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レゾンデートル論Ⅰ

ギルドの設立はシュタインハイム歴の始まりと前後する。


その目的は主に3つである。

①実体経済の拡大。

②社会の安定性の確保。

③利便性の向上。


それぞれの優先順位は時代によって前後するが、基本的には利便性の向上が中心である。


シュタインハイムにおける労働の需要と供給は需要が常に先行するものの、一度供給が始まると急激に需要を超過する。結果、満足な収入を得られない労働者が多いうえ、収入を得た労働者も満足にそれを財やサービスと交換することができなかった。


シュタイムハイム一族が山脈の麓に自治圏を形成したのがシュタイムハイム歴の始まりであり、初期においてシュタイムハイム一族とギルド員、ギルドメンバーはほぼ同値であった。


一族の間とはいえ、その数は1万人を超えており、ギルドは一族での総取引コストを低減させる役割があった。


シュタイムハイムの安定性を聞きつけた人々が断続的に流入を続け、それに合わせてギルドメンバーは増大していった。


しかし、シュタイムハイムの知識や技能と流入してくる人々の知識や技能の間には大きな開きがあり、シュタイムハイム歴142年には所得格差による治安の悪化が問題であった。


そこで、シュタイムハイムにおける構成員として最低限の素養を定めて義務としたのが基礎課程である。


《続きはレゾンデートル論Ⅰを読もう!》


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