恋傘
16、恋傘
雨の空仰ぎ 眉を寄せてる 君の晴れない顔が切ない
僕の右手の中には傘があり差しだした 笑う顔見たくて
冷めたしぶき 絶えない天の涙 濡れる鞄 肩に背負いながら
風邪ひくリスクなんて恐れなかった ただ君を救いたかった一心
誰よりも大切な存在の君を守る傘になりたい
たとえ君の心が僕を嫌っても 君が好きと思えるだけで
好きだ 君が好きだよ 溢れ出るくらいに
眼から落ちる雨粒でも抱きしめる
だから 君が好きだよ 拭えきれないほど
君の全て包みたい 守るから
君と目が合うときはいつでも 外は大きな粒が滴り
言葉何も交わさず すれ違うよね ぐずついた天気のせいにした
ある日の放課後 君の姿 隣の男と笑っている
そして二人は一つの傘の下で むなしさ抱く 僕の眼には
好きだ 君が好きだよ 狂いそうなくらいに
いっそこのまま雨に打たれて解けてしまいたい
だけど 君が好きだよ 命を懸けても
君の全てを包みたい 守るから
好きだ 君が好きだよ 遠回りしても
言いたいことが ありすぎて困っているよ
つまり 君が好きだよ 嫌われちゃうのかな
雨から守る君の傘になりたいんだ
日差し降り注ぐ
「心」という傘 すぼめ
雨から守る君の傘になりたい
命を懸けても守る存在になりたい。
君と一緒に、一つ傘の下で並んで歩きたい。
君をどうしても――守りたいんだ。




