第五登場人物紹介
この小説に存在している人は名前について現実の人間とは関係がない。現実にそのような名前を持つ人がいるなら知らなかった。
それに私の日本語を許してください。
東京都
『バランバランバランバランバラッ』
ああ、この目覚まし時計...
うるさいが仕方がない。早く目が覚めて、立って、鳴りを消した。
実は私はこの鳴りが大嫌いですが、それは人生が楽じゃないということのリマインダーだ。
ほとんど誰も好きだから早く起きて学校に通わないが、やらないといけないことだ。
世界はやらないといけないことでいっぱいなんだ。
でもやらないといけないって理由がある。やらないと自分、周囲、街、国、環境、社会、生活、世界が悪くなる。
好むと好まざるとに関わらずやらないといけない、人間は怠惰であるべきじゃない。
浴室にシャワーを浴びに行って、シャワーを浴びて、濃緑色の制服を着た。
これで朝ご飯の用意を出来ている。
私の名は中村英五郎、年齢17歳。高校生だ。
普通じゃない生徒会長で最良の成績があるトップ学生ですが、そんなに他の学生や少年と違いたくない。みんなに親切にして、みんなを手伝いたい。他人を手伝いたいから生徒会長になったわけだ。
それに私は不良のように見えるが、不良じゃない。暴力が大嫌い!優しさが大好き!
緑の髪が顔の左側で後ろ向きにジェルで平たいが、右側でちょっと長くて下向きだ。黄色い右目が見えないし、その長い部分の上にある五つの一筋が風車のように曲がっている。それとうなじの左側に二つの特に長い一筋が背中の真ん中まで下がっている。
階段を下って、廊下を通って、食堂に着いた。私の親、中村倫嗣と中村冴実、もうテーブルに座っていた。
「おはよう、英五郎」
最初に母さんに挨拶された。
「おはよう、母さん」
私の皿を指差した。
「オムライスを作りました、召し上がってね」
うまい。
「ありがとうね」
今すぐ食べたいなあ。
「おはよう、英五郎!やって来たな」
その後に父さんに挨拶された。元気な声だな。
「おはよう、父さん。いつも通り元気に見える」
ちょっと盛んに笑った。
「アハハハハ!そうだよ~ッ、元気なんだよ。でもね、君みたいな若者がより元気であるべき」
私は不親切なわけじゃないが、こんな学校に行かないといけない朝に元気でありたくない。
「結構だ、父さん。今眠すぎてね。後ほど元気になるかもしれない」
「ん?なぜ後ほど?」
説明した方がいいなー。
「今元気になろうとしたら正直な元気さじゃないんでしょう」
意味が分かったようだ。
「まあいい、とにかく正直はもっと重要だね」
同意見だ。
「そうだ、父さん。偽の感情を見せるより本当の感情を見せるべきだ。それは私の主義だ」
本当に感じていない感情を見せるのは噓をつくと同じだ。『好むと好まざるとに関わらずやらないといけないならやれ』って私の主義ですが、気に入らないなら偽の感情を絶対見せない!
正直は道徳だから。人は感情と道徳の差異を知るべきだと思う。
父さんは私の発言を聞いて笑顔を見せた。気に入ったな。
「素晴らしい話じゃないか、英五郎。君は間違いなくろくな少年だ。まあ、この精神で私の役を継げる可能性が高い」
はい。父さんは区長の政治家だ。汚職政治家がたくさんいるが、中村倫嗣区長が客観的に正直でろくな政治家だ。だから都民に人気がある。
私もいい政治家になりたいから父さんが私のアイドルだ。
私たちどっちも世界をより良いところにしたい。世界を変えることが出来なくても少なくともこの国を良くしたい。
「そう思うの?」
正直な人間だから勝手に他人を褒めるわけじゃない。褒めるなら本気なものだ。
だから嬉しい。
「そう思うよ。しかしねえ、政治には競争者がたくさんいる。若いならそんなに早くいい役に成り上がれない。待ってて規則やルールや政界の方法を学んだ方がいい」
勿論父さんのアドバイスも本気だ。
「分かった。だから学校でも家でも良く勉強している」
「それはいいが、やり過ぎないんじゃないか」
父さんが時々褒めるが、同時に時々注意もする。
「英五郎、たった今眠すぎると言ったんだ。生徒会任務の上に、勉強しすぎる。体も大事にして」
母さんも注意した。
「そうです、英五郎、自身を大事にしてくれね。それ程きつく働く必要がない。自分に厳しすぎない方がいい」
うん、確かにそうだな。自分で選んだ生活様式は簡単じゃない。でも自分で選んだから仕方がない。
それでも私のことを心配してて本当にありがとう。
「そうかもしれないね。出来るならのんびりしようとする」
父さんと母さんが嬉しく見えていた。
「なら、この週末田舎にある湖へ行こうか?」
「素晴らしい考えですね、倫嗣。泳げるし、ピクニックに行ける」
私たちは活動的な家族だ。お互いが好きで、いつも楽しい朝食を取っている。
「良さそうだね。なら金曜日まで一生懸命働いて勉強する」
あれ、馬鹿なことを言ったのか。
ああ、時計を見て、時間が少ないと知った。バスがすぐに来る。
さて、朝ご飯を食べた後に歯を磨いて、靴を履いて、家から出た。
「行って来ます」
「またねー、英五郎!」
それで学校へ立ち去った。バスもすぐに来た。
幸い家の前にバス停留所がある。その上学校までも運転している。便利すぎる。
バスに乗って学校に着くまで気を楽に出来る。
ああ、眠い!
