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1.婚約破棄&国外追放

こんにちは~!

と言ってみたはいいけど何を書けばいいか分かりません。

今まで「転成した二人の運命」とかしか真面目に書いてなかったのでこういう聖女系統の話書くのは初めてです。普通に恋愛ものっぽいファンタジーな世界観の中で少し魔法を使いたかったので少し手を出してみました。出来るだけ長い間投稿期間が空かないように気を付けます(汗)

「ソフィア、君には落胆した。私との婚約を破棄し、国外追放の刑に処す。」

「は、はぁ」

(わたくし)はソフィア。世界唯一の聖女で第一皇子であるメンデル皇子の婚約...元婚約者ですわ。(わたくし)はイヴィツァ伯爵家の出身で魔力検査を行った際に魔力があり、100年程前にいた聖女の魔力量を上回った為、正式に聖女として認められましたの。それは5年前の事でしたが、魔力がある事自体が珍しいのでイヴィツァ伯爵家では大いに喜ばれたそうですわ。それがこの国の第一皇子との婚約につながるとは...知りもししませんでした。しかし、この自意識過剰で性格が腐っているメンデル皇子と結婚しなくて良くなるのは(わたくし)からするととても嬉しい事ですわね。

「ソフィア、言い残す事はあるか?」

(わたくし)はメンデル皇子...貴方との婚約を破棄する事ができて本当に嬉しく思います。」

「なにっ!?」

王宮では(わたくし)は人々の傷を癒していましたが、婚約破棄を言い渡されたのでこれからは他の国にでも行って民を癒そうかと思っていましたがメンデル皇子のこの反応は少し意外ですわね。

(わたくし)自身は貴方と好きで婚約したのではなく、貴方が(わたくし)に一目ぼれをしてしつこいぐらいに付き纏ってくるので婚約をしただけですので、(わたくし)には良い事しかありませんもの。」

「貴様!!この国の第一皇子である私にそんな口をきいていいと思っているのか!?」

(わたくし)はもう既に国外追放を言い渡された後でしたので、この国とは関係がなくなるのでいいのかと思いましたわ。」

「なら、早く私の国から出ていけ!」

言われなくとも出ていきますわよ。

「後悔しないでくださいね。」

「誰が後悔などするものか。この国は土地も豊かで民も誰一人苦しんでいないんだぞ?どこに後悔する理由があるのだ?こんなのはただの負け犬の戯言だろ。早く出ていけ!」

(わたくし)はこの言葉で決意した。絶対にこの国には戻らずこの国には加護が届かないように調節して力を発揮すると...周囲の人から見ると悪役のような笑みを浮かべていたが、この国には特に執着もないので、王宮を出た。

「ソフィア!!」

(わたくし)の名を呼んで走り寄ってきたのは(わたくし)の母上であるメアリだ

「お母様、ご心配かけて申し訳ございません。婚約破棄と国外追放を言い渡されたので、(わたくし)はこの国にはもう戻れませんし、いることもできません。」

「私達の家でいることも出来ないのかしら?」

「無理だと思いますわ。国外追放を言い渡されているという事は家とも縁を切れとの事だと思いますし...」

「そんな...ソフィア...」

そうやって母上は涙を流した。ガクッと崩れ落ちましたが(わたくし)とこれ以上関わっているとこの国の端に構えている家も壊されて伯爵家の地位を返上しなくてはならなくなるかもしれません...

「お母様、イヴィツァ伯爵家をこれからも...よろしくお願い致します。何時かどこかで会えることと伯爵家の存続を祈っていますわ。これからもお母様の周りには加護が届くように調節致しますわ」

「ありがとう...ありがとうソフィア...私達は何もできませんのにソフィアは優しいのね...お願いがあるのだけどイヴィツアの名をずっと名乗っていて欲しいの」

そういう母上の事を(わたくし)は置いて国境まで歩くことにしたのだが、イヴィツア家の馬車で最後ぐらいは...と駆け寄ってきてくださったので(わたくし)はご厚意に甘えて乗せて行ってもらうことにした。

「いいのかしら?(わたくし)はもうイヴィツア伯爵家の娘ではなくなったのと同然なのよ?国外追放を受けたことによって」

私共(わたくしども)からするとお嬢様はずっとお嬢様ですぞ」

(わたくし)はこの言葉に涙腺が決壊しそうになりましたがこれからは一人で生きていかなくてはならないのでぐっと我慢して窓から外の景色を見ることにした。

国境へと馬車が近づいてきたので(わたくし)

「ありがとう。クリス様。」

「な、お、お嬢様?」

と今までハッキリと呼んだことの無かった執事の名を呼んで私は大っ嫌いな第一皇子の国から出た。

「さて...これからどうしようかしら」

と口からぼそりと言葉が出た。急に婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまったので、行く当てもなく出てきてしまった...このまま野垂れ死にをするかもしれませんが、出来るだけの事はしようかしら...

まずはノスコーヴァ伯爵家のアリス様という友達の家へと行くことにした。

というかどこの国にありましたっけ...?

まぁ、いいですわ。確か...隣国だった事だけは何故か分かりますので、普通に隣国に行って、隣国で暮らしている人に伯爵家のアリス様を知りませんか?って訊けばいいわよね...

友達の伯爵家の家の場所を忘れるって...意外と(わたくし)自身にとって国外追放が余りにもショッキングな出来事だったのかしら...ですが、婚約破棄出来ましたので、それは本当に良かったですわ...

国の中にある町が見えてきましたので、多分住民も沢山いるはずですので、(わたくし)は多分大丈夫ですわよね。野垂れ死んだりは多分しないですわよね...?

あ~早くアリス様に会いに行きたいですわね。ですが、伯爵家の場所とこの国自体にあるのかを訊いて回らないといけませんわね...

第一話の名前を結婚破棄と間違えて書いていましたが正しくは婚約破棄です

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