2.エンター・ザ・ゲーム
僕たちは、リアルタイム・ファンタジーRPGの『場』にいた。
ここは人里離れた鋭い岩山の中から、はるか地下に通じている地下迷宮。
僕たちの仲間はかなり奥深くまでやってきていた。
まったく日の光は届かないから、パーティーの一人、修道僧のアイリーンが、ライティング・プラズマ・レベル4の魔法で、周囲を照らしている。しっとりと湿った岩肌が、ちらつくプラズマの光を冷たく照らし返してくる。
湿度は割と高いのに寒い。光の届かない暗闇をじっと見つめていると、身体の芯まで凍りついていくような心地がする。
この暗黒の奥深くのどこかに、邪悪な魔法使いエクラルクがいる。僕らパーティーの目的はそのエクラルクを倒すことだ。
質素な修道服を着たアイリーンが言う。
「あちらの道の先に、有毒ガスが発生していますわ」
自然の迷宮を魔の者が加工したダンジョンには、様々な罠が仕掛けられている。僕ら勇者パーティー一同は、様々な試練を乗り越えていかねばならないのだ。
「ではあの道は後まわしだな。まっすぐ行って、とにかく扉を探そう」
西洋鎧を着た聖戦士の八神が告げる。僕らは頷いた。
しかしシーフの加藤だけは首を横に振った。
「うんにゃ、そーいうトコの方が怪しいんじゃないの?」
「では、キミだけ硫黄ガスでくたばりますか?」
「そーゆー言い方って無いじゃん? それに解毒剤だってあるしさ」
「ドラッグ類は、出来るだけ取っておくものですよ」
顔をつき合わせて、いつものように言い争いを始める二人。
「やめて下さい! いつ魔物が襲ってくるか分からないのに。八神、あなたリーダーでしょう」
真面目なアイリーンが二人を引き離した。
八神は、ふう、とため息をついて周囲を見わたした。
「まったく陰気くさいところですね。早くエクラルクをバラバラに斬り裂いて帰りましょう」
八神は、僕の友人の一人だが、物静かな口調に似合わず、時々、過激なことを言う。
アイリーンが淡々とした口調で告げる。
「先ほどの”お告げ”ですと、近くにクリスタルの隠されている扉があります。見つける必要がありますわ」
いつでもアイリーンはマイペースだよなあと、僕は思った。
「あー、なんかたいくつー。早く行こーよー」
ひらひらしたローブを身に纏った魔法使いのヒカルが、手を頭の後ろに組んだ。
「そうですね。まずは行きやすい方から調べましょう」
八神がそう言うと、今度は反論する者はいなかった。
一同、しばらく無言で進んで行く。
「何かいるぞ!」
暗闇を見通すゴーグルを掛けている八神が叫んだ。パーティーの間に緊張のイメージが伝わっていく。
暗闇の奥から現れたのは一匹の吸血コウモリだった。
コウモリは嫌な声で鳴いた。そして、広げたら六十センチはある翼をはためかせて、先頭を行く八神に襲いかかった。
八神は広刃の剣を振り上げる。しかしコウモリは巧みに刃の間をくぐった。
「くそっ」
コウモリは、八神の喉笛に食らいつこうとした。戦闘用に隊列を組み替える暇もなかった。
「八神、よけてっ」
ヒカルが魔法杖を地面から持ち上げて叫んだ。
「サン・レイ!」
ヒカルの杖の先についた水晶球から光の帯が迸り、コウモリを直撃した。すさまじい高周波の悲鳴が上がり、コウモリが火だるまになった。洞窟が真っ昼間のように明るくなって、目が眩む。
しばらくかかって目が慣れると、地面に炎の粉を巻き上げている灰が少しだけ落ちていた。
「ひゅう、やった」
僕は思わず口笛を吹いた。
八神は残った灰の炎を踏み消した。魔法がかすったようで、肩当てが少し焦げていた。
僕はヒカルに尋ねる。
「こんな大ワザを使ってさ、メンタル・ポイントは大丈夫?」
「平気へーき。体力も精神力も有り余ってるしねっ」
じろりと八神がヒカルを睨んだ。ヒカルはついと視線を逸らして、フードを目深に被った。
八神は剣を腰の横に戻して肩をすくめると、少し気難しい表情になって言った。
「しかし、このコウモリ一匹とは獲物が少なすぎる気がします。何かの罠ではないでしょうか?」
「いやぁー、この先にモンスターの巣があってさ。もんすたーこらさっさ、と逃げるが勝ちかもよ?」
加藤の言葉だった。