15分後、バスに降りて校門に着いた。休止が短かったがもうどうでもいい。
『東京都立悠郷高』
ここから寝ぼけてはいけない。
「あ、見て!会長だ!」
「おはようございます、会長!」
「お疲れ様です、中村くん!」
校門を通ってすぐに親切に挨拶された。
勿論声をかけて挨拶を返した。
「皆様こんにちは~!元気でーす?」
「元気です、会長!ありがとうございました」
多くの学生が私に「ありがとう」と言った。私に感謝している。
私は勤勉に働いているから人気がある。その人気のために努力してよく働いてきた。
だから私も同様にみんなに感謝している。
ベルがまだ鳴らなかったが、生徒会長だから早く入ってはずだ。
入って、廊下を通った。
生徒会室へ。
あの室のドアの前に着いて、特別な生徒会員のための鍵でドアを開けた。
それで入った。
生徒会室の中に生徒会の会計、岡根豊がいた。
早く挨拶しよう。
「お疲れ様でした、岡根くん」
「あ、お疲れ様です、会長」
目尻で私に気づいた。忙しいようだな。
「あの、今何していますか?」
「別に、金庫を見た。金が全部あることを確かめてる」
声が単調...話したくないようだ。なんで?通常もっとおしゃべりなんだ。
まあ、まだ眠いでしょう。
「岡根くん、行った方がいいの?」
本当に邪魔をしたくない。
「いてもいいよ。邪魔をしてると思ったら、そういうわけない。とどまってくれ、言いたいことがあるかる」
言いながら頭を振った。邪魔をしなくて良かったね。
それと、何を言うかな。興味を持ち始めた。
「じゃあ、岡根くん、言いたいことは何ですか?」
「会長、昨夜大変な悪夢を見てしまった」
声が単調より重くなった。目も。
「えっ!? 何の悪夢?どうした?」
「金についてだった。私、未来に金持ちになった。大富豪になって、最初に喜んだ」
ああ、まずい!良い話で始まったら確かに大変になるかもしれない。
「美しい妻と結婚して、自分のデカい会社の友人に囲まれて楽に暮してた。本当に良かったんだ」
「ど...どうした」
岡根くんは泣きそうに見えた。本当に最悪の悪夢だったはず。
「裏切られた、全員に。私の金のために。いい人だと思った全員に裏切られた」
や...やばい、そんなこと。
「辛かったはずですね」
とても悲しく見えた、岡根くん。
「会長、一番最悪のことは何だったのを知りたいの?」
やばい、どう返事しよう?まだ辛そうから言わなくてもいいが、話して落ち着く方がもっと良いかな。
「一番最悪のことは何...だって?」
「彼ら...全員は裏切りの前に私のおかげで金持ちになった。裏切りの前に私はみんなをよく寛大に手伝った。よく金を上げた。でもこの全部にも関わらず裏切られた」
うわ、何回も言ってもやばい。それは本当に最低だ、誰もそんな悪夢を見て欲しくないよ。
「見た悪夢が本当に最悪ですね。そんな人たちが最低、もう起きて良かった」
慰めの口調で言おうとした。本気で悲しい人を元気づけたいから。
「最悪の悪夢だったが、少なくともたった一つのことを学んだ。いいや、昔から信じてることへの信念が強くなった」
拳を握って目が狭くなった。
「絶対に他人を金を上げるな。絶対に」
聞いてちょっとビックリした。あの、悪夢だから分かっているが、以前からならそれはケチじゃないか。
「岡根くん、本当に以前からもそう思っていますか?」
「はい」
確かにケチですが、それでも理由があるでしょう。
「どうしてそう思っていますか?その悪夢が酷かったのは分かっていますが、なぜ以前からも?」
他の人と意見が違うことがよくあるが、人が自由に意見を持てるからちょっとも怒らない。でも少なくとも理由を知りたい。
「金は人間の悪をもたらす。金の額が多ければ多いほど、その悪が増える。不正直、陰謀、裏切りの可能性が大きくなる」
岡根くんは簡単に信用しない人だ。少数の人しか信用できない。
だから彼を信用出来るようにしてもらいたい。
「裏切っては勿論ダメですが、寛大になるのは本来悪いことではありません。いい人に良いことをしたら絶対に確実に感謝で報われます」
「やめとけ、会長。大金の世界はダメな世界だ。金なんか上げない方が最良だ」
私の言うことを受け入れなかった。でもまだ諦めない。
「しかし他方でケチな人であることも悪いです。本当に金が必要な人がたくさんいます。必要とする人々を助けるのは悪くない」
「すみませんけど、まだ分からないようだ。ナイーブまたは優しすぎる人だけが裏切られるか騙される。大金なら以前は良かった人が悪くなる可能性が高い。誰が未来に悪い人になるのを知れないから」
またその言葉。
私はナイーブで優しすぎるとよく言われている。友達にも。
だから何?優しさが悪いのか?
「そうかもしれませんが、私は人間の良さを信じています」
尊大に話したくないが、それは自分の主義、自分の本質。この点だけを変えない。
この点の何が悪い?なんで批判されている?
怒らないのに。
「あっ、そうだ。じゃあ、頑張ってね。しかし一つのことを覚えとけ」
結局同意しないことに同意したようだ。
同意出来なかったのは岡根くんの気持ちが分かれなかったからでしょう。
やっぱ人を説得するのが上手にならないといけない。
それに何を教えたいかな。重要なの?
「何のこと?」
「後悔は後の方しか感じない」
あっ、そこでベルが鳴った。教室に行かないといけなかった。
話も終わっちゃった。
しかしねえ、「後悔は後の方しか感じない」ってどういう意味だ?
「そうか。でもね、今授業に間に合わないといけません」
私たちは別の組に行っているから長い間話せない。
「じゃあ、私も行く。またな、会長」
「またな、岡根くん」
それから生徒会室を立ち去って教室に行った。
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休憩になって、また生徒会室に行った。
ドアを開けて、入ったんですが、一人でいるのを見た。
たく、この室に一人でいるのは好きじゃないが、仕方ない。
会員が今やらないといけないことがあるでしょう。
また、休憩してもいい。生徒会の勤務は簡単じゃない。それを私は一番良く知っている。
さあ、今いるなら一人でゆっくり書類事務をしよう。
アームチェアに座って書類事務をし始めた。
でも五分も経たないうちにつまらなくなった。
「もーつまんねえー」
つまらないがそれは毎日の活動。
たく、政治家になっても何も変わらないと思っちゃう。
やらないといけないが、書類事務め!! 人類の敵。
コンコン
あっ、ドアがノックされた。
「誰がいますか?」
あ、この声を知っている。
「いますよ」
「いいぞ、今すぐ来ます」
ドアを開けて入って来た。
彼の名は羽田翼、放送委員会会長。
たくさんノートとクリップボードを持っていたのを見た。羽田くんもとても忙しいな。
「お疲れ様でした、羽田くん」
「お疲れ様です、会長」
よし、今度楽しく喋れるかもしれない。羽田くんも悪夢を見ちゃったわけじゃないでしょう。
「羽田くん、良く来ましたね。話す時間はありますか?」
残念ですが首を横に振った。
「すみません、忙しいです。次の放送のための報告書だけを取りに来ました」
生徒総会の全員がまったく忙しすぎる。しょうがないね、自分が選んだ役だ。
それにあの報告書を上げた。
あの報告書はこの学校の新しい規則変更について。
この変更は多くの学生の間では人気がないが、徹底的に読めば彼らに役立つと分かるでしょう。
今度の問題は説得。
「ありがとうね、会長」
「どうぞ、羽田くん。放送で良く語ってね」
そこで頭を振った。
「いいえ、会長。長い説明は彼らを退屈させるでしょう。必要なのはカリスマ性です」
カリスマ性?驚いた。
「えっ!?」
「会長のコミュニケーション力が高いから会長は放送で話して説得した方がいい」
「でも私は説明しても内容が同じです」
「だから、会長のコミュニケーション力が必要です。会長のコミュニケーションの手段がとても役に立つ」
褒めてくれてありがとうが、まだ意見が違うね。
「規則変更の便利さが分かることが最も重要ではないの?」
また頭を振った。
「コミュニケーションは最も重要です。コミュニケーションによってカリスマ性を持つことが出来ます」
「しかし他の側面と方法によってもカリスマ性を持つことが出来るでしょう」
「それは部分的に正解げすが、コミュニケーションは一番重要な方法です。カリスマ性には2種類があります」
「えっ、そうですか?何の違い?」
話題がちょっと変わっていたが、面白かったからあまり構わなかった。
本当にそれらの違いに興味がある。政治家になりたいならカリスマ性が必要だ。
「先天的なカリスマ性と後天的なカリスマ性。先天的なカリスマ性が後天的なカリスマ性よりずっと優れていますが、真の先天的なカリスマ性のある人間が少ない」
先天的なカリスマ性?この話、実に面白い。
「先天的なカリスマ性ってすごいですね」
羽田くんも今の話が面白いと思うでしょう。ちょっと笑顔を見せたから。
「はい、すごいですね。例えば、先天的なカリスマ性のある人間は指導者になるために生まれたとも言えます」
確かに先天的なカリスマ性のある歴史的指導者がいて、偉いカリスマ性だから指導者になったが、それは正しいわけじゃない。
カリスマ性があるからといって、いい人であって民間人を良く扱ったということにはならない。
「簡単にカリスマ性を利用出来るだけからそう言えません」
「会長もカリスマ性を利用すべきだと思います」
「何のために?私は絶対に人を悪く扱うためにカリスマ性を利用するわけがありませんから」
「人を操るために」
何!? 冗談でしょう!羽田くんが薄く笑い続けた。
もう面白くない。
「いいえ、ダメです。人を操ってはダメ。人を悪くなってもらう悪人だけがそのようにカリスマ性を利用しています」
「人を良くなってもらいたいならもカリスマ性を利用すべき」
一体何を言っている?それは矛盾じゃないか。
「すみませんが、羽田くんの言うことを理解出来なかった。矛盾だと思いますから」
「そうか?個人的に矛盾だと思っていません」
なら理由を知りたい。
「どうして?説明できますか」
それから私の目を真剣に見た。
「人間は正しいでありたい。自分が正しいと信じたら人間は何でもします、どんなに残酷でも。それに、正しいと信じていたことが噓だと分かっても、強制的に現実を見せられないなら止めない。悪いが、それはカリスマ性とコミュニケーションの力です。そのため、いい指導者が人を良くなってもらうために自分のカリスマ性をよく利用すべき。人を良くなってもらうことが結局正しいではないか」
長い説明だなー。
冗談抜きで、ある意味で正しいかもしれない。
人を良くなってもらうことが悪くないが、奨励によってやることがカリスマ性を利用することより正しいと思う。
人間は人形じゃないから。自由を忘れるな。
「羽田くんの理由を分かりますが、同意出来ません」
反応として羽田くんが肩をすくめただけ。
「まあ、どうでもいい。結局それは会長の個人的な意見」
結局怒りなし静かに不同意できる。
そのためにもある意味で正しい。やはりコミュニケーションは最も重要。
それにまた話題を変えた。
「あのね、会長、私は会長が先天的なカリスマ性を持っていると思います」
ええっ!? 驚いた!そんなこと初めて聞いた。本当にそう思うのか?
