石の町ラルム
感謝デー3話目です!
いよいよ3章の幕開けです!
この章で7人がそろいます。お楽しみに!
それでは最後まで読んで頂ければ幸いです。
アルボルを出立して3日が経っていた。
周囲は岩石と砂が多くなり、気温も徐々に高くなってきた。
「ベディヴィエール、ラルムはどんな町なんだ?」
アーサーがベディヴィエールに尋ねた。
「ラルムは砂漠の中に立つ楽園、オアシスを中心に栄えた大きな町です。東には大昔の遺跡があり、珍しい物品が多く発見されてます。」
「なかなか楽しそうな町だな。そんな町が大変だとは思えないけどな…」
そんな話をしていると、石でできた塀が見えてきた。
「みなさん、町が見えてきましたよ。」
ガレスが皆に伝える。
一行は急ぎ足になる。そして門の前に着くとぴたりと足が止まる。
「なんだ…これは…」
門は開け放たれ、鉄の扉は虫が食ったような穴が開いてあった。門番の姿はない。
一行は町の中へと急ぐ。町の中は鉄の扉の虫食いのような跡が至る所にあった。
町の中心へとたどり着くと、近くから一つの悲鳴が聞こえた。
そして悲鳴の方へと走る。
そこにはスライムに襲われる村人が居た。
アーサーがすぐさま抜刀し助けに入る。
「大丈夫か!マーリン!この人たちを!」
「分かってるって!」
マーリンが村人を確保する。そして他の騎士たちもアーサーの援護に入る。
「あ、あの、あなた達は一体…」
「僕たちは正義の味方さ。」
マーリンがカッコつける。ガウェインが後ろ手に頭を小突く。
「ベディ、この世界のスライムは斬撃効くよな?」
アーサーがベディヴィエールに尋ねる。
「それが、非常に言いにくいですが、斬撃は一番相性が悪いです。最悪です。」
「そいうこと早く言わないか?」
茶番をしているとスライムが飛び掛かる。
4人が左右に2人づつ素早く避ける。
スライムの通った後は少し溶けている。虫食いの犯人はこいつだった。
「ガウェイン卿!ガラティンで焼いてください!」
ベディヴィエールが指示を出す。その通りにガウェインがガラティンの熱量を上げスライムを溶断する。
スライムは蒸発し撃退に成功する。
そしてマーリンの元へと全員が集まり、村人の安全を確認する。
「危ないところをありがとうございます。私はこの町で酒場を経営していたアルクと申します。」
アルクと名乗る女性にいろいろと話を聞くと、突然スライムが大群で押し寄せ町を破壊したとのこと。
酒場に居た冒険者や町の兵士が応戦したが、あまりの量に町の人を逃がすので手一杯だったらしい。
そして、アルクという女性も他の人の避難が終わり、自分も避難しようとしたときに襲われたとのことだった。
「すまないが、町長のピエールさんは何処に居るかわかるか?」
アーサーが質問すると、アルクは頷き案内すると申し出てくれた。
そしてアーサー一行はアルクの案内についていくのだった。
波乱の幕開けです!
次回のななてんは毎回のごとく説明回です。
いよいよグランドフィナーレへ向けて加速していきます。
こうご期待!




