明日と反応、第一部
情けないね、私。第一章の始まりから1年以上が経ったのに、書いたことは少なすぎる。ストーリーの進歩は悲しいほど遅すぎて誠に申し訳ありません。
この小説に存在している人は名前について現実の人間とは関係がない。現実にそのような名前を持つ人がいるなら知らなかった。
群馬県桐生市
『ドリンドリンドリンドリンドリンドリンドリンドリンドリンドリンドリンドリンドリン~』
これまでだ。
俺、山田太一郎、今目が覚めて目覚まし時計の鳴りを消した。
普通にはな、うるさいから困るんだけど、今日は楽しみにしてる。
昨日読んだ素晴らしいことをみんなに伝えたいから。
小さい国内オリンピックみたいなスポーツ大会に招待されたんだ!
初めて読んだ時、嬉しくて目が皿のようになってた。ピンクの皿。
『噓だろう!』って思って、心臓が自ら血液を速く送り出し始めた。
マジでこの人生の忘れられない瞬間になった。
一年生の時からサッカーの学校トーナメントにチームと優勝したけど、今までこれほど自分のスキルをサッカー界に見せる大きいチャンスがなかった。これで優秀したら絶対プロになる。
なんか神様に与えられたチャンスだから無駄にしないぜ。
いつも通り浴室にシャワーを浴びに行って、シャワーを浴びて、黒い学ランを着た。
日常にはそれが変わらないけど、今日の気分が良く変わった。
笑顔を浮かべて階段を下って、廊下を通って、食堂に着いた。いつもの日常の通り、親がもうテーブルに座ってた。
「おはよう、太一郎!元気?」
親父がいつも通りそうやって声をかけた。今まで俺の変わらなかった返事が今日の一日、ついに変わった。
「思ってるより元気だぜ、親父」
「ん?」
口から別の返事が出たからよく驚いた。
お母さんも。
「あれ?」
「元気にさせてくれたニュースが届いて来た、昨日」
「それは?」
興味を持つようになった。
いいぜ、すぐに伝えてやる。
「『初回全日本少年スポーツ競争大会』ってこと、知ってる?」
「ええ、昨日ニュースで見た。なんか突然発表された。その前に一言もなく...まあ、この国の組織レベルがかなり高いからかもしれない」
と親父が答えた。知った方が良かった。
「俺はな、昨日招待の案内の手紙をくれた」
これを聞くと親父とお母さんが大変驚いた。今の反応が俺の最初の反応に似てた。
「なんだと!?」
「本当ですか、太一郎?」
「そうだ、サッカー選手として招待されたんだ。2ヶ月後、東京に行く予定だ」
今、親が嬉しさのショックを受けたように見えてた。
「信じられない...」
「太一郎~~~~!」
それで立派な家族のように抱きしめてた。親が涙を流すほど嬉しかった。
「良くやったよ、太一郎。ずっと大物になれるのを信じていた」
「偉いですね、太一郎。本当に誇りに思ってます。東京に着いたら頑張ってね」
このサポートは確かにありがたい。
「ありがとうよ、親父、お母さん。勿論勝つつもりだよ。優勝するとプロになれるから夢が叶うんだから」
「あんただけの夢じゃない。あんたの夢が私たちの夢だから絶対応援するよ」
親父...
「だからって負けるつもりはねえ、勝つしかないってことだ」
ああ、そうだ。親父とお母さんを失望させちゃならねえ。
「とにかくあんたのことを自慢しているよ、太一郎」
もう抱きしめてなかったけど、親父もお母さんも両肩に優しく手を置いてた。
感情的に、こっちの方が強いかもしれない。
「ええ、ありがとう」
俺の退屈な日常がついに明るくなった。これからも続ければ最高だけだ。
しかしそもそも、お母さんの表情から見たら話題が朝ご飯のことに変わりそうだった。
「あの、今日の良い知らせに朝ご飯が少し合いませんがっ」
「いいよ、お母さん。そんなことはない。気にしないで」
どうせ美味しいだろうし、今のいい気分を保ちたい。
「そうよ、気にする必要がない。今食べよう」
親父も良く空気を読んだ。
「なら...いい。いただきます」
「いただきます」
野菜と卵。地味だけど構わねー。
雰囲気の方が重要だから。
今まで、朝ご飯は雰囲気のところが冷たくて静かだったけど、今日は違う。
「じゃあ、今日は何をするの?」
「知らないけど、何をしても楽しもうとする」
やっとつまんねえ人生が明るくなった。
さて、朝ご飯を食べた後に歯を磨いて、靴を履いて、家から出た。
「行って来ます」
「またねー、未来の勝者!」
それで笑顔を浮かべて学校へ立ち去った。
また寒くて、曇りの日だった。言い表せば『つまんねえ』と言い表すけど、そんなことはもうどうでもいい。自分で構うものを探すつもりは全くない。
それと久しぶりにバスに乗った。個人の如く感じるって、どうせ近いうちに個人として名を築き上げるからもう構わねー。
15分後、校門に着いた。
『桐生県立堂島高』
今回10分早かった。くそ。
早く着きすぎるのが嫌いんだけど、仕方がない。
「あ~あ~あ~~、早いね~~、太一ちゃん~!!」
くそが!くそが!
