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ちょっときいて  作者: 矢久 勝基


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矢久の脳内会議 ~魔王様登場~

魔王様が何者だかしらないと面白くないと思います

興味があれば一応17話どうぞ

「ネタがないんですね……」

「先に出るなっっ!!」

「一番初めがカギカッコだったら僕らじゃないですか。それはつまり「ネタがない」ってことですよね」

「百人一首の決まり字みたいだな」

「一字決まりです」

「しかし、カギカッコ=俺ら、は決めつきすぎだと思うぞ」

「そう思うなら『ちょっときいて』全五十五話を片っ端から見直してみるんですね」

「十二話『にほんごってむつかしい』を見ろ!」

「いきなり見つけないで下さい!!!」

「うそを書いちゃいけないと思ってな」

「馬鹿ですねぇ」

「ん?」

「さっきみたいに言っておけば全話へアクセスする人がいたかもしれないじゃないですか」

「そんな手使ってアクセス数伸ばそうとするとは、策士だな」

「平成の所轄良好名って言われてますから」

「所轄良好名?」

「知らないんですか? 三国志の時代にいた名軍師です」

「諸葛亮孔明だろ!!」

「あ、そうなんですか? 音は合ってたでしょ?」

「正しい漢字を知らないなら例に挙げるな!!」

「会話中に漢字もくそもないです」

「小説にはあるんだよっっ!!」

「この脳内会議を小説と言い切るとはなかなかの猛将ですね」

「平成の『前だけ意地』と呼ばれているからな」

「アンタも人のこと言えないでしょーー!!!」

「ウィンドーズの変換機能に言ってくれ」

「まぁいいです。どうせネタもないところで、今日はスペシャルゲストをお呼びいたしました」

「は? 脳内会議に?」

「ええ。とりあえずもうなんでもありです」

「だれだよ」

「ではお呼びしましょう」

「じゃじゃじゃじゃーーーん! わらわだよっ!」

「おわぁぁ!!! 魔王様(♀)!!」

「今のところ、矢久の脳内でしかしゃべれない魔王様(2)です」

「苦しゅーない」

「どこか苦しいんすか!?」

「あなたが敬語で話したら僕との見分けがつかなくなるじゃないですか……」

「ならしばらくお前しゃべるな」

「はい……」

「苦しゅーない」

「何か悪いものでも食べましたか!? そういえばさっきもキティちゃんシールとか食べてましたよね!?」

「苦しゅーないと言っとろうがーーーーー!!!!」

「あ、スンマセン。ちゃんと意味わかって言ってたんすね……」

「もちろん。平成の所轄良好名と呼ばれておるからな」

「……あの、字が……」

「『所轄良好名』……だ、よ、ね?」

「は、はいっ! 間違いありません!!」

「ところでわらわは世界を征服することにした」

「まぁ、魔王っすからね」

「うむ。征服するといいことあるのか?」

「え?」

「何か得か?」

「……」

「得ならやるぞ。所轄良好名だからな」

「たぶん……皆を従わせることができるかと……」

「なーるほど。では、わらわの言うことを聞いてくれるのだな?」

「間違いありません」

「では、世界征服をした暁には全世界にお触れを出そう」

「お触れですか?」

「その一。わらわがシールを食べても怒らないこと」

「あ、はい」

「その二。わらわが嫌いなほうれん草を食べなくても怒らないこと」

「……」

「その三。わらわがお菓子を食べ過ぎても怒らないこと」

「食べ物のことばっかっすね……」

「無礼な!! 他にもあるぞ!!」

「スミマセン!! どうぞ!」

「その四。わらわの大好きなパンの耳は要求するだけくれること」

「食べ物のことじゃないですかぁぁぁ!!!」

「無礼な!! 他にもあるぞ!!!」

「マジっすか……」

「その五。わらわが毎日飲んでるお茶をジュースに代えること」

「……確かに微妙に食べ物のことではない……」

「うむ。所轄良好名だからな」

「関係ないと思います……」

「その六。おもちゃを散らかして片付けなくても怒らないこと」

「あの……何項目あるんすか?」

「わらわが数を数えられるとでも思っておるのか?」

「ごもっとも……」

「とにかくまずは世界征服じゃな!」

「はい、よろしくお願いいたします」

「どうしたらいい? まずは三輪車に乗れることからか?」

「そんなわけないだろ!! (はい! その通りだと思います!)」

「本音と建て前がひっくり返っておるぞ」

「あ、いや……三輪車もそうですが、知らない大人に人見知りしないことからかもしれません」

「そうか!! その七! 知らない大人は怖いから三十メートル以上離れること」

「ホントに征服したのかそれーーーー!!」



「……恐ろしいですね……」

「てか、脳内会議に出てくるまでになったのが恐ろしい……」

「でも、本人の中でも脳内会議は相当されていると思います」

「そうだな。言葉はしゃべれなくてもすでにいろいろモノを考えてる気はするな」

「それで僕、思うんですけど、彼女の脳内で、モノに順位付けがされてる気がするんですよね」

「順位?」

「カースト制度って言えばわかりますか?」

「あー、身分の上下ね」

「順番的に、お菓子、キティちゃん、ご飯、母親、キーホルダー、くまもん、りらっくま、ままごとセット、積み木、色鉛筆、サイコロ、オムツ、矢久、ゴミ、その他……くらいな、感じがしません?」

「……ありえるから怖い……」

……ありえるから怖い……

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