「本当に?」
「本当に」
自慢したくないが、褒められたら嬉しい。
「あの、ありがとうね」
羽田くんも笑顔を見せた。
「何でもない。でもね、今すぐ行かないとなりません。行く前に放送で話すかどうか教えてくれませんか」
まあ、よくここにいたかもしれない。
それと結局他の学生を説得することは目標だ。
「分かっています。じゃあ大丈夫です、話してやります」
「じゃあまた、会長」
「またな」
それで生徒会室から出て行った。
また一人でいるが、仕方がない。
さて、書類事務をし続いちゃいましょう。
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やっと書類事務の半分を終えた。よっしゃー!
しかしあの時間に授業がなかったから図書館に行った。暇なら学ぶのは好きだ。
ああ、なんて穏やかで整然な図書館。この雰囲気が良すぎる。
いつも座っているテーブルに座って読んだ。
読んでいた本は現代のデジタル化についてだった。
デジタル化、なんて重要なことだ。早くデジタル化をしないと将来に経済は悪くなっちゃう。
数分間静かに読んでいたが、甘くて高いピッチの声で読書の気をそらされた。
「よ、会長~~っ、今日はどう?」
ふっ、いつもの活発な性格じゃないか。とても元気で楽しい人だ、早草さん。
彼女は第一の書記、早草誉。
早草さんは楽しい人ですが、偶に他人の気を散らす。
「あっ、こんにちは、早草さん。元気?」
良い笑顔を見せた。
「私わたくしは元気ですよ~~、会長~~」
今忙しかったが、良く知っている同じ部にいる人と喋るのも構わない。
まあ、楽しい話になるかもしれない。
「じゃあ、早草さん、私に近づく前に、早草さんも本を読んだこと?」
ちょっと、なんで今日こんなに遅く喋っている?
「うーん、ちょうど今来ました」
「あ、そうか」
いつでもよく喋れる早草さんとやっぱり違うなー。
「あの、会長はどの本を読んでいた?見てもいいですか?」
興味があるようだ。よし、次の話題を見つけた!
本を良く見せた。
「この本は『現代のデジタル化』、大変複雑で現在の全ての人間として直面している問題についてです」
「そうですか」
早草さんの興味を引いたようだな。いいぞ、面白い話を引き起こす。
「早草さんもデジタル化に興味がありますか?」
そこで返事した。
「実は、あります」
ほう、面白い。早草さんは書記としてよくパソコンで働いて、だからパソコンと『IT』についていくつかの知識があることを知っていたが、デジタル化のような深くて複雑なことにも興味みがあるのを聞いて驚いた。
「いいですね」
勿論すぐに信じた。彼女は噓をついている人じゃないから。
「私もよく将来について考えています」
この早草さんは二つの面がある。大抵楽しい人ですが、真剣に働き、真剣にいる面もある。
とても賢い女だ、自分よりも。
「なら、どのようにデジタル化に関して行動しますか?知りたがっていますからね」
最初にデジタル化が重要だと思いますかと聞くことが出来たが、無駄な質問だったでしょう。
とにかく早草さんの意見は価値がある。
私の個人的な理想的な考えとどう比べるかな。
「最初に現在の状態について詳しい報告書を書いてもらいます。後で実現の費用、難しさ、分野と有用性について論評をします。それと時の影響も考慮に入れます。将来的に更新の費用や難しさや有用性が安くなるか高くなるか、小さくなるか大きくなるかを考慮に入れます。しかし最も重要なのは、どの更新が現在最も必要なもの」
やはり早草さん、賢いなー。
「うわあ、たくさん要因を言いましたな、思ったより多い」
「十分に多い要因を考慮に入れるべきです。例えば高すぎるということ。全部何兆円くらいかかります?」
まあ、知らないが、想像できないほど高いはずだね。
「確かに高すぎる。計画を立てた方がいいね」
「そうです、会長。『企画』はお金とコミュニケーションよりも重要なものです。計画の全ての側面が問題なし働くべきです。どんな面でも問題は一つも起こってはなりません」
「早草さんの...言う通りですね」
確かに企画が重要ですが、羽田くんがコミュニケーションが最も重要だと言ったし、岡根くんがお金が最も重要だと思うはず。
誰の方が正しい?
「それより、会長の仮言的な計画はどうですか?」
じゃあ、私の番だね。
いい質問だ、早草さん。私が語って彼女はどう反応するかな。
「個人的に、私は出来るだけ早く多くの更新を実現してもらいます。今の政治家はデジタル化の更新の実現を遅らしすぎると思いますから。早草さんの言う通り、遅らしすぎたら将来に費用がもっと高くなるでしょうから。それと私も現在最も必要な更新が最も早く実現すべきだと思います」
良く聞いたが、結局早草さんが同意しなかった。
「会長の意見が分かりますが、違う。この計画はリスクが高すぎる、ほとんど危ない」
ええっ!? 危ない?
そう思うなら理由を知りたい。
「なんでそう思いますか?」
「デジタル化の実現が遅らされているのは良くない、それは正しいが、デジタル化の更新だけを実現してもらうなら、バランスがなくなります」
「バランス?」
何の話だ?何のバランス?
