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一話 始まりというのは突然起きる
「ふぅー…今日もきっついなぁ。」
俺の名前は武瑠。ごく普通のサラリーマン。といっても社畜じみてるかわいそうな一般人だ。今日はお偉いさんのとこに行って交渉をしにいくところだ。
ガン!ガン!ガン!
相変わらず今日も工事の音がする。普通ならうるさいと思うが俺はこの音が大好きだ。なぜなら俺は何かを作るのが大好きだから。けど知識だけのやつで実際作ると上手くできないのが現状。
「はぁー。俺もあんなのみたいに…いやいっそ何でも作れるようになりたいなぁ。」
そんなことをぼやきながら会社に行こうとする。
「あ!おい危ないぞー!!!」
「え?」
上を見ると大きな鉄骨が俺に目掛けて落ちてきていた。突然のことに体が反応しない。顔面に凄まじい激痛が走り、俺はそのまま意識を失った…。
不定期更新です。