2話 女神?との出会い
…ここは…どこだ。俺は確か…
「はーい武瑠さーん。お目覚めですか~?」
「うぉあ!?」
突然謎の女に声をかけられた。見た目だが…羽が生えてる?けどtシャツ着てて下はなにも着てないおかしな人がいた。
「下は着てますよぉ失礼な。あ。見せませんよ?」
「え?何で思ったことがわかってるんだ?」
「私は女神です!女神様なのです!といってもわからないでしょうね。羽くらいしかないですもん。」
「うん。正直コスプレにしか見えない。」
「ひどーい。じゃあ力を見せましょう!とりゃあ!」
すると、何もないところから服が出てきた!
「な!服が出てきた!そこに何もないのに!」
「すごいでしょ?これが女神の力!…の、ほんの一部。」
おお。これでほんの一部か。こりゃすごい力を持ってそうだ。って本題に触れてないぞ。
「あなたが女神なのかって疑問持ったからじゃないですか。だから力を見せたのに…」
「ごめん。でもいきなり会って女神です!とか言われても信じられないだろ。」
「言われてみれば。それはこちらの落ち度ですね。すみません。」
普通に謝られた。この人はいい人だな。間違いない。
「女神ですよ?」
「そうでした…」
「それで、本題に入りましょうか。」
「はぁ…いや、はい。」
「まず、直球で言いますけど。あなたは死にました!不慮の事故で!」
「ぇえええ!!…嘘だぁ…死んだの?俺。まじで?」
「はい。まじです。さすがにあの高さからの鉄骨を顔面に受けて無事なわけありませんからね~。」
「…鉄骨を顔面に…?…そりゃ死ぬわ!死ぬに決まってる!」
「納得していただけてなによりです。」
「えぇ…俺鉄骨好きなんだけどなぁ…好きなのに殺されるとは…」
「鉄骨好きとは、なかなかな趣味なようで。」
「ん、いやものづくりが俺は好きなんだ。で、鉄骨って俺が使うには難しいんだ。いつか自在に使えるようになりたいってのが夢でさ。」
「なるほど…そんな夢を抱えていながらも叶わず死んでしまったと…」
「改めて聞くと超ショック…なんでさぁ…」
「でしたらその夢、異世界で叶えませんか?」
「え?異世界?」
「はい!今流行りの異世界転生ってやつです!私たちの間で!ですけど!」
「…なんか聞いたことはあるような…いや、気のせいか?いやあるわ。」
「どっちですか…で、やるんですか?やらないならはいおしまいってやつですよ?」
「選択肢一個しかないようなものじゃん!やるよ!現実じゃないけどこの際夢が叶うならなんだっていい!!」
「素晴らしい返事です♪あ、私の名前はミドールです。ほんとは別の女神が対応するはずでしたが…皆お休みでしたので私が急遽来ました♪」
「あ、そっすか…俺は武瑠と言います。」
「知ってますよ。最初に言いましたよね?武瑠さんって」
「言ってたっけ?」
「聞いてなかったんだ…まあいいや。あ、でも異世界に行くのはいいですけど別の名前になってもらいましょうか。転生ですしね。」
「生まれ変わるってことですか?」
「まあそんな感じ。うーん名前…」
(ドキドキ…)
「決めた!異世界のあなたの名前は!」
「はい!」
メイク・クリエイト
不定期更新です。仕事忙しいのぉ。