早草さんだけが真剣に知的に話したら私も分からない。
「予算は限られています。デジタル化のためだけには金を使う必要がありません。一般なインフラ、防衛、教育、医療などのためにも金を使う必要があります。それと非常の場合のための予備費。勿論デジタル化は重要なものですが、たった一つの分野のために金の大部分を使ってはなりません」
講義しているような身振りをしていた。
「それは分かっていますが、もっと遅らすともっと高くなります。早く更新を実現しておかないと同じ問題が将来にもっと大きくなっちゃいます。その上、誰が他の分野がより重要だと決めますか」
「会長が言っていることは正解ですが、それでも決定はそう簡単ではありません。実際のところは、多くのものが緊急に金を使われる必要があるし、どの分野がより重要だと決めるのは簡単ではありませんが、結局予算は限られています。だから企画が最も重要です、必ず効率的に決定するために」
今、早草さんがとても大人っぽくいて、人っぽく言っていた。
偉そうに話したくないが、この女の前だけでは私の方が子供っぽい。
「でもそれは難しすぎる」
「全ての側面の制御を維持することは知力の全部が必要だから何よりも難しいです。ストレスが多すぎるが、計画を成功させたいならやるしかありません。いくらお金があっても、どんなにコミュニケーションが良くても、失敗と成功の決定的な違いがいい企画です。それだけです」
やっぱもう反論できない。早草さんがそう言うなら正解でしょう。
彼女は大抵子供のように楽しいのに、今彼女の目が自分の目より厳しかった。
「でも大丈夫ですよ、会長。難しいから誰も一人で大きい企画をしません。企画に関してはたくさん専門家が協力します。企画にも関わらず、政治では一人で行動するのは無理ですよ~」
なんだ、また楽しい行儀をしていた。講義が終わったからかもしれない。
なんか変な振る舞い、よく分からない。
まあ、早草さんの独特の性格だからどうでもいい。性格は自由なものだからね。
それはそれとして、早草さんが全く正しい。
政治の企画は難しすぎて一人で行動できない。
勿論そのことを知っているが、なんで言わなかった?友達が全員私は政治家になりたいのを知っている。ならなぜ友達を「一緒に政治家になることはどうですか」と聞けない?今まで断るようなヒントをくれなかった。
なぜ私はそんなに尋ねるのを怖がっている?
「さあ、そうです...ね」
「うん~。それに私は十分に会長の気を散らしてしまいました。今すぐ行けば静かに本を読めますね~」
私を見て、早草さんは私の方の気分が良くないと分かっていたでしょう。
この女のように簡単に行儀を変えられる人がいなかったら、私の感情が何倍も不安定になるでしょう。
早草さんを見ることによって感情を抑えて冷静になることが出来る。
ありがとう。
「良い話をありがとうね。じゃあまた、早草さん」
少なくともある意味で良かった。話の内容のために悲しくなかった。
「またね、会長」
それで早草さんが行って、私は本を読み続けた。
よく読めば悪い感情を忘れるはずだと思っていた。
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後で学食で昼ご飯を取っていた。パスタ、ミルクとバナナ。
一人で食べていたが、ある女子が座っていたテーブルに近づいた。
「あら、会長じゃないか。今お暇なんですか?」
この人は風紀委員会会長、天谷朱音。
私の前に座ってもいいのかという意味だ。
「暇です、どうぞ」
生徒総会のメンバーとしてまた別の友達だ。勿論友達と一緒にいるのは楽しい。
共に楽しく喋れるから。
「お疲れ様でした、天谷さん」
「お疲れ様です、会長。ねえ、今日は面白いことがあったの?」
「いいえ、別に。総会員の数人と話しただけです」
「じゃあ、なら私の番やね」
天谷さんはほとんど東京弁で話しているが、関西出身だからまだ『だ』の代わりに『や』と言っている。
「そうですね。何について話したいですか?」
優雅に左頬を手のひらに寄りかかって薄く笑った。
「私?べ~~つに~、会長~~。君は選んでくださいね~」
天谷さんがからかうのは好きだ。彼女は目が鋼のように灰色ですが、別の意味でお茶目。
彼女が風紀委員会会長だから強いという事実と組み合わせると、多くの男子学生に怖いように見える。
「ふーん、風紀委員会会長と何について話せますかなーー。まさか...正義について?あーーあっ、知りませんねえー」
私もからかった。大抵穏やかで冷静に話しているが、天谷さんだけならこのように話す。
お茶目だから天谷さんも面白いと思う。
「フフフフフフッ、止めてよ~~、会長~」
風紀委員会会長の勤務中には鬼のように怖くなることが出来るが、遊びながら別の人。だからすごく楽しい。
「なら止めさせて。出来ませんか?」
友達の間のからかいが楽しいが、両方も真剣になることが出来る。
「止めさせてって...分かったわ。大人のように話したら子供のような真似を止めるでしょうね、会長?」
当分の間これは最後の冗談だったかもしれないね。
「そうですね」
私も差し当たり最後に笑った。
「じゃあ、会長。そこで話題は、望み通り、正義ですね」
「そうです。天谷さんのような立派な風紀委員会会長がよくて上手く正義について語れますね」
彼女は言い始めた方がいいと思った。
「かもね。会長のような立派な生徒会長もよく正義が好きでいつも正しく行動したいね」
「その通りです」
「なら良く聞いてくれね、私も会長と共に正義の味方になりたいから」
すごいな、天谷さん。良く聞く準備をした。
「じゃあ、始める。昔は体力や武力が正義やったが、今は法律が正義や。いいじゃん?」
「確かにいいと思います、公平な正義だからね」
「そうやそうや、弱い人も強い人も、裕福な人も貧乏な人も、性別か人種は何でも無差別に裁判される」
話の初めが良すぎるんじゃないか。なんていい話だね。
「同意見です、人類が良く進歩しましたね」
「そうや。今の正義は完璧だっていうわけじゃないが、昔よりずっと良い」
「そうですね。正義はいつも完璧になると思いませんが、出来るだけ改善した方がいい」
それから突然天谷さんが目をもっと細めた。何の意味だ?
「正義はいつも完璧になることが出来ないって...誰のせいやって思う?」
おや、悪いことを言ったのか?
「誰?そもそもこのせいは誰かのせいだと言うことが出来ますか?」
「出来る」
えっ!? 本当に驚いた。誰だ?
「なら...誰?」
「人類や。人間は完璧じゃないから正義も完璧になるわけがない」
まあ、確かに本当のことだ。悲しいことに、いつでも犯罪者がいる。
私も知っている、いい政治家になっても完全に犯罪を消せない。
それでも人類全員を責めるのが好きじゃない。
「ある意味で天谷さんは正しいが、人間のせいだと言うことは簡単ではないか。むしろその問題を解決しようとする方がいいと思います」
「解決しようって言うことも簡単でしょう。なら、どのように解決するか?」
平等の方で。天谷さんも正義を実施している方法で。
だから風紀委員会でしょうよね。
「法律的に解決すべき」
言う後天谷さんが同意見すると思ったが、そうじゃなかった。
指で『✕』をした。
何これ?完全な不同意?
「違う。いいえ。甘い」
ええっ!? またなんで?
天谷さんが法律が好きなんじゃないの?
さっきも法律の方がいいと言ったのに。全く分からない。
「法律が正しいのは当たり前やが、法律を実施するために体力や武力も必要や。誰も甘すぎる法律を尊敬しないから。それに今の法律が万一消えたら、いい人が新しい法律を作るべき。勿論体力と武力で」
もう何も言えなかった。まさか私の敗北なのか?
反論できない、彼女は実に正しい...でもそれは本題を示していないの?
人は規律や平和をもたらし、暴力を反対するために暴力を使用しているのはおかしいだぞ。
勿論カオスが悪いが、規律のために倫理を捨てることはどこまで正当なんだ?
