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偽者勇者の私  作者: 天羽
第一章 私と魔法使い
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第二話 魔法使いと冒険者

  この世界には、魔法がある。

 魔法とは生物が持つ魔力と呼ばれる力を様々な現象に変換し、扱うものだ。

 一般的に全ての生物が魔力を生まれながらに持っている。

 中でも魔人、魔物は生ついて多大な魔力を保持していた。

 例外に、人間の中からも魔物や魔人と同等、またはそれ以上の魔力を持つものもいる。

 魔法は軍にも取り入れられていて、どの国の軍隊にも一つは魔法使いの部隊がある。

 大半は魔人のような魔力を持つ者でも無いが、修練を積んだ魔法使いは魔力の総量も技術も上がるので、一般人よりも強い。

 魔法使いと騎士の質と数がこの世界の戦争の勝敗を分けるとされているのだ。

 矢と違い相手によって変化させられる魔法は重宝され、冒険者でも魔法使いは大事にされる。


 魔王討伐の旅に出ている私にとって、そんな魔法使いの存在は絶対に欲しいものだった。

 ヘラノ王国から勇者に擁立された私は、ウィルス村へと向かっている。

 勇者に任命された私がまず目指すのは、仲間を作ること。

 私一人じゃ絶対に魔王に敵わない。

 それは幼少期に目の当たりにして分かっている。

 それでも魔王を倒す勇者よなった私は仲間を集める事にした。

 一人じゃ敵わなくても、仲間がいるなら。

 

 今向かっているウィルス村は、ヘラノ王国から東の国境に近い場所にある村だ。

 森の中にあり、その森には多くの魔物が生息する。

 そんな所に村がある理由は、その森にある薬草が関係する。

 回復ポーションの素材となる薬草だが、この森にあるものは他よりも質がいい。

 更に量も取れる事から、魔王が存在する現代では有用な資源となっているのだ。

 奇跡の使える者が限られる中で回復が手軽にできるポーションは重用され、薬草は高価になっている。

 それに目を付けた王国のある伯爵が目を付けて森に屋敷を移し、そこで薬草収穫の人材を各地から集めた。

 畑仕事などで働くよりも高待遇な働き場所に人々が集まった結果、森の中に村ができた。

 しかしこの森には多くの魔物がいる。

 魔物の多くは人間を積極的に襲う。

 そんな危険な環境だった。

 だがこの村は脅威に晒される事無く生き残っている。

 理由は伯爵の息子と伯爵が関係していた。

 どうやら伯爵の息子は魔法使いで、噂によれば英雄並の魔法使いらしい。

 その力で魔物を追い払っていると聞く。

 そして伯爵は、冒険者ギルドと提携して支部を誘致した。

 元々魔物の多いこの森では、冒険者も仕事が無くなる事は無く、稼げる場所と多くの冒険者が集まったのだ。

 それによりウィルス村は魔物の多くいる森でも安全でいられるのだ。

 薬草が取れるこの森に目を付けるのも良いし、行動力もある。

 人材も金を惜しまずに高待遇な条件で働き手を募集することで集め、危険も有効な対策を即座に立てる。

 この森を治める伯爵の優秀さが良くわかる。


 「それにしても良くポーションの原料になる希少な薬草の場所を発見したんだね」


 よく希少な薬草の群生地を魔王軍が現れてからこんな早期に発見したのが驚きだ。

 元々薬草の生息地を探していたのだろうか。

 何にせよ、領主が有能なのは良いことだ。


 村には英雄に匹敵する魔法使いがいる。

 伯爵の息子らしいが、どんな人物だろうか。

 仲間に誘えるかは分からないが、きっと関わる事になるだろう。

 私としては癖の無い人だと嬉しいが。

 