一同の間に吹雪のような寒い風が吹きまくった後で、ポンと八神が加藤の肩を叩いた。
「とにかく進みましょう」
「ら、ライティング、ですわ!」
はっと我に帰ったアイリーンが、消えかかっていたライティング・プラズマを、また出した。
洞窟の先は一本道の通路のようになっていた。途中でホブゴブリンが一匹いたが、今度は八神の剣で難なく倒した。
「道が真っ直ぐすぎますね。どこまで続いているのでしょう」
八神が呟いた。
「扉は、たしかこの辺りだよね、アイリーン?」
「ええ、先ほどのサーチの呪文によれば、もう着いていておかしくない距離ですわ、でも」
アイリーンは小首を傾げて、続ける。
「また外したのでしょうか」
八神は、返事をする変わりにうーむと唸った。
「あーあ。誰が、こっちを先とか行ったんだっけ」
加藤が楽しそうな口調で八神をからかう。
「時にはリーダーとして決断することも必要なのです」
澄まして応酬する八神を尻目に、ヒカルが僕に声を掛けてきた。
「あのさ。ユウ、元気無いんじゃない?」
「えーと」
僕が言いかけた時、アイリーンが叫び声を上げた。
「ありましたわ! ここに扉が隠されていますわ!」
アイリーンはいつの間にか通路の蔭にいた。そこには自然の岩の間に隠されるようにして、少し錆びている鉄製の頑丈そうな扉があった。
「どうです、私は大抵は正しいでしょう?」
口元を歪めて八神が微笑む。
「へへん、たまに、の間違いじゃん?」
手を振って加藤が扉の前に進んだ。アイリーンがプラズマの光量を上げて扉を照らし出した。
加藤はにやにや笑いを引っ込めると、扉を調べ始めた。
「うーむ、こいつは通常Bタイプで開くかね」
呟きながら、腰に差した道具を取り出して、真剣な表情で鍵を開け始める。
しばらく一同が息を止めて見つめるなか、金属ががちっとかみ合う音がして、扉が左右に開き始めた。
「よし、他にワナは無さそうだぜ。お?」
その奥にいたモノを見て、加藤が大声を出した。瞬間的に後ずさる。
僕は奥に赤い光が見えたと思った。よく見ると、それは二つ並んだ眼だった。アイリーンの光に照らされて、次第にそのモノの輪郭が明らかになっていく。
「く、クローラ!」
ヒカルが悲鳴じみた声で言う。僕にもようやくバケモノじみた生物の全身が見えていた。
「でも、なんでこんな所に……」
アイリーンが言いきる前に、戦闘モードに突入する。
八神は無言で大きな剣を抜くと、扉をくぐった。
体長十五メートルはあろうかという、巨大イモムシに躍りかかる。
「とりゃあっ!」
八神の裂帛の一撃がクローラに、まともに当たる。しかし硬い焼き物を金属で叩いたような硬質な効果音が鳴っただけだった。
クローラの表面は、小さな傷がついただけのようだ。
「くっ、こいつは硬いぞ!」
ヒカルが身構えた。
「アニヒレーション・ビーム」
物質の存在そのものを破壊する光線が、クローラにまともにぶち当たった。
閃光、そして耳に突き刺さるような爆発音がした。
しかし、イモムシは何事も無かったようにゆっくりと進んできた。
「これは軽微のダメージを与えた、といったくらいですね」
早口で言うと、八神は地面から跳ね起きた。またクローラに向かって行く。
僕も剣を構え直した。
「とうっ!」
八神が体節を狙って剣を振り下ろす。
軽くあしらうようにクローラが身体をひねり、八神は弾き飛ばされた。
「や、八神! こら! 敵はこっちだ」
見かけより案外素早いクローラに、僕は剣を振り上げて威嚇した。
八神は今度は地面からなかなか起きあがれないようだ。クローラのあの巨体に踏みつけられたら、ただでは済まない。
「えい、ですわっ!」
僕の横でアイリーンが法力の掛かった矢で射た。しかし矢は軽い音と共に弾かれてしまった。
「おかしいですわ。こんなに硬いクローラなど見たこともありませんわ。性格も荒そうですし」
僕も頷いた。それに、どうしてこんなに大きいのかも疑問だ。
クローラはメフィスト蝶の幼虫で、岩山の中で茸を食べて育ち、蛹になる。しかし、さなぎになる直前でも大きさはせいぜい四~五メートルだ。性質は穏やかで、普通は、こちらから襲わないかぎりクローラが反撃することはない。
このクローラは新種なのだろうか?
