【極(きわ)メシ!!】GW特別編・プリッキーヌたんと大人気激辛メンの夢合体!!悶絶必須な辛さの共演に世界中の兄貴が涙した!?(誇張有り)
食レポエッセイです。辛いモノ好きな皆様&辛いモノ苦手な怖いもの見たさ様、いらっしゃいませ!!
おはこんばんちわ、稲村某で御座います。
初めましての皆様はタイトル通りの内容で御座います。暫しのお付き合い、どうかどうか宜しくお願い致します。
そして、稲村某の名前を知っている皆様方。お久し振りで御座います。何とか無事に【毎日が繁忙日! 三密避けたいなら一歩も外を出歩くなファッキ○GW!!】を切り抜けられました。まだ土日は残されていますが、母の日とか言う誰の母だよ実母は終活ルーティン完結してっからメール一本で終わるけど何か? とかありますが……それはそれ。稲村某はまだまだ元気です。
さて、さて。
皆さんは《辛いモノ》はお好きですか? まあ、だいたいの方はカレーは中辛でしょうし、うどんや牛丼に掛ける七味唐辛子は控え目が一般的でしょう。勿論、稲村某も通常の舌で御座います。特に辛いモノが得意ではなく、極めて普通の耐性だと自負しております。
しかし……怖いもの見たさというべきでしょうね。何故か、辛いモノに奇妙な魅力を感じ、様々な唐辛子にチャレンジして参りました。普通の方なら遠慮するような激辛な物体にも果敢にチャレンジし、見事に撃破したり撃沈したり……Mっ気は無いと思っているんですが、その割りに無謀な挑戦もしてきました(著作【極メシ!!】シリーズ内の十八禁カレー等)。つまり、ネタの為なら多少の苦労も厭わない性格なんだと、御理解していただければ幸いです。
と、言う訳で今回登場する食材は……コチラ!!
ジャジャーン!! わー! カワイイ~♪
……ええ、隠し立てしようも有りません。今回の食材は……タイトルと冒頭の導入部でお察しの通り、東南アジア(主生産国タイ周辺)原産の小粒なトウガラシ、プリッキーヌたん!! 萌えぇ~♪
うん、トウガラシですよ。普通にね。
事の発端は、副業先の料理屋で袋一杯に入った冷凍生プリッキーヌ二つが、開封しても流石に手に余る量だとかで「稲村さん、少し持ち帰ります?」と言われちゃあ、断るつもりは有りません。二つ返事で貰ってきましたよ、ええ。
ただ、普通に食べられる肉や野菜とは違います。家族に「貰ってきたよ!」と言って見せても、やんわり【あんたが責任持って処理するんでしょ?】と突っぱねられました。ちぇっ、なかなか手に入らないのに……。
そんな経緯を経て我が家へとやって来た、アジアンビューティなプリッキーヌたん。輝かんばかりの美肌に、キュートなボディライン。男なら誰でも振り向きたくなるような……いや、うん、誰が見てもトウガラシだよな。
そんなプリッキーヌたんについて、皆さんがとっても気になる数字……有りますよね? そう! スコヴィル値ですよね!!
えー、詳しく無い方に判りやすく説明しますと、スコヴィル値とは【トウガラシ等の刺激物をどの程度まで薄めれば辛くなくなるか】という形で示した辛さの指標、と理解して頂ければ良いです。例として一般的なハラペーニョソースで五千、普通のトウガラシ(鷹の爪)で三万だそうです。
で、プリッキーヌたんは……五万~十万!! ひええぇ……って、何なんだよ、この数値のブレは?(被験者の慣れや体調、個体差で生じる差異かと思われますが)……ま、まぁ……沖縄の島トウガラシも同数ですし、過去に取り上げたハバネロたんは三十五万ですからね……軽いもんよ!!(なのか?)
では、箸で摘まんで一本を取り出して、眺めてみる。
うん、トウガラシだね。艶々とした真っ赤な表皮、そして中に詰め込まれた白い種。因みに保存した二週間前から暫く高温な期間が続いたせいか、ゴマ油から露出してしまっていた一本の付け根付近から、白いモヤモヤ(たぶんカビ?)が生えていたので、ソイツだけは即退場して貰いました。流石に不味かろう。
ついでに瓶の蓋が膨らんでいたので、もしや……と思いつつ開封すると、発酵し始めていたのか「パシュッ!」と炭酸ガスが噴出した。まあ、たぶん大丈夫でしょう(なのか?)。
と、そんな訳で……先ずは一口噛ってみよう……あ、久々なので、キメ台詞を忘れてましたわ。
……では、食してみようか。
瓶から一本、プリッキーヌたんを取り出し、そのまま噛る。
カリッ、と皮を噛みちぎってみる。生のトウガラシ特有の歯触りと共に僅かに感じる香ばしさ。まあ、ゴマ油に浸してあったので、かなり強い風味が付いているけどね。
で、咀嚼すると……舌先に刺激が……おっ、結構……か、辛いな。でも、まぁ……耐えられる。十八禁カレーと比べれば、全く問題ないな。アレは兵器レベルだからなぁ(因みに警察用催涙スプレーは十八万スコヴィル、ブート・ジュロキアで百万)。
そんな感じで試食を終えた稲村某は、このプリッキーヌたんを堪能する食品を選ぶ事にしたんですが……ここで稲村某の嫁がタイミング良く、
「ねー、今日のお昼は蒙古タンメ○食べたい~! 一緒に食べない?」
などと言ってくれたのです。勿論、カップ麺なんですが……渡りに船とは、この事よ!!
そんな訳で、蒙古タンメ○にお湯を注ぎ、三本分のプリッキーヌたんを刻んで準備万端!!
……さてさて、2ラウンド目です。
蒙古タンメ○&プリッキーヌたんの組み合わせ……名付けて【蒙古プリッキーヌたんメン】の完成です!!
……では、食してみようか。
……うん、うん……間違いない! やっぱり蒙古タンメ○は辛くて旨い!(おいこら) そしてその味を全く邪魔しないプリッキーヌたん。
いやはや……控え目でいながら、しかしキチンと仕事をこなす健気な存在感。辛さは決して激しくはないが、うっすらと目元が汗ばむ程度のパンチは加味されて、辛さを増したい諸兄にはお勧め出来ますよ?
しかし……プリッキーヌたんって、ハバネロやガチで辛味を追求した激辛トウガラシパウダー等と比べると、派手さは無いが確実で堅実なジワッと来る辛さですな。
例えるなら……まどマギの美樹さやかってポジションでしょうかね。主人公や個性の強いキャラクター達の陰で、ひっそりと佇む野菊のような控え目タイプ。
うーん、まさかプリッキーヌたんが、美樹さやかだったとは……あ、スタイル的にも似てますな。
個人的には、未発達ボディの裏面に情熱性を秘めたキャラクターって……凄く魅力を感じます。もう何か色々とそそられます。
……そんな訳で、皆さんもプリッキーヌたん(生タイプ)と出会える機会がありましたら、是非そのまま一口、噛ってみてください。
きっと……美樹さやかみたいな、控え目で爽やかタイプ(別に男性でも可)を思い浮かべるでしょう。
ではまたいつか!! 次回の【極メシ!!】でお会いしましょう。
……あ、忘れてた。
翌朝のトイレ、そんなにヒリヒリしなかったです。そんな所も控え目ってのが、嬉しいです。
御精読ありがとう御座いました!
短編長編様々なモノを書いていますので、機会が御座いましたら是非、読んでみてください。
ではまた!!