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プロローグ

小さい頃、よくおばあちゃん家に遊びにいった。


おばあちゃん家は私の家から車で10分くらいの場所にある。家の隣に小さな花屋「四季」を経営していて、いつも沢山の花が置いてあった。


小さい頃の私には、花に囲まれた店にいるだけでまるで不思議な場所にいる気がして楽しかった。


おばあちゃんは私が遊びに来ると、いつも決まって私に色々な花の話をしてくれた。花の名前について、いつの季節に咲く花なのか、あと花言葉も教えてくれた。私はおばあちゃんが大好きで花もおばあちゃんのおかげで大好きになった。


でも、そんなおばあちゃんも病気で私が18歳の時に亡くなった。


亡くなる前、おばあちゃんが話してくれたあの話を私は今でも忘れられない。


学校帰りに病院にお見舞いに行った時だ。病室でいつものように他愛のない話をおばあちゃんとしていた。


ふと、病室に置いてあった写真立てが目に入った。

それは、おばあちゃんの部屋にいつも置かれていた写真立てだった。


中の写真には一人の女性が写っている。銀色の髪に黒のワンピースを着て花屋の前に立たずむその人は少し微笑んで写真に写っている。


小さい頃はこの写真を見ても、綺麗な外国の女の人としか思わなかった。でも、病室にまで飾っているということはとても大切な写真のようだった。


私は気になっておばあちゃんにこの人は誰?って質問するとおばあちゃんは嬉しそうに私に言った。


「その人はね魔女なのよ。」


魔女と返された答えに私はキョトンとしていた。そんな私を見ておばあちゃんは昔話を聞かせてくれた。


それは、おばあちゃんと一人の不思議な魔女との物語だった。


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