お菓子袋、裏の謎
謎シリーズ、やっと第二弾
最近、食品のパッケージにはいろいろなことが書いてある。
例えばビスケット。表にはちょっと豪勢に飾られたビスケットの写真が載っているが、その脇には必ず『*イメージ映像です』と書かれていたりする。写真が原寸大でなければ『実際のサイズとは異なります』と記載され、終いには『割れている場合がありますが、製品の品質に異常はありません』などと書いてある。
わかるわ!!
誰がそうじゃないと思うんだ。そんなものは暗黙の了解だろう。
……などと思いつつ、こんなところをお客様相談室にクレームを出す馬鹿もいるのだろう。電話を受けなきゃいけないオネーサンたちはそんなクレームにも日々頭を下げなければならない。その電話口の裏で、「コイツ、後でアスファルトにつまずいて転べばいい」とか、結構真剣に呪っていることだろう。
……が、今日はそんな話ではない。
さらにパッケージの背中側に進んでいくと、その食品に含まれる成分表、アレルギー物質やら、保存の方法が書いてある。この辺は必要だろう。保存の方法に関してはたまに「え? これ常温でいいの?」という食品もある。まぁ常温OKの食品を冷蔵したからとて問題はないだろうが、うっかり冷蔵食品を常温で保存してしまうと、トイレ一日貸切クーポンに、その食品が変わってしまうかもしれない。
「見ればわかるだろ!!」
と思うかもしれないが、えっと……徳島土産だったかな……『みまから』という青唐辛子を使ったスパイスをもらったことがある。一味唐辛子の粉末のようにカラカラに乾燥しているわけではなく、言ってみれば漬物を細かく切り刻んだような生の唐辛子製品だ。
風味豊かで辛い物好きの矢久にはとてもうれしい香辛料なのだが、これの保存方法が驚くことに『冷凍』となっているのだ。
繰り返すが、漬物が細かく切り刻んである状態だ。冷凍してしまうと全部が固まってしまう。
「逆さにすればボロボロと細かいのが落ちてくるんじゃね?」
……文面だけだとそういう想像もできてしまうかもしれない。しかし実際は漬物っぽいので液体が混ざっている。それが0度で結合して、逆さに振っても土下座をして頼んでも、ピクリとも動いてはくれなくなる。
ぎざぎざのスプーンで無理矢理掻き出せば、青唐辛子シャーベットが完成するが、製作者は絶対にそんなことは意図していないと思うのだ。
ふりかけみたいなものだから、使うたびに数時間かけて解凍するのも手間だし、これは実際、どのように食すものなのだろうか。品質表示よりも食べ方を書いておいてほしいと思った一品だった。
そんな例もあるので、保存方法は微妙に必要な気はしている。
……が、今日はそんな話でもない。
そのまま下へと読み進めていくと
「凍らせると硬くなります」(あたりまえだ!!!)
「開封時はフチで怪我をしないようにしてください」
……過保護にも程がある。
「ここまで書かないとわからない消費者がいるからなぁ……」
一部の馬鹿のせいで製造者にここまで馬鹿にされてしまうわけだ。これで怪我して裁判所とかに駆け込む奴のために『幼児退行罪』という罪を新たに設定した方がいいんじゃないだろうか。
そして問題の文言に行き着く。
皆さんも以下の表示はよく見たことがあるのではないだろうか。
とある食品の文言をそのまま借りてしまうが、
●本品製造工場では、卵、乳、小麦、えびを使用した製品を生産しております。
……ふむ、そうか。同じ工場でえびせんとか作ってるわけだな?……と、思うわけだが、よく考えると、この表示って何?
これはつまり、『だから甲殻アレルギーの人、気をつけてね』ってこと?
未来の文豪、矢久の読解力では、日本のどこかに大きな工場があって、例えば『えびせん制作室』と『ゼリー制作室』があって、それぞれのお菓子として製造し出荷してます……という意味に取れるのだが、間違いはなかろうか。
すると、その状態で、ゼリーにえびが混ざる可能性があり、それが甲殻アレルギーの人の致死量に達する危険があります……という意味なのか。
そもそも別の部屋で作っているえびの成分がどう付着するんだろう。風に乗ってくるのだろうか。いや、同じ部屋でえびせんとゼリーを一緒に作る工場があるのだろうか。
まぁその工場は『えびゼリー』としてえびを使っているかもしれないから「絶対にゼリーとえびは交わらない!!とは言わないが、なににせよ、そのレベルでアレルギーが出てしまうとすると、シェフがいろんな食材を触って調理するレストランとか普通に行けなくないか?……スーパーでもえびが原因で、一切の海産物は購入できないのだろうか。
無知をひけらかしてわめいているから、事情を知っている人は『この馬鹿』と思うかもしれないが、これを憶測なしでどういう事情だか説明できる人はいるのだろうか。
まぁそういう疑問がオハナシのネタになるので、真相がわからなくてもこういうものを見つけることは大歓迎なんだけど。
ともあれ、不思議な不思議な食品パッケージの文言。
ここまで書ききらなければ誰かが本気で怒る可能性があるのだとしたら、つくづく今の日本というのは滑稽だ。
そういえば傑作だったのが、某お菓子の袋の背中には、
「このお菓子にはありがとうを100万回聞かせてあります」と書いてあった。
…………
……
いいから製造工程を一度見せてみろ!!(笑)




