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ちょっときいて  作者: 矢久 勝基


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矢久の脳内会議 ~昔の日記?見つけた~

「おっハロー」

「ネタがないんですね……」

「決め付けるなっっ!!」

「だって僕たちが出てくる時ってネタがない時じゃないですか……」

「裏事情話すな!!」

「まぁ、現在このサイトの矢久のページでまともに稼動してるのは『ちょっときいて』だけですからねぇ」

「たまには更新しないとな……って、違うわぁぁ!!」

「違うんですか?」

「まぁ、50%そういう理由だが……いや! 違うんだ。最近マジメなエッセイばっかりが続いたから読んでる人もクッションがほしいんじゃないかなと思ったのさ!」

「僕らがクッション?」

「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃ……」

「それはハクションです!!」

「ツッコミ早えなぁ……」

「全年齢に分からないギャグなんで」

「っていうか、まともに稼動してるのって『ちょっときいて』だけなのか?」

「知らなかったんですか」

「いつぞやと一緒になったな」

「大昔にホームページとか更新してた頃ですね? だから矢久は小説家よりコラムニストの方が向いてるって言われるんですよ」

「コラムやエッセイだけなら相当長いこと書き続けてるしな」

「ですねー。それによる収入っていくらくらいでしたっけ」

「0円」

「カナシイ……」

「俺らの前に賽銭箱置いてみたら、いくらか投げ込んでくれるかな」

「この記事を読んで、ですか?」

「もちろんだ。物乞いじゃないからな」

「……1円でも入ると思ってるところがおめでたい……」

「ほっとけ!! 家には俺の稼ぎで野菜を買う嫁とご飯を待ってる魔王が待ってるんだ!」

「まぁ、19円集まればもやしが買えますからね」

「とりあえず明日のもやし炒めのために賽銭箱を置いてみよう!!」

「置き方がわかりません」

「なんだ、そういうことならビルゲイツに電話だ」

「ビルゲイツもたぶん知りません」

「じゃあスティーブジョブズ」

「亡くなりました」

「まぁいいよ。かけてみよう」

「どこにですか!」

「スティーブにだってば」

「へー、わかりました。じゃあかけてみてくださいよ。番号知ってるんですか?」

「0120-444-44*」

「ドモホルンにしかつながりませんっっっ!!」

「じゃあどこに電話すればいいんだ!!」

「面倒な問題に発展する前にもやしを諦めなさい!!!!」

「とりあえず冗談は置いておいて……」

「はぁ……」

「ほんとは「ちょっときいて」だけじゃなくてちゃんと小説も描いてるんだぜ」

「今の発言に対して読者が抱いた感情を書き出しましょうか?」

「おう」

「どうでもいいよそんなこと」

「カナシイ……」

「それにしても昔のホームページの記事の話が出ましたが……当時は毎日更新で、ネタがなくなると相変わらず僕たちが記事を埋めていましたよね」

「なつかしいな」

「いや、もうね。一つ見つけましたので見てみてくださいよ」


~某年、5月15日~~

「僕の日記、見ます?」

「なに、お前、日記を書いてんのかぃ?」

「今書きました」

「今って……」

「5月15日。……今日は昼に起きました。ご飯を食べました。そろそろ寝ます」

「それだけかい!!!」

「短いなら昨日のと合わせましょうか?」

「そんなもんは日記といわん!!!」

「なら明日ですか?」

「今分かるのかよ!?」

「わかりますよ」

「言ってみろ」

「5月16日……今日は昼に起きました。ご飯を食べました。そろそろ寝ます。

 5月17日……今日は昼に起きました。ご飯を食べました。そろそろ寝ます。

 5月18日……今日は昼に起き……」

「食べるか寝るしかないのかぁ!!!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~


「……。ひどいな」

「いやいや、ひどいのもひどいんですけど、もっと問題があります」

「なんだよ」

「……僕たち……あの頃からレベルが変わってませんよね……」

「言うなぁぁ!!!!!」

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