遺跡
いよいよ砂漠へと乗り出しました!
この先に待ち受けるものとは!?
最後まで読んで頂ければ幸いです。
翌朝、町の外れにラクダを用意してもらった5人は遺跡へと向けて出発した。
気温は日が昇るのと並行してどんどん高くなっていく。
「ここ、暑すぎじゃないか…」
アーサーがぼやく。
「叔父上、しっかりしてください。」
ガレスがアーサーに水を渡す。今回は珍しくガレスがアーサーの横についている。
先頭は道を知っているベディヴィエールで、その後ろを2列で進んでいた。
しばらく進み、町が見えなくなった頃だろうか、遺跡の影が見えてくる。
「皆さん、遺跡が見えましたよ。今夜はあそこで野営としましょう。」
全員、急ぎ足になる。
遺跡に着くと全員素早くラクダを固定し、遺跡の中へと入りこむ。
「す、涼しい!」
全員その場に座り込み、砂漠で熱せられた体を冷ます。
そんな時だった。遺跡の奥から何かが聞こえたのだ。
「なぁ、今の聞こえたか?」
最初に気が付いたのはアーサーだった。
「え、何が?」
マーリンは気づいていない。
「何か誰かが喋るような音がしないか?」
全員が耳を澄ます。かすかに聞こえる声にマーリン以外が気が付く。
「少女のような声がしますね。」
「奥へ行ってみるか?」
ベディヴィエール、ガウェインがアーサーに指示を仰ぐ。
「行こう。マーリン、光を」
指示され全員が立ち上がり、マーリンが辺りを照らすため光の玉を作り出す。
視界が確保できた一行は遺跡の奥へ奥へと踏み込んでいく。
声が段々と近くなっていく。
「まったく!なんなんだあのハチャメチャな数は!」
「まったくですね。あんな大群は見たことがありません。あれではデッドポイズンサンドスライムなんてどれか分かったものではないですね。」
2人の少女の声が聞こえる。
アーサー一行はもしかしてと思いさらに奥へと足を踏み入れる。
すると奥に一つの明かりが見え、2つの人影が向かい合って話しているのが見えた。
さらに近づくとこちらに気づいたようで立ち上がり手を振ってきた。
相手の姿がはっきりと見える距離まで近づいたとき、相手の2人とアーサーとガウェインが剣に手をかけた。
「なぜ貴様がここに居る…」
ガウェインが相手の一人に問う。
「お前こそ何故ここに?」
問われた者が問で返す。
「なぜお前が転生してる!」
アーサーがもう一人に怒鳴る。
「そりゃ神様に案内されたからに決まってんだろ!バカ親父!」
4人は一触即発の状態へと陥る。残りの3人は頭を抱え、止めようとしていたのだった。
次回はついに少女達の名前が明らかになります。
アーサー、ガウェインと因縁がある2人…一体誰なのか!?
次回をお楽しみに!




