焼けるオーブンタイプを1つと鳥の丸焼きができるタイプを1つ作りった。右横に洗い場と材料を加工する作業台を作った。いわゆるシステムキッチンだ。水は上に100リットルぐらい入るタンクを作って貯めてタンクの一部に穴を開けて筒配管を伝って水が出るタイプにした。これは風呂のシャワーも同様の構造だがお湯は出ないので自分でお湯にしないと水しか出ない。まあ、僕の場合25メートルサイズのプールだって10秒もかからず熱湯ができるから問題ないけどね。問題は排水だが僕がいるところは森なので森の中に垂れ流しになっている。これが町中だったら大問題だけど。ついでに、よくキャンプ場にある固定してある4人掛けのテーブルとイスも作った。最初に鎧を溶かすために作った高炉があるのでそれを利用して炭を作った。炭はあれば何かと重宝するからね。
箸とフォークとナイフとスプーンを4組づつ作った。皿は、5人前サイズの大皿を3つ、長丸鉄板皿、丼サイズ、カレー皿サイズ、取り皿サイズ、醤油皿サイズ、茶碗サイズ、味噌汁茶碗サイズなど各10皿つくった。コップもジョッキサイズ、350ミリℓサイズ、お猪口サイズも各10個作った。ついでに食器棚も作ってその中に収納した。そとだけどね~。
最後にトイレ小屋をちょっと離れたところに作った。さすがに垂れ流しにはできないから穴をほってその中にやるようにし用を足したら上から土で蓋をするようにした。いわゆるポットントイレの出来上がり。便座は和式がいいかもしれないけどそこはあれ僕も現代人だから和式はできないので洋式にした。それにしてもポットンってあれはどこで見たのだっけ?ん~~。ああ!公園だ!あまり人が来ない公園だ!その時現代でも未だにポットンがあるなんてって思ったね。それをまさか僕自身が作るなんてしかも使用しないといけないなんてね~。本当に水洗トイレっていいね~。
「嘆いていても始まらない。現実を受け入れよう!うん、夕飯にしよう。せっかく色々作ったんだから今日はこった料理にするか。よっしゃー!」
と、言ったもの圧倒的に材料が足りない・・・・・。今できる贅沢と言ったら鍋焼きうどんかすき焼きかカニ鍋か・・・・・・・・・・・。よし!君に決めた!
「ふ~食べた~食べた。おいしかった。米ほし~~~い。うどんでもしめれる。カニ鍋最高!味噌も良かった。醤油もいい。自分で作っておいてなんだけどどっちも出汁が入っていたよ。土鍋の大きさもちょうどよかった。じゃ、かたずけて夜の準備するか~~。ああ、そうだった!風呂入ろ~そうだよね。ああ、でも石鹼もないシャンプーもない。ないないずくしだけど今日のところはこれでいいや。」
食器も鍋も洗おうと思ったが、あははは!洗剤もなかった。ぐううううう。仕方がないから熱湯消毒だ!
「洗剤がなかったら、米がなかったら、ちょっとコンビニいってくら~って買えるけどないないずくしだよ。まあ仕方がない。風呂用意して入ろう。」
湯ぶねに水をいれ火魔法でお湯にしてちょうどいい温度になるまで調整してからはいった。
「ふうー。やっぱりいいね~。疲れが取れるような気がする。これで体と頭が洗えばなおいいだけど。まだまだ課題は多いね。風呂設備があるならサウナも作ってみるか幸いさっき炭も作ったから出来ないこともないし~。」
そう独り言を言いながら天井をみた。今は日も暮れて空いっぱいの星空になっていた。これなら天井作らなくてもよかったかな~周りに人がいないから壁も作ってないからな~固定してないから取り外し可能だし雨降ってなかったら取り外して降っていたらつけるようにするか。なら!えい!意識を集中して天井をアイテムボックスの中に収納した。
「あとは、休むだけだけどまた来るだろうな~でも頭良かったら来なかったりしてじらしたりするだろうけど来るだろうな~さっきから先発隊?偵察隊?がこっち見てるし~数が少ないから襲ってこないだけだろうけどね~。あれで隠れてみてるつもりかな?なんだろう突っ込んでほしいツッコミ待ち?はい!すみません!僕も索敵先生に教えてもらうまで気が付かなかったです。生意気言いました。すみません。来るという想定で寝ましょうか。で!先生方作戦はこうしたいのですがどうでしょうか?」
先生方に作戦を伝えると30点という点数をもらいました。やり直しです。先生達キビシイ~。やっと何とか合格点をもらいました。時間もだいぶたちました。早く寝るか。