人間の根本的な資質を変えられないが、政治家になったら出来るだけ多くの人を円満に非暴力の方を説教しないといけない。
「まあ、残念ですね、こんな現実」
少なくとも天谷さんは私の気持ちが分かっていたように私を見た。
「残念やが、暴力が特定の状況では必要悪や」
『必要悪』って...
「この言葉が少しでも好きではありません。少し正しいでもただの言い訳だと思います」
それから天谷さんは同意見したかどうか分からなかった。
表情を読めなかった。
「言い訳か...まあな。それでも会長の努力を見たい」
お互いの気持ちは良く分かったわけがないが、そんなものだ。
冗談で話せば楽しくて簡単、真剣に話しちゃえば難しい。
だから話題を変える方もより楽しくて簡単。
「なあ、会長、この午後スパーリングしようか?」
天谷さんの声も口調が楽しくなった。
顔も読めるようになった。また元気になった。
私は暴力が大嫌いが、誰でも自分を守ることが出来た方がいいと思う。
だから私は合気道とか柔術のような守備的な武術を練習している。
「ごめん、天谷さん。今日時間がありません。でも明日スパーリング出来ます」
「あ、残念やわ」
天谷さん本当にスパーリングしたかったが、失望しているわけがない。あまり明るい人じゃないが、ちょっとも意地悪くない。
肩をすくめただけ。
「じゃあ明日を楽しみにしてる」
それで全てが良いじゃないか。
それから突然風紀委員会の女子の委員が学食に駆け込んで来た。
重い顔をしていた。
「会長、一年生はまた喧嘩しています、私たちは止められません」
立ち上がって天谷さんはまた一回私を見た。
「じゃあ、会長、話はこれまでやな。不良を喧嘩を止めさせに行く。体力で」
まあ、天谷さんならやばいが、自業自得だ。
「じゃあまた、天谷さん。頑張ってね」
行く前に手を振って薄く笑った。
「またね、会長」
それで出て行った。
さあ、私も早く昼ご飯を終えましょう。
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昼ご飯を終えて、また生徒会室に行った。
あっ、見て。今度一人じゃなかった。一つの女子もいた。
「あっ、こんにちは、会長。今日会ったことがありませんね、今まで」
私は反応できる前に挨拶された。早すぎるなあ。偉い。
早く私も挨拶すべきだ。
「お疲れ様でした、世良さん。そう言えば、やっと会ったことはいいんじゃないか」
彼女は第二の書記、世良梓。
「はい、良かった。お疲れ様でした、会長」
あら、世良さんはとても嬉しいようだな。
よし、友達が嬉しいなら自分も嬉しい。
「さあ、世良さん、今まで何をしました?元気になりました?」
いいよ、この雰囲気。
なぜか世良さんのおかげのようだな。
「はい、元気です」
そう言っていたが、声が小さいし、頬がちょっとバラ色だった。
噓じゃないといいね。
「それと会長がいなかった時に残りの書類事務を終えました」
やった仕事を見て驚いた。
「さすが世良さんですねえ!早いだけではなく、美しい手書きで全部を完璧に仕上げました」
非常に良くて信頼できる書記だね、世良さん。世良さんの努力が大好き。
「世良さん、君は勤勉ですねえ。良くやった」
言った後頬の色がもっと濃くなった。大丈夫か?
「いいえ、そんなもの...会長が自分よりはるかに勤勉です。私と比較することが出来るわけがありません...」
ドギマギとして言ったが、少なくとも本音のようだ。
褒めてくれてありがとうね。
「まあ十分ですよ、世良さんもとても勤勉です。比較する必要なんかありませんね、世良さんがそんなに大事ですからね」
言った後また顔がもっと赤くなった。色を隠すために手を頬の前に上げさえした。
もう静かになることが出来ない。
「すみませんが、なぜ顔が赤いですか?やはり働きすぎたんでしょう。世良さん、本当に大丈夫ですか?」
「うわっ!」
誰もこんな音をソワソワとしたら場合にはしか立てない。
アイコンタクトも破って他の方を見た。
何かのために落ち着けなかったのが明らかだった。
「大丈夫?答えてください」
本当に友達のことが心配だから。
どこかおかしいなら助けようとするために知りたい。
「べ...別に、だ...大丈夫です。私は...会長のことを考え...すぎて赤くなって...しまいました。そういうこと...だけです」
「ほう?」
「ほ...本当です...」
なんだ、そんなこと。
誰かが顔が染められるほど私のことを考えていたの?
・・・
なんていい友人じゃないか!本当に感動したんだ!
世良さんの優しさには際限がないようだな。
「そうか。もう分かりました。本当にありがとうね、世良さん」
それを言って世良さんの目は希望に満ちた。
もうお互いが良く分かっているでしょう。
「世良さんが私にとってなんて大切な友達だと良く分かりました。素晴らしいですね」
「そ...そうですね...」
え、今ちょっと待って。
言った後その希望がどこに消え失せた?
まだ笑顔を見せていたが、ある気持ちを突然隠したようだった。
なんで?悪いことが言ったのか?
なら早く上機嫌にさせてみる。
「あのね、本当にそんなに私のことを考えているなら、私は自分について話して、君の興味を満足させた方がいいね」
それを聞いて世良さんがさっきほど明るくならなかったが、それでも少し嬉しかったようだった。
「それは...宜しいです。会長の話を聞きたいです」
「分かったからいいんですが、困っていることについて話します。それでもいいのか?」
「あの、会長、中村くんのことなら私は何でも聞きます。私と遠慮なく話してもいい」
おや、驚いたなあ。
思わず悪いことが言ったはずだから世良さんがちょっと悲しくなっちゃったが、それでも私の話が何でも聞くつもりだ。
やっぱ世良さん、いい仲間だね。友達で良かったなあ。
それで、話し始めろう。
「実は、困っています。今日言われたことに困っています」
特にない声で言った。悲しくないし、怒っていない。
世良さんが私の方よりも感情を表した。
「何が会長を困らせていますか?」
「今日は、今まであった会話で自分の考え方が違うと言われました。彼らの自由な意見ですから怒ったわけではありませんが、それにも関わらず困っています。私の考え方がそんなに違うのか...と思っちゃいます。最初から最後まで考え方を全部変えないといけませんのか...と思っちゃいます」
私の本音を言い出す番だった。
ついに正直に言えて、私を喜んで聞く人がいて良かった。
「今まで...誰に言われましたか?」
聞くことだけじゃなく、興味を示してくれてありがとう。
「岡根くん、羽田くん、早草さんと天谷さんに。でも話しかけたのは私でした」
「そうか。何か特別なことを言いましたか?」
「いいえ。分からなかったことと不同意がありましたが、会話の内容で困っていません。詳しくなぜ困っているって...言い表せません」
本当の理由がより複雑。しかしどれほど複雑だと分からない。
自分の感情で理由なのに。
「つまり、アドバイスを与えられましたよね。それと会長の主義にはよく適当ではありませんので会長はあのアドバイスが気に入らなかったわけですよね」
まあ、こんな言葉で超簡単に説明出来るかもしれない。
良く早く分かったな。
「まあ、結局その通りです」
それから世良さんがちょっと微笑んだ。
「なら、分かりました。会長が言った全部有用なアドバイスのつもりでしたかもしれませんが、結局自分らしくいることが最良だと思います」
そうだ。学んだし、教えられたことが正しくて正解ならそのように行動したいが、自分の主義を忘れるたくないし、自分の考え方を捨てたくない。
どれほど妥協しないといけないのか。難しいから困っている。
「私の気持ちが分かっているようですよ」
「はい、会員の仲間としてだけではなく、人としても中村くんの気持ちをいつでも良く分かりたい」
本当に、世良さんは最高の話し相手だすごく穏やかだから落ち着けるのは簡単。
話の最初では唇と視線が水平だったが、もうちょっと柔らかくなっていた。
「ありがとうね。全くそうです。勉強しないといけないことの多さが分かっていますが、完全に変えたくない。どんなに時間が経っても、どんなことが起こっても、自分の人格ですから自分に素直になりたい」
強く自分を困らせることを述べる、本音ってこれだ。
人は性格が冷静や平静なんでも時々本音を漏らすべき。
世良さんもいつも私の本音を聞き、私のことを支援してくれてありがとう。
「そうです。成り上がると金か権力のため自分のことを忘れる人が多いし、他人のアドバイスしか聞かないので自身の理想と主義を忘れる人も多い。好きに行動したら思ったほど成功しないかもしれませんが、少なくとも素直にい続きます」
「ええ、そうだよ。正直と素直が一番。変わりすぎて理想を忘れて、汚れて腐敗になって、ついに汚職政治家になっちゃう」
おっと、情熱が出っちあった。学校で使う敬語を忘れちゃった。
「人は本来素直な人を好みます。あたしも。ですから...会長は素直なら心を込めて支持しています」
「世良さん...」
すごく感動した。
確かに夢が大きいなら他人にアドバイスを与えられて、自分のやり方が改善すべきだと言われる。
若い新人が不完全な方法で成功出来ないことが分かっているが、元々の素直を失いたくないからこういう言葉を言われたかった。
甘いと言われてもいい、最初の素直をあくまで信じたい。
だからありがとうよ、世良さん。
「それに...正直は会長にとても似合うと思います」
と言ってまた赤くなって速く私から目を逸らした。
...なぜ?
