虫けらマーリン
リアルの方が少し忙しくなってきました。
もしかするとペースが乱れるかもしれません。
申し訳ありません。
最後まで読んで頂ければ幸いです。
「お?マーリンどこ行った?」
モードレッドが初めに声を上げた。
「ここだよ、ここ!君の目の前!」
モードレッドが目を凝らし正面をよく見る。するとそこには、虫サイズのマーリンが浮遊していた。
「ぶふっ、マーリンお前ずいぶん小さくなったな!」
モードレッドは笑い転げる。
「な、何だって?僕が小さい?」
そう言われて初めて自分の姿を確認するマーリン。
「なんでなんだよぉぉぉ!なんでまた縮むんだよ!!」
そんなコントをしている二人を横目に、先ほどまでマーリンが立っていた位置をベディヴィエールが探る。
するとそこには先ほどモードレッドが投げた魔導結晶が落ちていた。
しかし、色味が違っていた。先ほどモードレッドが投げた時は無色透明だったのが、白く濁っている。
「マーリン、これに触れてください。」
ベディヴィエールがマーリンの元へ、その結晶をもって近づき触れさせる。
マーリンが再び結晶に触れるとまた光に包まれる。
マーリンの体は元に戻り、結晶は再び無色透明に戻る。
「これは、魔力を吸い取る魔導結晶の様ですね。相当な魔力にしか反応しないようですが。」
「ベディ、ちょっと貸してくれ。」
アーサーがベディヴィエールから結晶を受け取り、マーリンの不意を突いて触れさせる。
再び小さくなるマーリン。
「あ、アーサー!僕で遊ぶんじゃない!」
「これ、面白いな!マーリンしばらくそのままでいろよ。ラクダも1頭空くし!」
そんなことをしながら遺跡を出ると、日が暮れ始めていた。
一行は遺跡を出たすぐのところにたき火を起こし、話し合いをすることにした。
「さて、モードレッド、ランスロット、お前たちを町の人達に引き渡すつもりなんだが、償う気はあるか?」
アーサーが問う。
「私はあります。しかし、私はアロンダイトを迎えに行かなくては。夢の中で何度も呼ばれるのです。早く助けて。ここは苦しいと…」
「俺は、こいつに協力するって約束しちまってるからな。こいつの案件が終わらない限り別れられねぇし。」
「お前たちの言い分はよく分かった。ここで提案なんだが、俺たちはヴェレーノヴュステに行き、デッドポイズンサンドスライムを倒そうと思っている。そうすればスライム達も大人しくなるんじゃないか、というのがマーリンの見立てだ。」
「つまり?」
「つまりだ、デッドポイズンサンドスライムを倒せば多少の償いにはなるって話だ。どうする?俺達と一緒に来るか?」
アーサーの思わぬ提案に戸惑う二人は顔を見合わせその後頷いた。
しかし、ガウェインだけは浮かない顔をしていたのだった。
次回のななてんは!
ようやく7人揃った円卓メンバーしかし不安を抱えるガウェイン。
この不安が招くものは?
次回もお楽しみに!




