表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/54

斉藤ゆるさん

 くそ、くそくそくそくそ!


 斎藤め、何を考えているんだ!


 ぼくの面子どころか、義秋さまの面子まで潰しやがった!


 やっぱりあいつらを信用してはいけなかったんだ!


 しかも、それに合わせて義秋さまを保護していた六角まで三好に内通していたのだそうだ。

 斎藤も三好に乗り換えたということだろう、そうに違いない。

 義秋さまは脱出に成功したが、若狭の妹婿を頼ったそうだ。

 若狭といえば僕の尾張からは離れた場所になる。

 こうなると、織田が主役とはいいがたい立地になってしまった。


 いや、そんなことよりも、美濃だ。斎藤だ。許しておけない。


 同盟の浅井はどうしていたか……と言いたいところだが、六角が敵に回ったのでは仕方がないだろう。

 六角は南近江を中心に複数国に勢力を持つ古豪であり、三好とも仲が悪かったはずなのだが、彼らが敵に回るとなると立地上北近江の浅井は厳しい状況になるわけだ。

 美濃斎藤南近江六角を同時に敵に回すのは二正面作戦になる。

 斎藤は織田が受け持つしかないだろう。


 いや、むしろ斎藤はぼくが倒す。

 ぼくと義秋さまの面子を潰し、幕府再興を邪魔した罪を思い知ってもらおう。


 幸い、南と東は同盟国なので背中は安全だ。

 織田の底力を見せてやる。覚悟しろよ斎藤!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