「世良さん、ちょうど今ありがとうございましたが、今大丈夫」
恥ずかしいと感じているんかな。
「い...いいえ、別に!何でもない、ほっ...本当に」
またその変な行儀。
まあ、結局世良さんの気持ちも良く分からなかった。
でも、私はこのことについて注意したら皮肉ですが、世良さんが働きすぎて良く分かる。それと働きすぎて欲しくない。
「もういいですよ、世良さん。今からの休憩時間をお楽しみくださいね。残りは私に任せてください」
顔がまだ赤かったが、冷静に頷いた。
「はい、分かりました。言ったようにします」
笑顔を見せて今日の感謝を言った。
「今日の話が楽しかったんです。明日またよく話しましょうか?」
「はい、よく話しましょう。会長の言う通りですから」
思わず彼女の気持ちを何かのことでちょっと傷ついたのにそう言った。やっぱり最高の優しい友達だね、世良さん。
「じゃあまたね。楽しんで行ってね、世良さん」
「では...行きます。これからも気をつけて、中村くん」
それで優しく微笑みながら最後まで私を見て生徒会室から出て行った。
ああ、世良さんが去って行くともう楽しくない。もう笑う気がしない。
どうしよう?一人で寂しく今日の仕事を検討しようか?
失礼ですが、くそが!
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世良さんに関しては、親しい友達だ。
私はよく忙しいから多数の人と初めて知り合わないから友達が少ないが、全員が親しい。
そう言えば、一番親しい友達とまだ会わなかった。
コンコン
また誰かがドアをノックした。
「おーい、誰かがいる?」
馴染みな声だった。すぐに返事した。
「いますよ」
「じゃあ、来るよ」
ドアが開かれた。
噂をすれば影。入って来た、私の親友で生徒会副会長、関ヶ原完治。
「お疲れ様です、中村くん」
「君もお疲れ様でした、関ヶ原くん」
それと完治の左奥に、生徒会員じゃないがよく生徒会室に見られる荒沢藤花。
「こ...こんにちは、会長。お疲れ様で...した」
彼女は関ヶ原くんのガールフレンド...だと思う。
荒沢さんを見たらいつも関ヶ原くんの周りにいる。二人がカップルだと言ったことがないが、カップルじゃないも言ったことがない。明白にカップルだと見える。
関ヶ原くんは私の親友だから嫉妬しないが、とてもいいガールフレンドがいるとしか思えない。二年生の後輩の荒沢さんは髪が綺麗に長くて紫。目が淡い茶色ですが、偶に前髪に覆われている。
その上、荒沢さんはただ美人だけじゃなく優しい。知っている一番優しくて明るい人。
しかし私の近くにいる時いつも内気。身振りが内気すぎて、どもっているし、私の目を見えない。
世良さんよりも変な行儀だ。
なんで?理由は分からない。
「こんにちは、荒沢さん。どうぞ」
「はい...」
まあ、少なくとも優しい子だな。それとマナーがとてもいい。
二人は私が座っていた机の前のアームチェアに座った。
「ああ、このアームチェア...いつも通り心地よい」
アームチェアに身を沈めた、関ヶ原くん。快適なことが大好きだから。
「どうぞ。休憩の終わりまで楽しみましょう」
私に頷いて笑った。気楽だったなー。
「ならさあ、教えてね。今日はどうだったんかい、中村くん?面白かったかい?」
後ろにもたれて、足を組んだ。関ヶ原くんの姿勢がとても吞気だった。
同時に、荒沢さんの姿勢がすごく謙虚だった。
それから教えた。
「別に。他の会員と話したり、いつもの仕事をしたりした。書類事務など。こんな仕事、知っていますか?」
皮肉な質問だった。関ヶ原くんが副会長なのにこんな仕事を絶対しない。
「だって書記が二人いるよね、フフッ」
それだから彼は会長じゃない。
「やはり働かない副会長」
「会長よ、もういい加減にして気を楽にしないか?働くことが中村くんの唯一の趣味なの?」
たく、関ヶ原くんのふざけが時々ウザイなあ。自分が面白いと思っているでしょうが、私はない。
まあ、しかしそれは私のせいでしょう。自分の皮肉で始めたからね。
「自分の趣味が怠惰であることの人から聞きたくない」
そうだ、私のせいだ。まだ続けていたから。
天谷さんの影響だね。
「ハハハハハ、最高だ。中村くんが今ももっと面白くなっていく」
手も数回叩いた。
「さあな」
これで終わりでしょうね、冗談。
冗談が嫌いわけじゃないが、お互いを批判することが私のユーモアじゃない。
それから話題を変えるために荒沢さんに質問した。
「それと、荒沢さんの趣味は何ですか?」
質問を聞いて赤くなった。それと早く答えなかった、よく考えたようだった。
なぜ?まったく世良さんと同じ。
「別に...日記をつけています。その上...家事を習っています」
家事?面白い、驚いた。現代には家事を習っている若い女性があまりいない。
「面白いね、家事。普通の趣味ではありませんね」
微笑んだ。
「はい。宿命のためです」
宿命?行儀にも関わらず、荒沢さんと話すのは興味深いと知った。
「どの宿命?聞いてもいいですか」
喜んで頷いた。
「いいです、会長。とてもいいです」
私も頷いて彼女が話し始めるのを待っていた。
「私の宿命は...長い話です」
そうか。まあ、時間がたくさんあった。
「構いません。どうぞ」
それで嬉しく言い続けていた。
「かつてとても優しい人が私を助けていました。すごく大変でした時に私をを助けていました。でも助けたことではなく、この人のおかげで人生が良く変わりました」
話し方がとても嬉しかった。大切なことでしょう。
「この人を愛していますが...まだ夢のように結婚していません。でも結婚するとこの人をいつまでも手伝いて、この人のために役に立つ主婦になりたい」
この最後の部分、私の代わりにちょっと関ヶ原くんを見た。
それが愛している人が関ヶ原くんだという意味だね。それと助けられた人は関ヶ原くんのようだね。
でもこの部分の前に私を見た?分からないなー。
「そうか。素晴らしい話ではないか」
これが私の返事。本当にそう思うから。
「嬉しい」
彼女の今度赤いじゃなくバラ色になった。
それでも変だ。
