ウクライナがんばれ8
素人が、無茶なのだろうということを前提に言ってます。
でも、そう思ってしまう。遠国の被っている理不尽が、苦しくて・・・
思うのだが……
ウクライナに同情的な国の支援額が法外であることは分かる。
ロシアに対する制裁も、それで跳ね返ってくる自国の痛みに耐えている様も、尋常ではない配慮だとは思う。
しかし……支援を行っている国々は、この戦争の落としどころをどこだと思っているのだろう。ということが今、私の中で大いなる疑問だ。
首都の包囲は一旦解かれた。なぜならロシアは最重要としているのであろう東側を集中攻撃するためであり、実際にマリウポリは今にも崩れそうな戦局にある。
これはどういうことかと言えば、戦局を覆すほどの戦力を支援しているわけではないということだ。
この中途半端な状況……勝てない程度の戦力の小出しは、いたずらな消耗を生むばかりだと、有名な兵法書『孫子』でも語られている。
勝たせたいのならもっと徹底的な戦力を集中的に運用すべきだし、勝たせるつもりがないのなら、この支援ほど無駄なものはない。……と思うのだが、どうか。
ウクライナを直接手伝わないのは、世界大戦が始まるからという理由。
……分からなくはない。確かにそうかもしれないが、では今の状況をセリフとして書き出すなら、
「支援はするけど、それでも負けちゃったら仕方ないね」
ってことなんだろうか。
今、実際に、ロシアと対峙するに当たって、どれほどの戦力が必要かなどという算段は、……俺は素人なので分からないが……各国の研究機関なら容易に割り出せるはず。
その計算ができておきながら、それに足りる支援をしないということはどういうことか。
俺は一度、支援を行ってる国のウクライナ情勢に対するビジョンを伺ってみたい。
制裁を課すことによる兵糧攻めで、この戦争中、ロシアが息切れを起こすことを期待しているのだろうか。
しかし研究機関はまた、この算段もある程度つけられるはずだ。ウクライナが陥ちるのが先か、ロシアの息が止まるのが先か。
「やれることの限界までを行った。あとはウクライナ次第だ」というのなら、それは確信犯でウクライナを見捨てていることと変わらない行為だと思う。
「それほどおんぶにだっこで、どうして一国をそこまで救わなきゃならないのさ」
というのなら、中途半端な支援をするほどに人は死ぬわけなのだから、その支援行為は偽善でしかないといったら言い過ぎだろうか。
それでも手を差し伸べる、そういう心意気が美しい行為であることは、言えることはいえるし、それを感動劇として物語の題材にできるケースもある。しかしそれは、恐らく……だよ?非力な者がすべてを賭けて、足りないながらも加勢する……のようないじらしさがあってこそ、なのではないだろうか。
世界は今、あの小国からロシア軍を追い出す力を持っている。にも関わらず、それをしないのだから、私はその支援のあり方が、逆に残酷に思えてならない。
世界は、裏では
「ウクライナ東部をロシアに譲ったところで、満足させよう」
とか思ってはいないか?
文句を言える筋合いはない。俺は結局何もやってないのだから。
しかし、その結果は、この先万一ロシア中国が日本に理不尽をふっかけた場合、くやしくてくやしくていられない状況に陥る布石であるとも思う。
アメリカは同盟国だ。しかし、戦力の五割を失うような戦いを強いられても、なんとしても日本のために戦ってくれるか。……大いに、疑問である。
だって、例えばな。メキシコとかがすっげー強くなってアメリカの侵略を始めたとする。ワシントン、ニューヨークまで制圧されかねん勢いのメキシコ軍を相手に、日本軍は全滅するまで戦うか?あなたはアメリカ防衛のために兵隊に志願できるか?
そういうことだ。本気で攻めてきた場合、本気で護れるのは自国の戦力だけだということが今回のウクライナで如実に示されている。
その上で、世界が、「まぁ北海道くらいは仕方ないよね。沖縄くらいは仕方ないよね」という気持ちとなるのなら、恐らく攻めてきた国の目標は達成されてしまうだろう。
その理不尽……。少なくとも俺はそういうのが大嫌いだ。
戦争開始からもはや二ヶ月が経とうとしている。
俺はね?本当にウクライナがんばれと思っているなら、ここらで一気に戦局を覆すレベルでの戦力を投入しなければ、この先だらだら支援を続けても同じのように思えるのだが、それは素人考えをでないのだろうか。