「やあっ!」
僕は気合いを入れて、剣から魔法の炎を撃つ。僕の剣はファイア・レベル4の呪文が掛かっている高級品なので、振るだけで魔法効果がある。
しかし炎はクローラに触れて表面にさっと広がっただけで、すぐ消えた。
「直接打撃も加えないと、攻撃値が足りないか」
呟きつつ距離を詰める。八神もようやく起きあがって、目配せをしてきた。両側から叩こうというのだろう。
僕達の目の前を弧を描いて爆竹が飛んでいく。
軽い爆発音と共に煙が舞ったが、これも大きなダメージを与えているようには見えない。
背後をちらりと振り返ると、加藤が別の爆竹に火を点けて落としそうになって、アワワと叫んでいた。
「ちくしょうっ!」
「とりゃあっ!」
僕と八神が斬りかかる。クローラは、どちらを攻撃したら良いのか迷っているようだった。僕はまた剣を構え直す。
「とあっ!」
八神が渾身の一撃を細かい傷に向かって振り下ろす。しかし、鋭い金属音とともにあっけなく彼の剣は根本から折れた。
「うぬっ」
僕がフォローする間も無く、突進したクローラはまた八神を突き飛ばした。
「ユウ、下がって! フォトン・トルピードゥ」
慌てて身体を伏せて目を閉じる。見なくてもヒカルの身体が太陽のように光を放っているのが感じられる。
強力無比な光エネルギーが、クローラに突き刺さって爆発するのが分かった。僕も弾き飛ばされた。
「はいっ、ですわ」
アイリーンの張った魔法の力場に受け止められたと分かる。
おそるおそる目を開けてみたが、クローラは表面が傷ついているだけで、大してダメージを受けているようには見えない。
僕と同じく横にいた八神が憎々しげに叫ぶ。
「くっ、いったい何なんですかっ! うおりゃああっ」
怒声を上げて、また突撃していく。アイリーンが呟いた。
「きっと……邪悪なエクラルクが、クローラが成虫にならないようにして肥やし、おそろしい番犬に育てたのね」
僕はまた剣を構えた。
ヒカルは疲れ切った様子でぐったりと石畳にはいつくばっていた。頭だけ起こして呟いた。
「にゅー。魔法に対する防御力がこんなに強いなんて」
八神は左右に跳ねながら、少しづつ突いているようだ。青い体液がにじみ出てきているので、多少は効いているようだ。が、大したダメージではないようにも感じられる。
僕もクローラに駆け寄った。八神に倣って、フットワークを活かして小刻みに斬りつけてゆく。
背後からアイリーンの声が聞こえた。
「ディスペル・タイプF」
一瞬、空気の質が変わったように辺りの風景がゆらいだ。呪文の力がクローラに突き刺さっていくのが感じられた。
僕は目を見張った。クローラがもがき苦しみ始めたのだ。
邪悪な魔法によって保たれていた生体バランスが、アイリーンの魔法解除の呪文によって崩れたのだろう。
クローラは体節から体液が潮のように吹きだし、どろどろとゼリー状になって融けていった。
「やはり罠だったのでしょう」
八神が僕の側に寄ってきた。
「しかし、無害な動物にこんな非道なことをするとは」
怒りを押し殺した声で言う。
アイリーンとヒカルもクローラの周りに集まった。
加藤がほとんど崩れかかった身体を、足でつんつんとつつく。
その時、頭部だったところにあった一対の眼が光った。
「気を付けて! まだ生きていますわ!」
アイリーンが大声を上げた。
なにか、透明な体液のようなものが口から吹き出した。
すべてがスローモーションのように見えた。