「実に興味深い話でした。実は私も、そう言えるなら、宿命があります」
「そうですか?」
興味を持つようになったようだった。
それならいい、楽しんで教える。
「子供の頃からみんなに親切にして、みんなを助けたかった」
「いいことです」
微笑んだから気に入ったはず。
気に入ったらいい、もっと情熱で話せるから。
身振りを交えながら話し続けた。
「命の終わりまで続けたい。だから、この国の全員を助けるためにいいせっ」
今まで静かに聞いただけの関ヶ原くんは突然咳をした。
ごほごほ
「大丈夫ですか?」
それから荒沢さんと私が聞いた。
特に荒沢さんの声には心配の感じが聞こえた。
「大丈夫、気にするなよ」
関ヶ原くんは早く返事して口を拭った。
それと荒沢さんを見て笑顔を見せた。
「ねえ、藤花ちゃん、ちょっと学校の前の道の向こう側の街角にあるコーヒーショップからコーヒーを持って来ないか?」
「は...はい!すぐに持って来ます」
「ありがとうな」
早く立って室から出て行った。彼女は関ヶ原くんが何でも頼んだら口答えしなく頼みを満たす。
良いかどうか分からない。荒沢さんはいつでも文句を言わないかもしれないが、本当にいいのか。
「すまんが、彼女にこの汚い話題を聞かせたくない。藤花ちゃんはこんなことを良く知る必要がない。純粋な心に全く似合わない。だから藤花ちゃんがいる時に政治、政治家、政府、政界などのような言葉を言わないでくれ」
今荒沢さんを利用したが、いい理由があると思っている。
それに私は政治がそんなに汚い話題だと思わないが、ガールフレンドを守るためだと思うなら大丈夫でしょう?
「政治について話したいなら、この君の政治家になりたいって『宿命』なんかも当てはまる、俺と話してくれ。藤花ちゃんに聞かせないでくれ」
実は強調したかったことはみんなを助けたいことだったが、もういい。
彼女がそれを分かったはずし、本当にガールフレンドを守りたいなら議論したくない。
ボーイフレンドの気持ちが分からないからも。
「いいよ、別に」
それから関ヶ原くんは一回手を叩いた。
「さあ、この汚い会話を始めましょうぞ」
あの、前には友達が「一緒に政治家になることはどうですか」の質問に関して断るようなヒントをくれなかったと言ったが...それって関ヶ原くん以外のこと。関ヶ原くんは政治につて専門家ですが、それにも関わらず政治が大っ嫌い。
「ねえ、中村くん、今日は他の人と政治について話したことがある?」
「間接的に」
『政治』や『政府』を口に出したことがないが、真の話題が分かっていた。
関ヶ原くんはクールに頬をさすった。
「ああ、分かった。じゃあ、何のことについて話した?」
「お金と寛大さ、コミュニケーションとカリスマ性、企画の難しさ、正義とその実施、そして素直さと正直」
勿論それは要点だけですが、関ヶ原くんは必ず分かるはず。
「なるほど。述べたものは全て重要なものなんですが、結局本物の話題じゃない」
本物の話題って何?
「すみません、どういう意味ですか?」
あの話題の大きさを表すために腕で頭の上で始まって虹のような形をした。
「政治的な役を持って統治する」
そうか。実に政治的に仕事をして統治する。結局それは私の狙い。
「あ、分かりました」
「それは君の夢だよね、中村くん」
頷いた。
「ええ。そうなんですが、まだ果たすことが遠いと思います」
さっき言って、言われた理由だから。そうなんでしょう。
「まあ、確かに今には遠いかも、まだ時間がいっぱいあるし、君の努力を信じてる」
関ヶ原くんは私が自分の夢を果たすことが出来ると信じている。
彼は政治が嫌いが、それでも私の最大の支援者。
「聞きたいことは政治家になることの過程とは関係ない。聞きたいことは君がついに政治家になるとどう行動するかだ」
それはより簡単。
私はもう将来的な仮言的な行動がどのようになるかを考えた。
さあ、聞きたいなら教えてやる。
それに、それは自分自身の理想だし、この理想は他の人から自慢するために称賛をくれるためじゃないが、それでも関ヶ原くんにいい印象を与えたい。
「私は...在任期間が突然切り上げられるからいつも頑張って努力して出来るだけ更新を実現させて法律を改善したい。在任期間が長くなくても大きくて役に立つ影響を与えたい」
関ヶ原くんは静かに聞いて、そして返事した。
「それはね、中村くん、君のやり方が平均的な政治家のやり方とは全然違う。それはいいんだが、最も基本的な慣習を忘れてるからあまり成功しないと思う」
しまった。あまり良い印象を与えなかったようだな。
それより『最も基本的な慣習』って何?
「すみません、どういう意味ですか?何を忘れていると言いました?」
「この基本的な慣習ということは長い在任期間、そして成功の鍵。在任期間が短すぎたらほとんどの場合には何も変わらないし、大きくて役に立つ影響を与えないし、自分のことが忘れられる」
歴史に残るために政治するつもりはないが、それでも面白い返事だね。
「ならその従うべき基本的な慣習は何ですか?」
座りながら前へ傾いてきた。
それから真剣な声を出した。
「今すぐ述べてやる行動です。ほとんどの場合では最低だと思うが、政治家は全力でどんな手段でも権力を維持すべき。それは政治家の当然の行動だと思う」
おいおい!それはあんたが大嫌いな汚職政治家の当然の行動だ!
「「当然の行動」からといって、正しい行動だということにはなりません」
関ヶ原くんが肩をすくめて、手のひらが上を向いていた。
「政治家なんか大抵正しい人間じゃないから。ほとんど全員は自分の議題や金しか考えないし、自分か金持ちの後援者の目的しか果たしたくない。ほとんど全員が、国に関係なく、腐ってる汚職外道だ。悪い人ばっかり」
ちょっと待って、私の父さんが政治家。
政治家全員を侮辱して親父も侮辱した。悪い汚職外道として、実際は全然違うのに。
腹が立った。目を細めて関ヶ原くんの目をじっと見た。頭が真っ直ぐだった。
「ちょっと、今私の父さんが悪い人だと言っていました!?」
本当にちょっと怒った。私が侮辱されたらどうでもいい、構わない。
でも親が侮辱されたら許さない。父さんが悪い人なんかない!
