旅行3日目・ハバロフスク
ということで、ハバロフスク編です。
ハバロフスク駅前。
ハバロフスクの気温は当時マイナス25度。これがどのくらいの物か、実感したことが有るのは北海道の方くらいでしょう。
具体的に言うと、肌感覚では、スキー場で吹雪の中を滑ってるときのような感じです。持ち歩いているペットボトルの水がカバンの中で凍るくらいです。そりゃあウォッカで体を温めたくなるわ。
しかし、富山からさらに寒い所に行く。これは観光なんでしょうかね。
装備は、最新ヒートテック(上下)、長そでシャツ、冬用ジャケット、コート、マフラー、ブーツ。あと、手袋と帽子は必須です。
僕は手袋は嫌いですが、それでもつけないと指先が痛くて耐えれませんでした。
ロシアのお馴染み、あのもこもこした帽子もなぜ必要なのか。行けば分かります。帽子がないとマジで頭が冷える(物理的に)
ということで、ハバロフスクです。
内陸部にある街でアムール川のすぐそば。夏場はクルーズ船とか出てるらしいですけど、冬場は川が凍り付くのでクルーズどころではありません。
凍った川を渡ると中国に行けるそうですけど、射殺されるかも。
ハバロフスクの駅からはガイドさんが送迎してくれてホテルにチェックイン。
僕の辞書にホテルで一息、という言葉はないので即街歩きへ行きました。
インツーリストホテル。
日本人が多く泊まるそうですが、日本語はほぼ通じません。英語が通じるだけマシかな
部屋は結構豪華な感じでした。
〇ハバロフスクはどんな街
ハバロフスク自体は正直言うとさほど観光スポットがあるわけではなかったです。ある意味普通の市街地って感じでした。
僕的には街歩きできればいいので良かったですが。ただ、観光目的で行こうとするならちょっと期待外れになるれません。行く方は注意してください。
ハバロフスクは多分3つくらいの畝のような連なった丘に沿って作られているようで、ここも坂が多い町でした。
大きく下って、その後大きく上る、みたいな道が結構ありましたね。
とりあえず何枚か街の写真。路面電車とか走ってました
丘を越えたところにあった教会
謎の看板
完全な地元の市場。
基本的には僕は何処でも行きます。旅行先では用心はしますが物怖じはしません。
見ての通り、雪が降ってました。
富山にいると融雪装置という、道路に管を仕込んで水を出して雪を解かす、という装置があります。これはあるのとないのではかなりの差でして、雪国の方にはお分かりいただけると思います。
ハバロフスクはそういう施設は一切なし。
なんでだろうな、とか思ってたんですが、これはおそらく水なんて出してもその端から凍って行ってかえってひどいことになるからでしょうね。
ということで、こんな風な除雪器具と言うより武器みたいなので雪を砕いて横に避けてました。
雪と言うか、レンガのようだ。
適当に散策して昼ご飯はガイドブックで調べておいたキエフ風カツレツ。
心なしか、ウラジオストクより英語メニューを置いている店は少なかったです
鳥のささ身っぽいのでバターを挟んであげたもの。美味しかったのですが、ガイドブックで絶賛されてるほどでもなかったかな。期待値が高すぎました。
ここのウェイトレスさんは民族衣装を着ていてそれがよかった。
写真撮らせて、と頼んだら取らせてくれましたが、きちんと写真写りをチェックされました。
うろうろと歩いているうちにすぐに夕方に。
アムール川の夕日。
観光地よりこの夕日がきれいだった。
ついでに夜景。
晩御飯は黒パンのガーリックトーストと焼き野菜のソース添え。
ロシアに行って思ったんですけど、日本のパンは本当に美味しいです。
でも、黒パンとかはこういうのがいわゆる異世界側のパンに近いのかな、と思いながら食べるとちょっと参考になりますね。
あとはホテルのレストランバーで食べたアナゴマヨネーズ寿司。
これは寿司か、といわれりゃ謎ですが。
ナポリタンでケチャップを使ってイタリア人をキレさせている日本人が、海外アレンジの寿司に腹を立てるなんて烏滸がましい。
現地アレンジがかかったものもまた面白いと思う僕です。というか、こういうのをみるのも海外の楽しみ。