消えた住人
前回に引き続き戦闘パートです。
今回は前回よりも大変なことに!?
楽しんで読んで頂ければ幸いです。
ガラティンが勢い良く振り下ろされ、内部に溜めこまれた熱エネルギーが一気に解放される。
そのエネルギーは物凄い衝撃波と熱を放ちながら、デッドポイズンサンドスライムを吹き飛ばす。
スライムが居た場所には鍵型の魔導結晶が落ちていた。
それを拾い上げに行こうとするアーサーをマーリンが止めた。
未だに周りの炎を解除しないマーリンに対してアーサーは疑問を抱く。
「アーサー、辺りを見渡して。」
マーリンに促され辺りを見渡すアーサー。すると、一つの事に気が付く。
吹き飛ばされたデッドポイズンサンドスライムの体の一部が蒸発せずに残っていた。
その体は今なお動いていた。しばらく見ていると砂の中へと吸い込まれたように消える。
「ガウェイン卿、今のもう2,3発撃てるかい?」
マーリンはガウェインに聞く。その問いに対して片手の親指を立て突き出し返答する。
「全員下に注意するんだ。足元からくるよ!」
マーリンが全員に注意を促す。
しばらく様子を見るが一切の動きがない。そしてマーリンが地面に耳をつけ音を探る。
そして全員の顔を見て首を横に振る。
「まったく反応がない。これはおかしいぞ。」
周囲を確認するためあたりの炎を解くマーリン。
全員が辺りを警戒する。しかしあるのは砂だけ。
ここでモードレッドが一言こぼす。
「なぁ、町の人達って逃げたのか?」
その一言によりマーリンの頭の中でパズルのピースが埋まった。
「皆!地下だ!デッドポイズンサンドスライムは地下の大空洞!町の人達のところへ行ったんだ!」
その言葉に全員が戦慄し走り出す。ここでベディヴィエールとガレスは遺跡をへと戻るとアーサー達と別れる。
地下へ降りる階段があった場所へ急ぐ一行。
そしてその場所へ着くと扉にスライムが捕食したような跡があることに気が付く。
「これはますますやばいんじゃないか?」
とガウェインが声を漏らす。
急いで階段を下る。一番下まで着いた一行は目を疑った。
そこには無数の骨と、それをなおも溶かそうとするスライムが居たのだ。
そして奥から、助けてくれ、助けてくれと数人の叫び泣く声が聞こえる。
奥へと急ごうとする一行の前に新たな獲物が来たぞと言わんばかりにスライム達が立ちはだかる。
「邪魔だぁぁぁぁぁぁ!!!!どけぇぇぇぇぇぇ!!!」
これまでにない声で叫ぶアーサー。その声は怒りが籠っていた。
その様子を見ていた他の者たちもアーサーに続く。
スライムを溶断し、どんどんと奥へ進む一行はついに声がする部屋の前まで辿り着くのだった。
次回のななてんは!
安全なはずの地下で襲われる町の住人達。
アーサー達は住人たちを救うことはできるのか!?
次回もお楽しみに