それより、友達としてどうしてそんなことを言ったのか分からない。酷いなんだ。
「違う、会長、俺は中村くんの父さんが悪い人だと言ってるわけじゃない」
そう言ったが、さっき平気に政治家全員を侮辱した。
心のどこかで政治家が死んで欲しかったら驚くべきことじゃないでしょう。
「しかし彼はただの区長だ。村長、町長、区長、小さい市の市長の中にはいい人がいるかもが、そこまでだ。そんな政治家が重要な権力を持ってないし、政治の大物じゃない。政治の大物だけは国を変えれる」
あ、そうなんだ。
まあ、父さんを侮辱するつもりがなかったのが良かったが、それでも言うことで困っていた。
「ならなぜそう言いますか?区長が何か悪いのか?どうして大物ではないと言いますか?」
「さっき言った。政治の大物だけは国を変えれる。しかし、大物になるなら手を汚す覚悟しとけ」
また困っていた。
それは現実か?
確かに今の状態で政治家になることが出来るわけがない。もっと勉強しないといけないし、もっと研究しないといけない。
でもそれにも関わらず、あることが信じられないだ。
憧れている仕事がそんなに汚いわけがないでしょう。
関ヶ原くんは青い目を細めてもっと真剣になった。腕も組んだ。
「中村くんよ、今俺を聞いてくれ。君には夢があり、俺も夢がある。俺は中村くんが夢を果たして欲しいが、その夢を果たしたら政治と政府の闇を見ちゃう。中村くんは心がいい人だからその闇と関わって欲しくない。でも結局それは中村くんの夢。言ってることは、このろくのない世界で生き延びたいなら手を汚しちゃわねばならない」
やはりもう普通の話じゃない。
まあ、政界には変なことがあるのは正しいが、言いすぎるんじゃないか?
少なくとも夢の話がいい。
「この信じられないような主張とこの政治と政治家への嫌悪が何に基づいています?関ヶ原くん、このような嫌悪が不健康です。君の友達として、問題があるなら話してください」
すみませんが、馬鹿馬鹿しいだ。
こんな主張は理由があるなら早く言ってくれ。
「この俺の嫌悪には理由がある。それは君を絶対に教えてはダメな秘密だ。実は...この政治の酷い闇を自分の目で見た」
彼の拳が震えていたが、目が揺るぎなかった。嫌悪でいっぱいだから。
「関ヶ原くん...大丈夫ですか?心が苦しんでいるなら教えてください。君の味方だから」
何回言ってもたくさんじゃない。みんなを助けたい。親友を助けたいのは当然のことだ。心配しているから。
だから本当に助けさせてもらって欲しい。
「断る。教えてはならないことだけじゃない!出来るだけ少ない人が俺の秘密を知ってる方がいい。誰にも教えたくない。特に藤花ちゃんが絶対に、絶対に知るようになってはダメだ!」
関ヶ原くんの秘密は分からないが、明らかに辛いことだ。トラウマでしょう。
しかしやばい、トラウマがある人をどう扱おうかどうかよく分からない。
彼が話したくないのは正しいか?違う行動か?そう簡単に判断できない。
少なくとも愛しているガールフレンドを守りたいのが分かっている。
コンコン
あ、荒沢さんが戻ったようだった。
「あの...入ってもいいですか?」
言った後に関ヶ原くんが前へ傾いてきた。そこで襟首を掴んだ。表情が必死だったし、手が震えていた。
「会長、この話は今断じて終わってる。分かったか?頼むから藤花ちゃんのために黙ってくれ」
ちょっとショックを受けていた。彼は私の親友ですが、ある場合には振る舞いがおかしくなることがある。
真剣だったが、同時に感情が不安定だった。
ガールフレンドの安全に取りつかれている。いつでも荒沢さんが悪いか変なことを聞き、見て欲しくない。
何も言わなかったが、遅く頷いた。そこで関ヶ原くんが放した。
それと簡単に行儀を変えた。まだ冷静で穏やかな男になった。
「良かった」と思っていたはず。
実は、よく友達としてこんな振る舞いをさせてはいけないでしょうと思うが、彼が苦しんで、理由があるから何もしない。
自分の行動が正しいか?甘いか?結局私は『考える』ばかり、『する』って少ない。
いつまで全てが大丈夫なふりをする?
それに、彼の振る舞いがガールフレンドに噓をつくと同じじゃないか。
でも守るためなら許してもいいでしょう。
まあ、結局私の方はガールフレンドがいないから分からない。
「入って」
優しい声で関ヶ原くんが言った。
それから荒沢さんがドアを開けてコーヒーを持って来た。
『cumbucks』、美味しい。
「持って来ました」
カバンをテーブルに置いて私たちにコーヒーを上げた
「ありがとうね」
「ありがとう、藤花ちゃん」
「どういたしまして」
なんて謙虚な返事。優しい笑顔も見せた。
それから関ヶ原くんはまた一回手を叩いた。
「さて、授業が続く前にコーヒーを飲んで寛ごうぞ」
同意見、関ヶ原くん。
「はい」
それで静かにコーヒーを飲んで楽しかった。
でも2分間の静けさがついに結構になった。
それと静けさを破ったのは荒沢さんだった。私の目を見ていなかったが、顔を見て内気な口調で話しかけた。
「あの、会長...」
荒沢さんが聞きたいことがありそうだ。
「何ですか」
とても緊張だった。世良さんと同じじゃないか。
「この週末は...お暇なんですか?」
驚いたなあ。この前遊ぼうかと聞かれてからどのくらいになるかな。
まさか私と仲良くしたい?
「いいえ、すみません。家族と湖に行きます。本当に時間がありません」
「あ、そうか...」
残念だと思ったはず。
私も、荒沢さんと学校でしか付き合わないから。
それを見ると関ヶ原くんがあまり気持ちを見せなかったが、喜んだ。
まあ、ガールフレンドを別の男と一緒に見たくないタイプかもしれない。
荒沢さんのことを守りたいのが良く分かっているが、やりすぎるんじゃないか。
だから早く話題を変えた。
「ねえ、中村くん、ところで俺が今日の残りの仕事を仕上げてはどう?今まで良く働いたよね」
そう言って笑った。この...
「もう意味がないでしょう。休憩はもうすぐ終わるはずです。今までの仕事は君以外の会員に終えられました」
関ヶ原くんが肩をすくめた。
実は、こいつが怠惰すぎる。いい友達で話し相手ですが、怠け者だ。
まあ、仕事をしないといけない時に完璧に仕事をやっているが、大抵こいつと私の仕事へのアプローチが全然違う。
「しまったなあ、中村くんよー。じゃあ、なら次回だ」
「遅れないでください」
少しの皮肉が必要。
それからベルが鳴った。また教室に行かないといけなかった。
「ああ、話はもう終わりだな、中村くん」
「そう見えますね、関ヶ原くん」
みんなが立ち上がった。
関ヶ原くんが私を見た。
「じゃあ、ここまでだな。なら、また明日。行くよ」
「また明日」
それと荒沢さんを見た。
「藤花ちゃんにも、また明日。気を付けてね」
「うん。また明日、完治くん」
そして荒沢さんは私を見て、笑顔を見せた。
「また明日、会長」
「また明日、荒沢さん」
そこでみんなが生徒会室から出て行った。別の組へ。
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ああ、ついに授業が完全に終わった。やっと帰れた。
幸い授業が終わる時に運転しているバスに乗って帰った。
もう暗かった。
後で降りて家に入って親に迎えられた。
「こんばんは、英五郎!」
「こんばんは」
早く迎えて、すぐに部屋に行った。
宿題が多すぎて今さら始まった方がいい。
あれ、なんだ。部屋に手紙がテーブルに置いてあることを見出した。学校にいてた時に届いたはず。
時々手紙をくれることがあるが、これは重要に見える。何が書いてあるかな。
まあ、何が書いてあるのか知りたがったが、宿題は第一。