 ■ ■ ■


 村への道は平穏だった。

 何度かモンスターに襲われたが、どれも低級の魔物。

 子供でも倒せる様な魔物しかいない。

 最近、ヘラノ王国はアレクが王になってから辺境にも力を割いている。

 全ての民が脅威に晒されないようにと、無理のない範囲で中央からは兵士を出し、各地の貴族にも領民を守るよう積極的に魔物を討伐するように通達している。

 そのおかげか、強大な魔物はほとんどおらず、道は安定していた。


 「でもGランク程度の魔物ばっかで、歯ごたえは無いんだよな。こんなんじゃ鈍っちゃうよ」


 魔物は冒険者ギルドと各国によって強さごとに分けられたランクがある。

 G〜Sまであり、SやAには魔人や龍、人間の冒険者換算で英雄クラス。

 今よく遭遇する魔物は、Gランク相当。

 武器を持てば子供でも複数人で討伐できるレベルだ。

 正直物足りない。

 こんな弱い魔物ばかり倒していても経験にもならないんだよな。

 王国から魔物が減るのは良いことだが、少しモヤモヤする。



 それから数日だった。

 村までの道のりで、もう一日もあれば村に着く。

 順調な道のりで魔物もほとんど遭遇しなかった。

 今私の前にあるのは渓谷、木々は茂り水が音を立てながら流れている。

 その先には目的の村がある森林が広がっている。

 ここを抜ければすぐに森にいけるのだが、どうにも何か変だ。

 見られている、そんな感覚がする。

 肌を刺すような、そんな感覚が。

 流れる水の中、岩場を駆使しながら進んでいると視線の正体が現れた。

 

 右、火球が私をめがけて飛んでくる。

 それも一つや二つじゃない。

 十はあるだろう。しかも大きさも決して小さくない。

 剣を抜き、その全てを尽く撃ち落とす。

 放たれた方向に視線をやると、そこにいたのは群れの竜。

 いや、少しサイズが小さい。

 手が翼になり、大きく広げながら口を開いているのは、ワイバーンだ。

 Cランク相当の強モンスター。

 竜よりも小型ではあるが、それでも竜の一種である。

 十分な強さと知性を持つ油断ならない魔物だ。

 

