矢久の脳内会議 ~魔王様(♀)、世界征服に向けて~
更新がないのでとりあえず魔王様(♀)ネタ。
「マパーパ」
「え……?」
「マパーパ!」
「なんかの呪文ですか?」
「お主たち二人をいっぺんに呼んだんじゃ!!」
「わかるかぁぁ!!!」
П。
「な……なんすか、その立位体前屈みたいな格好……」
「ガッカリして傷ついた時のしぐさじゃ! お主もやるじゃろうが!」
「そ……それを行うなら、膝と手をつけて『orz』では……?」
「魔王は決してひざなど地につかぬ!」
「ラオウですかアンタは……」
「とにかく、わらわの意思を言わずとも汲んでこそ、召使いではないのか!」
「そ……そうですね!! 間違いありません!」
「では試験じゃ! わらわが眉毛の上を両手で隠したらなんじゃ!」
「え、頭痛い……?」
「『月』に決まっておろうが!!」
「ええええええーーーーー!!!」
「では、両手で眉毛の上を隠したとき、その両手が斜め上に上がっていたらどうじゃ!!!」
「え、……そしたら、太陽ですか?」
「『三角』という意味じゃぁぁ!!!!!」
「わかるかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
П。
「す、スネないでください……」
「乙女心が傷ついたわ!!!」
「最近、ジェスチャーのバリエーションがだいぶ増えましたよね」
「増やさんと、お主たちの理解力がなさすぎて話が進まんからな!」
「そこまでジェスチャーできるなら、しゃべった方が早いと思います……」
「だから、『マパーパ』としゃべったんじゃろがーーー!!!」
「造語じゃ分かりませんーーーーーー!!」
「日本語は常に新しい言葉を生み出しているのじゃ」
「……。説得されそうな自分が怖い……」
「まったく……世界征服したらまず最初に広めるべきは『マパーパ』じゃな!」
「前々回のお触れといい、世界征服したらやること多そうですね……」
「うむ。世界征服前もやるべきことは多いぞ」
「え?」
「まずは部下を増やすことじゃ」
「ぉぉ……まともなことを言った」
「無礼な……わらわも世界の魔王のことくらいは勉強したわ」
「確かに、魔王は多くの部下を引き連れてますね」
「うむ。一人で世界をひっくり返す力を持っているのに、わざわざ部下を多く引き連れておる。なぜだか分かるか?」
「うーん。……魔王自身が動くのは威厳に関わるからですかね……」
「魔王が人見知りだからに決まっとろうが!!」
「そうなんですかーーーーーーー!?」
「部下にやらせれば人に会わずにすむからな!!」
「な、なるほど。しかし、部下には人見知りしないんですか?」
「そこは他の魔王もよく考えておった」
「え……?」
「ドラクエを見ろ! 取り巻きは人間以外の動物が占めておったわ!!」
「あれは人見知りだったからなんですかーーーーーー!!!!」
「ようやくわかってきたようじゃの」
「説得されそうで怖い……」
「とにかく、だからわらわも部下を増やすために動物園なる場所へ行ってきたぞ!」
「あ……あれって、部下を増やすためだったんですね……」
「当然じゃ」
「どうでした?」
「うむ。まず、園内の階段は楽しかった」
「……確かに、何度も昇り降りしてらっしゃいましたね……」
「うむ。さらに、園内の坂道も堪能した」
「坂道を行ったり来たり、一時間くらいやってましたもんね……」
「サル山にあった滝がよかった」
「は、はい。ずっっっと見てましたもんね」
「園内にあった滑り台も制覇した」
「一向に動物をスカウトした話が出てきません!!」
「なにを見たか覚えとらん」
「動物園意味ないーーーーー!!!」
「無礼な! だからちゃんとおみやげはヘビのぬいぐるみにしたぞ!!」
「何でいきなりヘビを気に入ったんですかぁぁーーーー!!!」
「首に掛けられるから、おしゃれだと思ったからに決まっとろうが」
「世界征服関係ないーーーーー!!!」
П。