その分泌物は空中を弓なりに僕の方へ飛んできた。
注意力散漫だった僕は、一瞬、避けることを忘れていた。
「ユ、ユウ!」
ヒカルが叫ぶのが、遠くから聞こえてくる。
液体は僕に直撃した。
(あ、熱い)
感じたのは顔を焼け付くすような熱さだった。口元から入り込む刺激に酸だと分かる。あまりの強烈な感覚に舌が焼ける。
痛い! 音をたてて顔が溶けていくのが分かる。
どうやら「会心の一撃」を受けてしまったらしい。もう眼を開けていられない。皆が走り寄ってくる音が最後に聞こえた。
そして……すべてが暗転した。
「いったいどうしたのですか? 『マスター級』で『ゲーマー・レベル』も高いキミらしくもない」
八神の声が聞こえた。
皆が心配そうな顔で僕を覗き込んでいた。
「あ、そうか」
ようやく頭がはっきりしてくる。
今、僕たちがいるのは『ここ』、つまり通常の『実装空間』だった。周囲に『構造体』やシステム内部信号が織りなす色さまざまな輝きが感じられる。
僕たちは、リアルタイム・ファンタジーRPGの『場』から抜け出してきた、らしい。
ゲーム中は緊張感を高める為に『ここ』のことを思い出さないようにしている。けれど、もちろん『ここ』でも僕たちは気の合う仲間だ。
「とりあえず、ゲーム中でキミの治療が間にあわなかったから、いったんあのゲームはリセットしましたよ」
八神はもはや鎧を纏ったパラディンではなく、涼しげな顔つきの普通の男の子に戻っている。年齢は他の皆と同じく二十歳まであと少しといったところ。服装はパステル調のTシャツにチノパンという、二十世紀後期に流行したものだ。
ヒカルが横からじっと僕を見つめてきた。彼はインドのサリー風の衣服に、ターバンを巻いている。赤と白のコントラストが少し派手だが、よく似合っていた。ヒカルはいわゆる美少年タイプの人で、服装でも男女の区別がつかない。
「あのクローラは反則だっ。後で『掟』に手をいれるからさ。気にするな、って」
彼――便宜上そう呼ぶ――と初めて会ったのは二日前のことだった。実のところ、僕と八神が創っていた『ゲーム』の『場』に、彼が創っていた『場』を『合わせ』たもので、今、僕たちは遊んでいたのだ。
そういえば本当にヒカルの性別を聞くのを忘れていた。
ゲームでは女性的な格好をしていたのだけど、男の子だと思っていた。ひょっとしたら中性という事も考えられる。
「ユウ、あなた、今日は元気がありませんですねえ?」
気遣わしげな口調で語りかけてきたのは、アイリーンだった。彼女も八神と同じくらいよくつるむ仲間だ。
肩よりも長い金髪に、つい百年前まで宇宙船乗りが愛用していたというスペーススーツを着ている。身体にぴったりとフィットした銀色のスーツは、作業衣とはいえスタイルの良い彼女にはよく似合っていた。
僕は、頭を振って、答えた。
「ああ、『ゲーム』の前に『講義』に出たんだけど、そこで会った……」
僕は、講義中の出来事について説明しようとした。
「ふむっ?」
その時、後ろから加藤がひょいと顔を出した。
彼は、地味なTシャツに肩吊りズボンを履いている。左胸のポケットから伸びた飾りチェーンが唯一の服装上のアクセントだ。
加藤は一同の中で一番背が低い。もちろん全員『外』でもそうかどうかは知らない。
ま、一般的にはその当人が創りあげている『外見』に従って見えるのが『初期値』だけど、どういう風に『見る』のかは見るヒトの自由なのだ。