 右に視線がいっていると、影が私を覆う。

 頭上から三頭のワイバーンが口を開けて迫っていた。

 右のワイバーンは囮か、中々統制がとれている。

 別の岩場に移動し避ける。

 獲物が無くなった岩場に、上から迫っていたワイバーン達は冷静に旋回し岩との激突を免れた。

 右ときて、上からもきたのだ。

 警戒を左に向ける。

 案の定、複数のワイバーンがいた。

 それぞれが既に口を開き、火球を放ってくる。

 一番左右にいるワイバーンは、私が逃げられないようブレスを放った。

 木々を焼きながら迫ってくる火球と、地面ごと焼き尽くしながら私の逃げ道を絞るブレス。

 良い連携、よくできた戦法だろう。

 私は再度剣を抜くと、宙に浮かぶ。

 迫りくる火球に剣を振り下ろし、返しの刃で二つ。

 横に、縦に、斜めに全方位に剣を振り迫る火球を斬り捨てた。


 作戦を見事に私に阻害されたワイバーン達だが、まだ油断ならない。

 ワイバーンは本来群れを成す生き物ではない。

 番が共に行動することこそあれど、数十匹のワイバーンがこの状況の様に群れる事はほとんど無いのだ。

 ただ、唯一の例外がある。それは……

 森の方角、他のワイバーン達よりも一際大きい気配が現れた。

 群れの中で最も大きく、その大きさは竜にも引けを取らない。

 他の個体とは明らかに違う。

 保有する魔力量も多い。

 稀に存在する、綺羅びやかに真っ赤に輝くワイバーン。

 冒険者ランクではB、強大な個体ともなれば魔人や竜にも匹敵するAランクにもなる。

 ルビースワイバーン、この魔物が他のワイバーンを率いる時のみ群れが成り立つのだ。


 強い。

 間違い無くAランク相当のルビースワイバーンだ。

 魔力量の感じから私は断定する。

 これは久々に楽しい戦闘ができそうだ。

 最近腕が鈍っていたからね。

 ここいらで一つ、肩慣らしをしよう。


 剣を抜き、魔法も準備している私。

 やる気万全の状態だったが、ワイバーン達は安易に攻めてくる事は無かった。

 冷静に隙を伺い、動きを見る。

 徹底した動きが全てのワイバーンに揃っていた。

 群れのワイバーンがいた場合、Aランク相当の危険度になると言われているが、理由がよく分かる。

 知能が高いだけあって統率の取れた動きのできるワイバーンには油断も無い。

 強モンスター特有の慢心がない分、それぞれの動きが良い。

 

 ただ、それには私の言えるだけでも二つ欠点がある。

 そしてこの場合、その二つの欠点はどちらも満たされている。

 一つは数も何も関係なしに皆殺しにできるパターン。

 勿論可能だ。上位の魔人にも勝てる私は冒険者換算でもSランク、それも最上位のだ。

 だが、広範囲の魔法や剣で圧倒しても何の経験にもならない。

 折角の戦闘と呼べる様な戦闘ができる相手にそれは勿体ない。

 だから今回、私は魔法を使わない。

 そして剣も、広範囲を吹き飛ばす様な斬撃など一瞬で殲滅できるものも使わない。

 手を抜き、頭と技術でこの状況を打破する。


 そして、二つ目の欠点。

 それは、この統制は群れのボスがいなければすぐに崩れるという事。

 それ即ち。


 「貴方からだよ、ルビースワイバーン」


 岩場から飛び、ルビースワイバーンに斬りかかる。

 滞空する私に多くのワイバーンが火球やブレスを放った。

 だが関係ない。

 私の方が速い。

 ルビースワイバーンの側に、剣の間合いまできた。


 振り下ろされる刃、群れのボスたるルビースワイバーンは一切の怯みも見せない。

 大きく口を開き、巨大な火球を放つ。

 自身の力に絶対の自信を持っているんだろう。

 ただ、それは間違いだ。

 私は火球を両断、そのまま目を穿つ。

 突き出された剣は群れのボスの右眼を貫いた。

 右の視界に激痛が奔り、血が吹き出したルビースワイバーンは痛みに悶えて暴れまわる。

 暴れるルビースワイバーンの頭上から私は離脱する。

 まずは右の視界を奪った。

 徐々に徐々に弱らせていく。

 目は警戒しているだろうから、次は羽、尻尾。

 最後には鱗も剥いで命だ。

 相手が悪かったと後悔させてやる。

 一撃で楽に始末する事もできるが、最近は自分の圧倒的な力で自分より下を圧倒することにしか慣れていなかった。

 いずれ魔王と戦う身として、今みたいに徐々に削って隙を生み出す。そんな格上との戦い方も練習しなければ。

 ごめんね、ルビースワイバーン。

 私の実験体のような扱いで戦って、苦しめて。

 目の前の敵に対する少しの懺悔。

 心の中での謝罪は終わり。

 剣を再度向ける。

 

