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ちょっときいて  作者: 矢久 勝基


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姫一歳、ほんわかポエム(笑)

 姫は食べるのが好きだ。

 姫は食べるのがすごく好きだ。

 食べるのが好きだから、食べ物を見ているのも好きで、

 自分が食べられなくても、食べ物があるとずっと見ている。

 もうほんと、ずっっっっっと見ている。


 姫は食べるのが好きだ。

 だから、食べる時間になっても食べるものがないとすごく泣く。

 ものすっごい泣く。

 前に一度、姫のご飯を手を伸ばしても届かないぎりぎりのところに置いてみたら、

 姫は大泣きして、同じくらい大量のよだれを口から流していた。


 姫は食べるのが大好きだ。

 だから、ご飯を食べている時は、それはそれは幸せそうだ。

 ほとんどは手づかみで食べるのだけれど、

 つかんで口に入れた分と同じくらい大量に、膝にこぼれている。

 でも、幸せそうだ。

 幸せそうにお皿から食べて、同じように膝から拾って食べている。


 姫は食べるのが大好きだ。

 だから、自分だけ早々に食べ終わって、隣で魔王様(♀)がまだもさもさと食べてるのを見ると、

 「お姉だけ食べてるじゃないか」とばかりに泣く。

 仕方がないからおかわりをあげると、姫はまた幸せそうにする。


 そんな姫の前でかき氷を作ると無言になる。

 無言でただひたすらに氷がすられて下の皿にたまっていく姿を凝視している。

 まるで、さわったらメガンテ唱えてきそうなバクダン岩くらいじっと様子を覗っている。

 姫にとっては怪奇現象なのだろう。街にホンモノのサンタクロースがやってくるくらい、

 ものすごいことなのかもしれない。

 とにかく穴が開くほどよくみている。

 そして完成して少し分けてやると、やはり幸せそうにする。


 食べるのが大好きな姫だ。食べると幸せな姫だってば。


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