加藤は、また例のからかっているような口調で言った。
「あっ、ひょっとして。また振られてフラフラになってたんじゃん?」
僕は一瞬絶句、する。そして一息ついて、答えた。
「実は、そうなんだ」
身を乗り出してくる皆に向かって、あの『講義』と女の子について、『意識』を交えて説明した。
『意識』や『感覚』は圧縮された感情や見た映像なんかも合わせて伝えられるから、言葉だけよりもすごく説明しやすい。
「そうでしたか。それは、残念ですが、やはり振られたのでしょう」
僕の説明を聞いた八神が、神妙な顔で呟いた。
「その子、そんなにはっきり言わなくてもよろしいのに」
優しいアイリーンが、慰めの言葉を掛けてくれた。僕の現在の気持ちやどう感じたかを理解してくれたのだろう。
「たとえ相手が本当に興味が無いタイプだとしても、立ち止まって話すくらいは普通だと思いますがねえ」
八神が首をひねる。僕は無言だった。
加藤が今度は真面目な口調で言う。
「あきらめきれない、って感じかい?」
「うん」
僕は頷いた。
こりゃ重症だと一同が思った『感覚』が伝わってくる。よけい惨めな気持ちになってきた。
加藤はバンと僕の背中を叩いた。
「しっかりせい!」
その時、ずっと無言だったヒカルが初めて声を出した。
「あのさっ、その子のID(識別番号)調べるとか、やったわけ?」
僕は強い口調で言う。
「調べたけど、見つからなかったんだ!」
一同の顔に驚きの表情が浮かんだ。
八神が眉を寄せた。
「そういう事から言ってもらいたいですね」
アイリーンも怪訝な口調で言う。
「空間にリンクしているうちに調べたの?」
僕はこくこくと首を縦に振る。
「その女の子、自分の存在を隠していたんだ。僕が近づいていく前から、すでに自分の回線ソケットを開いていなかったみたいなんだ」
アイリーンは頷いた。
「『防御モード』ですわねえ」
「あやしい! 何かウラありと見たらイヤン」
加藤が、おちゃらけたまま真剣な口調(?)で言った。アイリーンも興奮気味だ。
「そもそも、あの方の『講義』を聴きに行く方に、暇が無いなどということはありえませんわ!」
一同、なるほどと頷いた。ヒカルが言う。
「ねえ、みんなでユウのために、その女の子を探さない?」
「そうしましょう。どうせ、私達はヒマですからね」
八神が、口の端を引きつらせたような笑みを浮かべて、言った。
「じゃーさあ、どこ行くー?」と、加藤。
「ふむ。先ほどのユウの『意識』によると、何故その女の子が『講義』を聞いていたのかが問題でしょう。確かに忙しそうな『感覚』は感じられましたからね」
「そうですわね、ユウが話しかける間くらいは、あるように感じられましたけど」
僕は頷いた。
「あの子は真面目だったけど、何かいらいらしながら聞いていたみたいだ。『講義』というよりは、オジサンと話すのが目的だったみたいな気がするよ」
「ふむむ。ユウ、女の子さんとオジサン、何の話してたか、聞いた?」
ヒカルが首をかしげて、尋ねてくる。
「え、あ。いや、聞いてない」
「じゃ、まずオジサンの家に行こうっ!」
ヒカルがにこやかに笑って宣言すると、皆、了解した。
こちら、実は、元々は、Windowsが影も形もない時代に書かれたモノです。ちょっと懐かしくなって、Steamで、Wizardryのリメイク買ってしまいました……。当時は、友人がやっているのを横目で見ていたんですが……ティルトウエイト!