 だが、ワイバーン達がとった行動が攻撃では無かった。

 ルビースワイバーンが咆哮を上げる。

 森の木々が揺れ、振動が一帯に響く。

 それを合図に、一斉にワイバーン達が逃げ出した。

 数体のワイバーンが私の前に行く手を阻み、ルビースワイバーンは周りを群れのワイバーンに囲まれながら逃げ去った。

 まさか逃げると思っていなかった分反応が遅れた。

 数秒止まってしまい、その隙に殿のワイバーン達が襲いかかってくる。

 私は全てを斬り落とすが、群れを守るために命をかけたワイバーンは翼を失っても、真っ二つになろうが最後に一矢報いる様に攻撃する。

 全てに対応するが、肝心の群れは既に距離があった。

 まさかワイバーンが人間相手に逃げるなんて。

 下位種族でも竜の一種。

 人族相手に逃げるなど誇りなどからしないと思っていた。

 けれど、どうやら群れのボスは冷静だったようだ。

 私との実力差を今の攻防で読み取り、勝てないと悟ったのだろう。

 さっきの咆哮は撤退の合図。

 他のワイバーンもボスの指令に迷う事なく従い、殿として群れを生かすために犠牲になるワイバーンもいる。


 称賛するよ、ルビースワイバーン。

 あんたは間違いなくボスとしての器も能力も持っている。

 強者としての誇りでは無く、群れを、命を大切にして判断する。

 中々できることじゃない。

 身を挺して時間を稼いだワイバーン達も手強かった。

 少し前に戦った魔人達なんかより、よっぽど強い。

 だからこそ、逃がすわけにはいかない。

 今ここで倒しておかないと、さらに強くなって今度は他の人間を襲うかもしれない。

 そんな可能性は潰さないと。

 剣をしっかりと構える。

 力を全力で込めて。

 もう手加減はしない。


 私が技を放つ直前、逃げる群れのワイバーンに炎が迫った。

 ワイバーン達のブレスや火球とは比べ物にならない力。

 群れ全体を飲み込むと、断末魔さえあげさせずに焼き尽くした。

 死体も残らない程燃やし、さらに森をも焼き尽くす。

 森が燃える中、突然燃える範囲に雨が降り注いだ。

 広範囲に降り注いだ雨は、森を焼いていた炎の勢いを弱め消し去る。


 今のは魔法だ。

 それも並の魔法使いのものじゃない。

 規模は魔王や勇者に次ぐんじゃないか?

 放たれた方向を見ると、一人の男が立っていた。

 灰色のローブを着た、茶髪の男。

 倦怠感を漂わせた雰囲気をしている。

 魔力を観測して見れば、男の魔力総量が見えた。

 一般的な魔法使いと大差がない魔力量。

 だが、私にはそれが偽りだと分かった。

 男の真の魔力。

 目を凝らしてよく見れば、偽りの魔力量から真の魔力量が見えてくる。

 並の魔法使いどころか、魔人さえ超える魔力総量。

 私も魔力総量は上位の魔人と同等レベルにはあるが、それよりも多い。

 勇者()や魔王には及ばないが、どちらかと言えばそちら側の魔力だった。

 最上位の魔人や英雄達に匹敵する魔力の持ち主。


 男は私の前に降り立つと、値踏みする様に見てくる。

 少し機嫌の悪そうな表情を貼り付けている。


 「お前がつい最近ヘラノ王国で擁立された勇者か」

 「ええ、そういう貴女は何者かしら?とんでもない魔力量をしてるけれど」

 「ただの魔法使いさ。村の傍に巣食っていたワイバーン共を討伐しに来たが、まさか勇者様が来ていたとはな」


 魔法使いは退屈そうに話す。


 「ワイバーン程度の群れも壊滅させられないなんて、勇者ってのも大した事無いんだな」


 軽い笑みを浮かべながらの言葉。

 挑発のつもりなのだろう。

 ただその挑発は私に効くことは無い。

 私は勇者じゃないから。

 確かに勇者ならこの程度の群れを手を抜いていても逃がす事は無い。


 「何も言い返さないなんて、随分と腰抜けなのか?やはり勇者と言っても大した事は無いんだな」

 「そうかもね」

 「こんなのが勇者なら、俺が勇者になるべきだ……」


 剣が魔法使いの首に迫る。

 魔物の血で濡れた刃が、男の首に向く。

 反応出来なかったのか、男は少し狼狽えていた。


 「お前如きが勇者を名乗るな」


 冷たい瞳、光の無い感情を感じさせない目。

 怒りと憎しみが交差し、張り詰める。

 どんなに力があっても、勇者は一人。

 私の妹だけだ。


 「なるほどな。勇者って呼ばれるだけはある」

 「私もお前も、勇者じゃない」


 怪訝そうな顔を浮かべる男。

 私は鞘に剣を納める。

 そしてそのまま男を無視して、森へと向かった。


 男はそれ以上何かを言う事は無く、ただ睨み付けてくるだけ。

 それを無視し、私は村へと歩いた。



 ■ ■ ■

 