マジで勘弁してくれよ!今日の超いい気分、こいつのせいで潰されるのか?
蟹谷、頼むからあっちに行け!
「今すぐ消えろ、笑わないから!」
この超いい気分を守るために、失礼に話してもやってやる。
あの大迷惑を扱う気がちょっともない。
「なんだ、太一ちゃんの対応は変になったらしい」
確かに別の日とは違う。
「何かあったか、太一ちゃん?」
ええ、すごくいいことがあったけど、お前に言うわけがない。
「あったよ、お前が来たことだ。めっちゃ困ってる」
「太一ちゃんが一つだけやってくれれば、それから来なくなる」
「ええ、そうだ。お前をぶっ殺せば、確実に来なくなる」
「ヒヒヒヒーー、いつから太一ちゃんの方がコメディアンになった?」
何?あいつ、俺に笑わせられた?
役割が逆になっちゃったのかよ。なんて違和感だ。
「いいからさっさと行け、この...」
ちょっと待って、いい考えが頭に浮かんだ。
俺はなぁ、いじめっ子みたいに他人を侮辱して見下ろそうとしたくないけど、あの蟹谷の間抜けに身の程を知らせたらいいんじゃないか。
第一回全日本少年スポーツ競争大会に招待されたトップ少年アスリートで未来のサッカースーパースターはただの教室の道化師に煩わされるべきじゃないんだ。
さっきあいつに俺に関する嬉しいことを言わないって言ったけど、気が変わった。暴露して永久にふざけたことを終わらせてもらってやる。
「この邪魔の具現化」
「何?」
今までこんなに強い言葉を使ったことはない。よく驚いたんだろう。
気持ちを傷つけたら悪かったんだけど、ずっと前にいい加減にすべきだった。
「俺は昨日とは違うぞ、蟹谷。お前が信じられないかもしれないけど、『第一回全日本少年スポーツ競争大会へのご招待のご案内』って手紙をくれたんだ。つまり、エリートアスリートになった。この今のエリート意識は、お前みたいな道化師に煩わされるのをもう許さねえ」
やっと言ったなぁ!感情的に解放されたってことだ!
それと言い方は完全に断言。俺の本音を良く聞いて気持ちが分かっとけや、この間抜けぇ。
「なんだと!?」
思ったらよりも驚いたようだ。
よし、分かったら二度と迷惑をかけんなよ。
「太一ちゃんも招待されたってもんですか?嬉しいぜ~~~、一緒に東京に行くってことだ~~!たまんないね~~~!」
あ...あれ?
今のなぁ...耳が大丈夫?
「もう一回...言ってくれ」
「俺も太一ちゃんの如く招待されたと言ってたよ。一緒に東京に行くとさっき言ってた」
ああ、そうか。分かった。
ま。ず。い。ぞ!!!
あの旅を蟹谷がいない楽しい時間になると考えてたけど、目の前の大迷惑と同行しちゃうった分かっちゃった。
くそがーーーー、もう悪夢じゃねえかよ。
やっぱり蟹谷のせいでいい気分がパーになった。
「みんな、それ聞いたか?」
「今何言った?」
「本当ですか?」
やばい、他の生徒が俺らの話を聞いちゃった。それから俺らのそばに集まってた。
それで蟹谷と俺が仲間同士だと思っちゃうぞ。大間違い、大間違い!
「ええ、噓じゃない。自分が競走、ハードル競走、走幅跳、三段跳、走高跳のために招待された」
噓だろう!そんなに多くの分野のために招待されたのかよ!俺はサッカーだけなのに!
