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7人の転生者は世界を救う?  作者: Syuteu
第1章 森の町アルボル
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半円卓会議

いよいよアルボル後半戦スタートです。

最後まで楽しんで読んでいただければと思います。

アーサーがアルボルに到着してから3日が経過していた。

戦闘の感はガウェイン、ガレスとの特訓により生前のものと寸分たがわなぬものとなりつつあった。

昼過ぎ、4人は円卓につき話し合っていた。

ガダーヴェレヴァルトへの侵入ルート、ヴィヴィアンの居るであろう位置。色々と対策を練る。

「東側はゾンビが多く比較的楽に侵入できるとの情報がありますが、同時にポイズンスライムの目撃情報も少なくなく、毒による汚染が問題かと」

「ふむ、僕が役に立てない以上毒は大問題だね。ガウェイン卿、貴公は何処から攻め入るのがいいと思う?」

マーリンがガウェインに話をふる。

「私は北西より攻め入るのがいいかと、あのあたりが一番敵が少ないとの報告もあります。目撃情報ではゾンビとスケルトンのみが確認されているとの事です。」

アーサーが口をはさむ。

「北側はどうなんだ?」

ガレスが答える。

「北側は獣宿しが目撃されており、危険度が増していると思われます。」

話し合いは火が沈むころまで続いた。

「よし、明日、日の出と共に出立としよう。各々抜かりなく準備するように。」

アーサーが全員の顔を見る。全員うなづく。

会議の後アーサーは宿に用意された自室に戻り、鎧と剣を念入りに手入れする。

マーリンはアーサーの荷物を用意していた。しばらくすると、アーサーもマーリンを手伝い始めた。

そして準備が終わり床に就く。

その日アーサーは夢の中で不思議な声を聴いた。

「たす…けて…」

その声は今にも消えそうな儚い声だった。声の高さからして幼い少女のような気がした。

そして日がのぼる。

アーサー達はアルボルを出立し、ガダーヴェレヴァルトの北西へ向かっていた。

道中何度かゾンビと遭遇したが、ネクロマンサーとは一度も会わなかった。

いよいよ森へ侵入する。

「これより先がガダーヴェレヴァルトになります。いつ襲撃に遭うかわかりませんのでくれぐれも気を抜かないように。」

ガレスが皆に注意を促す。

一歩、また一歩と森へ踏み込んでいく。

「マーリン、ヴィヴィアンの魔力感じるか?」

アーサーがマーリンに問いかける。

「そうだなぁ、今のところはっ」

言葉が遮られる。アーサーがマーリンの居るはずの場所を見る。居ない。

「襲撃だ!固まれ!」

3人が背中を合わせ固まり、周囲を警戒する。

ゲコッ、カエルの鳴き声が聞こえた。マーリンの声がカエルの方から聞こえる。何を言っているかは聞き取れなかった。アーサーはまさかと思いカエルを切り裂く。中からカエルの体液でドロドロになったマーリンが出てきた。

「ま、まさか、カエルに食べられる日がこようとはね…」

マーリンは平常を心掛けているが3人はこらえきれない。

森に笑い声がこだまする。しかし笑い声につられゾンビとスケルトンがよって来るのだった。

いかがでしたでしょうか?マーリン食べられちゃいました(笑)

さて、次回のななてんは迫りくるネクロマンサーの脅威!

果たしてアーサー達は無事に切り抜けることができるのか!?

次回も頑張ります!

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