 森を抜けた先。

 木々に囲まれたそこには村があった。

 奥にはこの森と周辺を領地とする貴族の屋敷も見える。


 村の中で最も大きい建物。

 冒険者ギルドに私は足を踏み入れた。

 

 冒険者ギルド。

 魔物や魔人を討伐するのを生業とする組織で、その規模は世界中に及ぶ。

 その中でG~Sランクで冒険者は区分けされる。

 Eランク冒険者は国の訓練された兵士と同等、A級にもなれば竜や魔人に匹敵するとされる。

 S級は別枠で、英雄レベルの実力者をどこの国の戦力にもならない中立の立場として囲う為に存在する。

 そのせいか、多くの冒険者はB級やA級を目指している。

 

 ここに来た目的の一つ、私は受付に向かうと早速冒険者になる手続きをする。

 わざわざここで手続きをしたのは、高位のランクを手に入れる為。

 王都にも冒険者ギルドはあったが、そこではDランクまでしかライセンスが発行されない。

 だがここの冒険者ギルドが近場の中でも一番高いライセンスが発行できる。

 多くの冒険者が集まり、村と共生するここではAランクまでのライセンスが発行できるのだ。

 高ランクの冒険者は国から高待遇を受けられたり、社会的信用や危険地帯にも滞り無く突入できる。

 

 私は軽く受付を済ませ、駆け出しのG級冒険者となった。

 実力を見せればもっと高いランクから始められるが、ここで初心に戻るのも悪くない。

 近くのボードを見て、幾つかの依頼を受けた。

 周辺に出没している虫の魔物の討伐や、薬草の採取など簡単そうなのを受けていく。


 冒険者ギルド内で依頼を受けると、柄の悪そうな典型的なタイプの冒険者が絡んできた。

 中年のおっさん冒険者。

 ニヤニヤしながらこちらに近づいてくる。

 周りの冒険者は止める事はしないが、呆れた顔で話をしている。


 「おいおい嬢ちゃん!一人で依頼にでかけるのかい!」

 「ええ、何か?」

 「そんな華奢な体で一人でかぁ?」


 典型的な新人イビリ。

 笑みを浮かべた顔からも下心も見えてくる。


 「嬢ちゃんみたいな新人はなぁ、ここにいる冒険者とパーティーを組むんだぜぇ!特に嬢ちゃんみたいないい身体をしてる女は一人だと危険だぜぇ」


 ん?

 何か、下心溢れた感じで真っ当なアドバイスくれてる?

 普通に心配して声をかけてくれた感じ?


 思っていたものと違い困惑する。

 静かに話す周りの話し声が聞こえてきた。


 「またやってるよあの人……」

 「新人が来た時には欠かさずやるし、良いことなのに言い方がなぁ……」

 「あの人のお陰で新人の死亡率が他のとこより低いし、本当はいい人何だけどなぁ……」


 周りの反応を見るに、これは良くある事みたいだ。

 この男も善意でやっているらしい。

 まぁ心配してくれているし、真っ当なアドバイスもしてくれるから有り難いが。

 ただあまりに顔と雰囲気が終わってる。

 新人イビリとか、若い女の子に絡む嫌な冒険者の典型にしか見えない。


 男は私に助言?イビリ?をして満足したのか、ギルドに敷設された店に戻っていく。

 近くにいる仲間の冒険者と楽しそうに酒を飲んでいる。

 私はあの冒険者に言われた通りに同年代の男女が集まっているパーティーに入れてもらった。

 軽く自己紹介をお互いにすると、初めての依頼に向かうのだった。

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