さっきのエリート意識の話さぁ、調子に乗りすぎちゃった。
「噓だろ、そんなもん!」
「そうだ、そんな天才はいねーよ」
「噓じゃないって、明日手紙を持って来たら証拠を見せれるよ」
いいえ、彼は噓をついてない。信じられないほど奇妙だが、恐らく真実だ。
そこでベルが鳴った。教室に行かねばならなかった。
今考えれば、みんなが蟹谷にそれほど注目して良かった。彼は注目の的なんだから俺がこっそり教室に抜け出すぞ。
散々プライドを潰しやがったな、蟹谷。これは忘れない。
差し当たり授業のつまらなさで乗り越えようとする。
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休憩時間になった。
幸い乗り越える方法を見出した。
近ちゃんと話し合ったら、みんなも自分も俺が近ちゃんのボーイフレンドであるのに値すると思うんだろう。
そして自信がすごく高まる。
廊下を歩き回って近ちゃんの優雅な姿を見つけ出した。蟹谷のように、多くの生徒に囲まれてた。
心から微笑んで近ちゃんに近づいた。
声をかけようとしてたけど、先に近ちゃんに話しかけられた。
「ああ、太一郎くん、探しました。やっと会えました」
近ちゃん、校内に、俺のことを探してた?
それより校内に俺のことを名前で呼んだ?
初めてのことだ、とても驚いた。
「長峰さんが山田を今名前で呼んだ?」
「長峰さんのボーイフレンドですけど、あまり...」
近ちゃんの女性友達と嫉妬してる男子学生、小声で世間話してた。
まあ、近ちゃんはこの高校のアイドルだから噂話したいことが分かるんだけど、今近ちゃんと会話してるから雑音をやめろ。
「君が第一回全日本少年スポーツ競争大会に招待されたと聞きました。それは本当ですか?」
授業前に蟹谷のそばにいた人たちがその話を広めたようだ。
「はい、本当です。サッカー選手として招待されたんです」
「ならいいです、太一郎くん。私と共に東京に行くのをどう思っています?」
「何!?」
実は近ちゃんが国宝級の天才だから驚いてないけど、あの蟹谷に関する悪いニュースを聞くとショックを受けた後、近ちゃんも来るって分かると嬉しさのショックを受けた。
「そうですよ、色んな分野のために私が招待されました」
色んなって蟹谷の件みたいだろう。でも近ちゃんなら当然、彼女が上手に出来ないことは存在しない。
「さすが近ちゃんとしか言えないね。色んな分野のためにって、君の場合は勿論あり得ることなんです。君と共に参加しに行くって最強の誇りなんです」
俺よりはるかに多くの分野のために招待されたと聞くと、近ちゃんだから自信が下がってない。近ちゃんが蟹谷とは違うから。
「近ちゃん!?」
「近ちゃんだと!?」
ああ、騒ぎ立てさせちゃった。
『近ちゃん』っての愛称、今までただの退屈な山田だった一般人がまさか堂島高の后の長峰をこう呼んだら激論になる。知っておくべきだった。
これから俺を嫉妬してる男子学生と近ちゃんに憧れてる上級女子学生グループにもっと嫌われる。
エリートアスリートの俺が近ちゃんのボーイフレンドであるのに値すると思うようになっても、『my special one』との親しみを嫉妬してるからそいつらに許されない。
そしてみんなの表情から俺に対して殺意があるのが分かった。
幸い近ちゃんが微笑んで反応した。
「気持ちが相互です、太一郎くん。お互いのために頑張りましょう」
やっぱ神様に与えられたチャンスだ。
蟹谷が一害なら近ちゃんが百利。
あの大迷惑もいても近ちゃんがいるから毎日絶対その旅を楽しみにするぜ。
「ええ、全力で頑張りましょう」
幸福ホルモンがまた大量に放出された。
近ちゃんのおかげ様だからいいんだ。
「あの、近ちゃん?」
言いたいことがもう一つある。
「何ですか?」
絶対に言いたいってみたいに頭に浮かんだから、炎上しても構わねー。
「愛してる」
俺はね、他の学生に認められるようになりたいか、自分の自信のために近ちゃんへの深い愛情を遠慮なく明らかにしたいか、考えがちょっとも一致してないけど、今は俺にとって幸せだ。
彼女がちょっと見開いた。
驚いたな。まさか晴れてそれをみんなの前で言うなんて、彼女にとってすごくいきなりだろう。
「あ...ありがとう、太一郎くん」
なんて可愛い反応だ!顔が真っ赤!
