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男女比率1対100の世界で男の俺がVはじめました。(ただしVのときの性別は女である。)  作者: おまめあずき×梅崎さくら
第二章 波乱の幕開け
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15 ほろらばとリモート

お休み明けの投稿です。

最近気がついたのですが、留依の名前が「琉衣」になってしまっている箇所があります。

直してはいますが、見落としてしまって言う箇所があるかもしれないです。すいません。

見つけたら誤字報告をお願いします。


「……えぇ……どうするの?」

俺はこういうのわかんないし、わかんないことは兄ちゃんたちに丸投げするのが吉だよね。


「いや、どうしようかね。」

「正直、俺たちは事務所に所属しようが所属しなかろうが、どうでもいいんだよな。」

くろ兄ちゃんのその言葉に、「え?」と思わず声が出る。


「いやいやいや、何いってんの?

ほろらばだよ、ほろらば。」

「「それが?」」

えええ……。


ほろらばって大人気事務所なんだよ?

というか、兄ちゃんたちこっち(この世界)に来る前、ほろらばに所属してなかったっけ?

未練とかないんかな。


「俺たちについてたの男性マネだったし、もういないだろ。」

「あるいはTSしてそう。」

あ、そうだったんだ。そりゃ未練なんかないわな。

兄ちゃんたちマネさんとしかほぼ会ってなさそうだし。


「んで、この世界で男性Vが事務所に所属するってありえないわけ。」

「ね。でも、留依が入りたいっていうんだったら入ろうかなぁ、って感じ。」

てことは、全部俺の選択次第ってこと?


「責任重大すぎるでしょ……。」

この世界唯一の男性Vが俺の選択で事務所に所属するかしないか決まるってことでしょ??

うわぁ………。



「……とりあえず、リモートであってみよう?」

数分の長考ののち、俺は結論を出したのであった。


 ###


その数日後。

『聞こえているでしょうか?』


くろしろのはなこと、黒葉兄ちゃん、白夜兄ちゃん、俺はリビングに集まり、一つのタブレットを囲んでいた。


「はい。大丈夫です。」

タブレットから聞こえてきたキャリアウーマンみたいな人の(とい)に、櫻岐(さくらぎ)留依(るい)としてではなく、【咲久和(さくわ) (はな)】として答える。


『では、改めまして。

……私、「hologram live」、通称ほろらばの新谷(にいや) (かなめ)と申します。』


「丁寧にどうも。

はじめまして。【白泉(はくや) (あおい)】こと櫻岐(さくらぎ) 白夜(びゃくや)と申します。」


「はじめまして。【黒霧(くろぎり) 塔矢(とうや)】こと櫻岐(さくらぎ) 黒葉(こくば)と申します。」


「はじめまして、【咲久和 華】こと、櫻岐 留依と申します。」


新谷さんに、しろ兄ちゃん、くろ兄ちゃん、俺の順番で答える。


「それでは、さっそく本題に入りましょう。

この度、リモートでこのような場を設けていただいたのは、ほろらばに入るか入らないか、という最終的な決定のための情報収集のようなものです。」

しろ兄ちゃんがいきなり本題に入っていく。


「俺たちとしては、ほろらばに入っても入らなくても、特に問題はありませんが、おt……妹はそうは行かないとは思うので。」

くろ兄ちゃん……いま、弟って言いかけただろう…気をつけてよ。


『それでは―――』

リモートでの話し合いが始まった。


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