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過去の俺2




それから、中学を卒業し、24歳まで工場で働いた。



工場の仕事はしんどかった。けど、やりがいもあった。職場の人は社長をはじめみんな優しく接してくれた。また、頑張りが認められ、開発主任や経理などもした。


しかし、その工場は時代の波に乗れず倒産してしまった。  



次の働き口を見つけるために、いろいろな会社の就職面接を受けるも、この学歴社会で、仕事のロボット化が進んでおり、中卒ではなかなか雇ってもらえなかった。


それでも、そんなには急いでなかった。なぜなら、20歳になってから、少しずつ海外FXやビットコインなどをして少しずつ資産を増やし、今では総額5億円以上の資産がある。俺にも父の血が流れているのだろう。正直いってもう働かずに投資だけで生きていこうとを持ったら生きていけるのだが、昔から働いてきたせいか、働いていないと落ち着かないのだ。



そんな時、母方の親戚から婆ちゃんの葬式に来るように言われた。なぜ呼ばれたのかも分からず、葬式にいった。



母の実家は岡山の西の田舎にある。

皆が想像する、THE田舎にあるのだ。



なぜ俺が葬式に呼ばれたのか尋ねると、


もともと爺ちゃん婆ちゃんが俺を引き取るつもりだった。しかし、父方の家族がなかなか親権を離さなかったらしい。今では解決している。


親権が解決した時には、俺が自立して働いている時だったらしい。



そして、爺ちゃん婆ちゃんは葬式には絶対に呼ぶと決めていたらしい。



葬式が終わり、爺ちゃんが農業を手伝ってくれといってきたので、農業の知識が無いけどいいのかと尋ねると、別にかまわないとのこと。


俺は、今別に仕事も今はしてないしいいかなと思い、手伝うことにした。




まずは、爺ちゃんの家を紹介しよう。爺ちゃんの家はものすごくでかい。でかいし、敷地がものすごく広い。


爺ちゃんの家系は代々鍛治師をしていたらしい。それで、母屋に離れがあって鍛治をする建物に木を加工する建物、蔵が6つもある。


さらに、田んぼだけで29ha、畑が24haあり、さらに山が64haある。これだけで東京ディズニーランド・東京ディズニーシーを合わせた面積よりも広い。




爺ちゃんの手伝いお始めてから2年が経った。この2年で様々なことをした。


まず、爺ちゃんの母屋が経っている敷地の隣に家を建てた。これは、爺ちゃんと住むのが嫌だからということではない。


俺が勉強するために買い集めた本なんかを置くためと、最近釣りにハマっていろいろな道具を買っていたら、けっこうな量になったので建てたのだ。まー趣味兼仕事部屋みたいなものだ。


次に、爺ちゃんに鍛治を習った。さらに、狩猟免許をとり週に2回山に入る。その時に猟犬を飼った。


他にもいろいろなことをした。



さらに2年が経とうとした時、爺ちゃんが癌で亡くなった。

爺ちゃんは分かっていたのだろう。朝起きた時には息をひきとっていた。そして枕元には三枚の手紙が置いてあった。それは遺書とおじさん宛の手紙、俺宛の手紙だった。



手紙には、『この家を頼む。元気でな。』と短く書いてあった。最初は意味がいまいち分からなかったが、おじさんたちがきて遺書を見てすぐに分かった。


遺書には、俺が土地をもらって、それ以外をおじさん達がもらうと書いてあった。


おじさん達も分かっていたのか何も言わなたった。



それからは、農業をして狩猟して、釣りをしてと今までとあまり変わらない生活をおくった。



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