救援要請
感謝デー2話目です!
3話投稿って考えてみたら割ときついですね。
楽しく読んで頂ければ何よりです!
アーサー一行はネーヴェに戻り、2,3日の休息を取っていた。
そんなある日の昼下がり町長のニエベから呼び出されたのだった。
「皆様、ヴルヴヴェジンの討伐お疲れ様でした。これはささやかなお礼です。」
そう言って手渡されたのは液体の入った小瓶だった。
「これは?」
アーサーが尋ねる。
「それは反転液。それを飲んだり、かけられた者は暑さと寒さが反転するという珍しい液体です。どうぞお役に立ててください。それと、もう一つあなた方へ渡すものがあります。」
ニエベは一通の手紙をアーサーへ手渡した。
「その手紙は今朝方私の元に届いた石の町ラルムより差し出されたものです。」
アーサーは手紙を開け中を読む。
”拝啓 ニエベ・シアン殿 アルボルを救った勇者がそちらに居られると聞き、急いでこの手紙を出させていただきました。
我が町ラルムは次期に無くなってしまいそうなのです。できる事であればアルボルを救った勇者たちをすぐにこちらへお送りください。どうかよろしくお願いいたします。 敬具
ラルムの長 ピエール・ロシエより”
アーサーが読み終わり顔をあげる。
「行っていただけますか?」
4人は二つ返事で了承し、宿屋に戻りすぐに出発の準備をする。
そして一行はアルボルを目指す。なぜならば、ネーヴェから一直線にラルムへ向けて進むと、迷ってしまうとニエベに釘を刺されたからだ。
馬を飛ばし、アルボルへ向かう一行、道中獣宿しに何度か襲撃されたが、ヴルヴヴェジンに比べれば大したことの無い者ばかりだった。
「ロウとディゾに別れ言えなかったな…」
馬で走りながらアーサーが言った。
「いつかまた会えるさ。」
隣を走るマーリンが答える。
「お前がそう言うならきっと会えるだろうな。ところでマーリン、喋ってるとまた下を噛むぞ?」
マーリンが慌てて口を閉じる。
その様子を見ていた3人は笑いながら走っていく。
ネーヴェを出立し2日が経ち、ガダーヴェレヴァルトの横を走っていると、森の中から馬が一頭出てきた。
その馬の上にはベディヴィエールが乗っていた。
「王よ!ヴルヴヴェジンを倒したのですか!?」
ベディヴィエールが陣形に加わりながら尋ねる。
「あぁ!倒してきたぞ!これからラルムへ向かう。ベディ、ついてきてくれるか?」
「もちろんです!」
こうして5人になった一行はさらにスピードをあげ、アルボルを経由しラルムへ向かうのであった。
これにて2章が終幕です。
次の話から3章になります。
石の町ラルムでは一体何が起こっているのか?
アーサー達はラルムを救うことができるのか!?
こうご期待!




