11/51
凩
11、凩
沈んでゆく 夕日を背に 眼からこぼれる 涙はきっと
光のせいで 輝くそれは 綺麗にみえて なぜだろ悔しくて
恋破れ 山映えて 色づく葉を踏む音
たちまち溢れる 僕の全て君に捧げる 吹き渡る凩
広がるよ 投げた小石 恋の波紋が 涙がもっと
君の言葉 僕の胸に 深く刻まれ これから負っていく
恋叶う 夢見てた さまよう僕はここから
生きてく術に 悩まされるほどに困るよ 揺れ響くほうき
恋破れ 苦しんだ 眠れない夜続いて
たちまち溢れる 僕の全て君へ贈るよ 哀愁の凩
夕陽の光が眩しい。
瞳が濡れているからなおさら。
君の言葉あまりにそっけないもので、
思いっきり泣いたんだ。
君に捧げたい、僕の全てを――。
皮肉にも、冷たい凩が吹き始めた。
哀愁の香りと共に・・・。