やっと言えたんだぞ。
それに、周りの学生たちの表情も変わった。
嫉妬がもっと深くなったように見えたけど、俺だけが近ちゃんの相手だと分かったはずだ。
「あ...あのね、太一郎くん...」
嬉しそうな顔してた。
よし、よーし、いい答え待ってるぜ。
「明日、...まだデートしましょうか?」
「勿論、是非是非、絶対」
これから近ちゃんも晴れて俺たちの関係について話せる。
「では、決めたことです。楽しみしています」
俺もな。勝ち組加入確定。
「じゃあ、明日まで、またな」
まだ突然の告白だからびくびくしてどっかに落ち着きに行きたいんだろう。
ごゆっくり心を落ち着かせてください。
「またな、my special one」
彼女がここから立ち去りながら、俺が薄く微笑みながら彼女の背中を見てた。
これで満足だ、また最高の気分だ。
人生最高の一日。
「ねぇ、太一ちゃん、俺もお前みたいに美人さんのガールフレンド出来るのか?」
...
どうして今?
「てめぇ...いつから後ろにいたんだ!?」
仕方ないけど大声で怒鳴りつけた。
他の学生が彼のことを気づいた直後、早く歩いて出て行った。
近ちゃんの件のため、俺を恨んで罰として彼と一緒に残すか!?
嫌だ、それだけをマジで勘弁してくれーーー!!
「俺を、気づいてなかったの?」
お前が知ってる一番予測不可能な人だから、しょうがねぇだろう!
「...どうでもいいんだ」
早くこいつに返事したら、ほっとく可能性がある。
ほっとけば、今の状態に救いがありそう。
「しっかりすれば、出来る可能性があるよ」
本気だ。
蟹谷は性格と行動だから変な奴だ。しっかりしたらかなりモテるんだと思う。
外見が結構いいんだ、間違いなく。あごとあごのラインが強いし、人相がとてもハンサム。ヘアスタイルが普通なのになかなか良い、濃い茶色のイケメン風のショートヘア。目も同じ暖かい濃い茶色、若さと男らしさを両方現してる。
唯一の欠点は、ふざけた奴だから常に変な顔してる。
「そうか。しかししっかりする時は、太一ちゃんを笑わせたからだ」
こいつ変わらない。
「すまないけど、そんなもんならアドバイスはここまでだ」
「まあいい。太一ちゃんを笑わせるまで一人でいい」
それが勝手だ。
「これで、じゃあな。教室に戻る」
そろそろお時間だ。ベルが間もなく鳴りそう。
「次の休憩時間までだな」
運が良かったら、また近ちゃんと会う。
運が悪かったら、蟹谷と会う。
運が良くなりますように。
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さっき授業が終わった。
それまで、運が二回悪かった。
まあ、学校の話はここまででいい。
サッカー練習に行くから。
ユニフォーム着て時間通りにワームアップ会期に着いた。
「よ、山田くん。大したもんが起こったと聞いた」
キャプテンの来栖の挨拶だ。
「そうなんです、キャプテン!」
これでいい話題になりそうだ。俺の招待の案内について話すなら、俺も彼らが同じ手紙をくれたかと聞いてやる。
「喜んでるか?」
「当たり前、キャプテン!」
逆に誰がそんなものをくれたら喜ばない?
「喜んだらいいけど、相当の練習もあるさ」
相変わらず練習の鬼、副キャプテンの東道。
「その前に、聞きたいことがある」
「俺たちもあの案内をくれたかってんだろう。それなら、みんなくれたんですよ」
良く尋ねる前に推測できたな。
「しかし山田、そりゃ当たり前だろ?お前だけが一人で招待されたって、わけねー」
まあ、確かにね、宮田。言うまでもないんだったな。
「ハハッ、ちょっと考えたらくそ面白いぜ」
「山田、一人であそこに...テレビで見るのを想像したら、笑える」
ええ、それはありえないね、石尾、塩井。
「フッ、面白いけど、結局全員一緒に行くのが最善だ」
「最強のチームとして、スゲー圧倒的なオーラを発するぞ。さっきの場合は超面白いけど、最強の場合の方がもっとカッコいいんだろ」
間違いなく、このチームで相手にスゲー圧力をかける、合、舛添。
「最強だけじゃなく、最愛のチームもだ。これこそが一番カッコいい場合だよなぁ」
「最高のイケメンチームとして登場するよ。両方のスタイルが好かわれるようになる」
「実力と魅力を合わせて黄金メダルも、全国の女の心も勝ち得てやる、必ず!本間の言う通り、一番カッコいい場合はこれだ!」
