矢久の脳内会議 ~夏休みの宿題(中学生編)~
「夏休みですね」
「あえてヤマの日にそれを言うか」
「やまやまです」
「それを言うなら「たまたま」だな」
「またまた~」
「これを「たまたま」と「またまた」を引っ掛けた高等すぎるシャレだと分かる奴はどれほどいるのか」
「いるかどうかは別として、一つ言えることはあります」
「なんだ」
「何度読み返してもまったく面白くないです」
「ぐはぁぁ!!!」
「反省しなさい!!」
「初めに振ったのはお前だぁぁぁ!!!」
「お詫びに話題を持ってきました」
「ふむ」
「夏休みと言えば宿題ですね」
「まともにやってったことないけどな」
「あなたの馬鹿っぷりはどうでもいいです」
「『教師の顔も二度まで』ってことわざ知ってるか?」
「知りません」
「「宿題もってこい」を二回無視すると以後相手にされなくなって楽っていう法則が矢久の中にあった」
「そんなあなたが罪滅ぼしをするときがやってきました!」
「なにぃ!?」
「今回の企画は、ここを読んだ中学生たちのために、宿題を手伝ってあげようという企画なのです!!」
「なんでピンポイントで中学生なんだぁぁ!!!」
「理由があります」
「魔王様(♀)、飛び級でもしたのか?」
「生まれたばっかです!!」
「わからんぞ。何せ魔王だからな。中学レベルなど4000年位前に通り過ぎているかもしれん」
「親は何歳ですか!!」
「お茶の子さいさい(歳)」
「……ところで魔王様(♀)、今なにしてます?」
「扇風機と格闘してる」
「……中学生には程遠い……」
「破壊されないかだけが心配だ」
「まぁまぁ、とにかく、とある中学生から情報を得たわけです」
「ふむふむ。それで?」
「未来の文豪、矢久が手伝えば学校での高評価間違いなし!!」
「つまり、宿題のヒントになる文章を代わりに考えて、ここで公開すればいいんだな?」
「さすがお目が高い!!!」
「『目が高い』の意味違うぞ!!」
「ええええヒドい! アナタわたしに首をつれと言いますか!?」
「アッサラームの商人かお前は!!!」
「暑くて馬鹿になってるんで勘弁してやってください」
「わかった、いいから、内容は例えばどんなのがあったんだ?」
「数学のドリル(数学)」
「文豪関係ないだろ!!!!」
「自由工作(技術家庭)」
「ここでカレーでも作るか!?」
「カレーって工作に入るんですかね……」
「いいから文豪にふさわしい宿題もってこい!!」
「読書感想文!(国語))」
「『面白かったです』」
「おい文豪!!!」
「いや、実際俺、感想文書けたためしがないし……」
「でしたね。小学生ですけど一日悩んで3行しか書けなくて宿題出すの諦めましたもんね」
「聞け中学生の諸君! ……そんな男でも小説は描けるんだぞ!」
「フシギですよね。国語の課題があんなにできなかったあなたが文章を書けるというのも……」
「簡単だよ。国語で作文ができる力は文章を書く力とは直結しないってことだ」
「それはあなたが本当に文豪になってからもう一度言ってください。今じゃ説得力がないです」
「くやしい」
「次、二酸化炭素と温暖化についての作文、原稿用紙5枚(社会)」
「『二酸化炭素を増やさないために、みんな息をしなければいい』」
「死ぬわぁぁぁぁ!!!」
「温暖化会議の会議場にクーラーが付いてるうちは解決しないよ。そんな問題」
「そんな事情は中学生には関係ありません!!」
「分からんから次!」
「まったく戦力になってない気もしますが……じゃあ人権作文、原稿用紙5枚!!(社会)」
「『食う寝る遊ぶという基本的人権が矢久にまったく尊重されてないから、世界で話し合うべきだ』」
「しるかぁぁぁぁぁぁ!!」
「由々しき一大事だろ」
「そもそも『食う寝る遊ぶ』は基本的人権じゃないです」
「勤労、教育、納税だっけ?」
「それは三大義務です」
「つーか難しいな中学生の夏休みの宿題って」
「いや、ほんとですね。大人になったら書けるものかと思ってましたけど、オトナってもんも別に大したモンじゃないですね」
「なる前はすげーもんだと思ってたけど、なってみたら別になにも変わらん子供のままだしな」
「あなただけです」
「他はないのか?」
「俳句っていうのがあるみたいですけど……」
「おお! 俳句か! 得意分野だ!!」
「うわ……ものすごく期待できない……」
「あれだろ? 季語が入ってる五七五の詩だろ?」
「……たぶん、読んでる誰も期待してないと思います……」
「『お正月 和尚が二人で 和尚がツー!』とか、ああいうヤツだろ?」
「……もうすでに失笑されてると思います……」
「ちなみに中学校の頃『シジュウカラ あの鳥の巣は 始終カラ』って言うのを実際提出したことあるぞ。夏休みの課題じゃなかったけど」
「ホント、馬鹿をさらけ出すのはやめてください」
「とにかくまかせろ。夏休みにちなんだものがいいよな」
「まぁ、どうでもいいですけど」
「『夏休み 夏の休みは 夏休み』」
「……」
「季語も入ってるだろ!!!」
「入っていればいいってもんじゃありません!!」
「『夏休み 夜のトイレに 花子さん』」
「怖いわ!!!」
「『夏休み 夜のテレビに 貞子さん』」
「同じじゃぁぁぁぁぁ!!!!!」
「『8月は 夏夏夏夏 ココナッツ』」
「パクリらめぇぇぇぇ!!!!」
「『8月の 10日にすごい 雨降った』」
「日記かぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「『夏休み 明日はダイエー 一の市』」
「うそこけーーーーーーーーーーー!!!」
「『夏休み ラーメン大好き 小池さん』」
「もはや意味がわかりません!!」
「『シジュウカラ 中年っていくつ? 四十から』」
「もういいですっっっ!!!」
「むぅ……文豪なのについ本気を出してしまった」
「せめて中学生が誰も見てないことを祈るのみですね」
「話が噛み合ってないぞ!!!」
「あんたのせいだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「とりあえず一ついえることがある」
「なんですか?」
「今回の脳内会議、原稿用紙5枚分クリアだ」
「なるほど!! これをこのまま人権作文にコピペすればいいですね! って、あほかぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『このコーナー くだらなすぎて スミマセン』




