2人の少女
前回の予告でディゾさんの相棒を登場させると言いましたが、すいません、できませんでした。
ごめんなさい。
今回も楽しく読んで頂ければ幸いです。
アーサー達が追いかけっこをしているころ、ネーヴェより遠く離れた石の町ラルムの酒場に2人の少女が居た。
その少女たちは顔をフードで隠しているが、武装は騎士と言った感じの鎧と剣を装備してた。
少女たちは酒場で情報を集めていた。そこに酔っ払いが絡みに行く。
酔っ払いの手が少女の体へ触れる寸前で、その少女に手が捻り上げる。
「いでっいででででで」
酔っ払いは腕を捻られたままテーブルに押さえつけられる。
「お前、私に触れようとしたな?迷惑料貰うぞ」
少女の口元がニヤリと上がる。そして男の懐から財布を抜き取る。
男は返せと言うが、腕をさらに捻られてあきらめる。
「まったく、品がありませんね。」
もう一人の少女は椅子に座り、軽食を取っている。
「うっせーよ。で、あの砂漠越えられると思うか?」
もう一人の少女は首を横に振る。
「流石に生身で越えるのは無理そうですね。目的の古城まではやはりラクダで行くしかないかと」
やっぱりかーと首を傾げつつ、男を離し酒場の店員に料理を注文する。
そして2人の少女はテーブルに着き話し合いを始めた。
場所はネーヴェに戻り昼が過ぎた頃、午前中一杯走り回った4人は最初の広場に集まってゼェハァ言いながら寝転がっていた。
ガレスとガウェインの服にはルプスの足跡が大量に付いていた。
「なぁ…このままやってて捕まえられると思うか?」
アーサーが言った。
「まず無理だろうね。ロウの方はこの町を知り尽くしてる。追いついたとしてもすぐに路地に入られて振り切られてしまう。」
マーリンが答える。
「こちらは掴みそうになると見事に手を避けられてついでに踏まれるといった所ですね。」
ガレスが自分たちの状況を伝える。
4人が考えているとロウがルプスを連れて広場に現れる。
「なんだよ、もうばてちまったのか?俺もルプスもまだまだ遊びたりねぇんだけどな!」
挑発されて立ち上がり走り出そうとする騎士3人をマーリンが引き留めた。
「僕に一つ作戦があるんだけど手伝ってくれるかい?」
ひそひそと作戦を伝え終わると、3人の騎士が走り出す。
それぞれ追いかけるのではなく3方に散ったのだ。
お?と不思議そうに思うロウを傍目にマーリンは座ったまま動いていない。
しばらくすると広場の3方向から騎士たちが戻ってくる。
騎士たちはそれぞれ手に結晶を持っていた。
それを同時にロウへ向かって投げる。
「チェックメイトだ。」
マーリンがドヤ顔で言った。が、マーリンの手に鋭い痛みが走る。ルプスが噛みついていた。
がしかし、マーリンはドヤ顔を崩さない。
投げられた結晶が光を放ち魔法を発動する。
ロウとルプスは眠ってしまった。
4人はガッツポーズを決めた。
次回こそは…次回こそは!ディゾさんの相棒を紹介したいと思います!
楽しみにしていた方々本当に申し訳ありませんでした。