それも事実だ、本間、三津、桜井。
うちのチームはまさかの美少年団だ。
俺の場合には容貌が平均以上なんだ。
石尾と塩井は醜いなんじゃないけど、見た目はちょっと変だ。
塩井のヘアスタイルは色まで絵筆に見える、そして石尾のヘアスタイルは濃い茶色の女らしい波打つ髪だけど、それに全く似合わないアビエイターサングラスのフレームのある眼鏡をかけてる。
本間と三津はホストに見える美少年。
三津の髪が肩まで、本間の髪が胸まで下がってる。両方の髪色が淡い茶色。
二人が人気になるんだろう。
桜井は活力に満ち溢れてるように見える。
あいつはヘアスタイルが非常に先端のとがった金髪とオレンジ色の二色の巻き毛だ。それと煌めく青い目。
その外見で女性の中に人気があるはずだ。
宮田、合と舛添は不良に見える美少年だ。
赤い目の三兄弟。
舛添はヘアスタイルがジェルで滑らかにした後ろに向いてる真っ黒の髪。
宮田と合はヘアスタイルが茶色のカッコいいツーブロック。二人の違いは宮田には真ん中の曲がりのある髪の毛の一筋が下がってる。
不良のタイプが好きな女は彼らが好きになるんだろう。
東道は超一流の和風イケメン。
背中まで下がってる真っ黒の髪、結構強いあごとあごのライン、そしてすごく魅惑的な暖かい茶色の目。
モデルとは変わらないみたいだ。
最後に来栖、キャプテンはマジでワールドクラスの美男。
南ヨーロッパの人々のようにカッコいい日焼け肌、オリーブ色の宝石のような目、強くてカッコいいあごとあごのライン、白雪の歯、そしてスゲーイケてるヘアスタイル。ツーブロックに似てるけど、違いがある。上の髪が少し中に向かって上がってるし、サイドと後ろの髪が普通のツーブロックほど短くない。
キャプテンは近ちゃんと同じタイプの欠点なしの人間だ。
「お前ら本気か?」
そっちの三人のアプローチは、東道の気にうまく入らなかったな。
その見栄っ張りらしい態度は規則正しい東道が望んでる態度の真逆だ。
「ふざける場合じゃないだろ!」ってすぐに叫びそうって感じだ。口論になるか。
たく、一利があるかもしれないけど、聞きたくないもんだ。
幸いそうなる前にキャプテンが紛争を防いだ。
「待って待って、彰、その考え方は悪くない。マーケティング側から見れば、プロ契約に関わる甲斐があるかもしれない」
「...」
「それより、桜井が言っただろう、『実力と魅力』って。その実力を勿論厳しい練習によって得ることさ。今すぐ始めようか?」
正にメディエーターだ、チームの平和を守る中心。
みんなが聞きたいことを言って、問題があったら話題を静かで良い方へ回してる。
チームとして、本当に頼りにしてる。
これで東道が多かれ少なかれ落ち着いて、本間らが安心した
「まあ、そういうことかもしれない、キャプテン。ちょっとあんたの言うことを理解するから、ほっとくよ」
もう一回三人の方を見たんだ。
「今回の練習、いいこと見せたら了解だ。しかし、このことわざを覚えとけ」
何のことわざ?
「口だけの実力には魅力がない」
『口だけの実力には魅力がない』って...すごいことわざだな。覚えてやる。
「分かった」
彼らは東道の怒ってる声を聞かなくて良かったって思ってるんだろう。
でも結局、本当に良かったことはキャプテンのおかげで平和な練習が出来たこと。
大会までは気が良ければ良いほどいい。
「では、練習を始めましょう」
さて、時間だ。
「はい、キャプテン」
今日も懸命に練習するんだけど、どれくらい難しくても、気合がいっぱい入ってるから文句なしだ。
さあ、行くぜ!
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くー、くそが~~。
この練習が終わった2時間後、くそほど疲れ果てた。今までこんなにきつい練習があったことない。
でも言っただろう、どれくらい難しくても夢のために耐えてやる。
しかし今は汗でびっしょりになったから風邪を引く前帰った方がいい。
家に入って親に迎えられた。
「こんばんは、太一郎!」
「こんばんは」
早く迎えて、すぐに浴室へ行った。
シャワーを浴びて、服を着に部屋に行った。
今度は手紙をくれなかった。
「太一郎、食事です」
次にはどうなるか分かってる。階下へ降りて晩ご飯を食べに食堂へ行く後、親に「今日はどうだったの?」って聞かれる。
聞かれた時、笑って「結構良かった」って返事する。
本当に良かったから。