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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章─極子水星要塞〜演劇の始まり〜─
92/323

欠片90.『潜入─7日目・時とヒトの流れは変わらない』

欠片ピース90.『潜入─7日目・時とヒトの流れは変わらない』です!


※本作の「」と間にある───の種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

〔〕のセリフ=行動に合わせて、過去のセリフを照らし合わせている場面で使用

【】=漫画で例えると『四角い囲みのナレーション語り』や『用語説明』

・・=強調

" "=強調、効果音など

─1本=漫画で例えると『場面転換』や『幕間』

➖─➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

─2本=漫画で例えると『時の流れ』





【アストラの潜入から7日目】



アストラが[貧民街エリア]で出会った少女との出会いから、特に変わりはなく2日が経っていた。




【繁華街エリア

 ──アストラサイド】



アストラは、早朝から冒険者ギルドにて──素材の売却金である残りの換金分を受け取りに行っていた。

持ち込んだ時に、ギルドの方の金庫に足りず。

その場で用意できなかったのである。



ガランッ───"バタン"。



「さて。」

(あの少年の様子でも見に行ってみるか)



──コツ──カツ。



          ・・・・・・・・・・・・・・

【[繁華街エリア]の1日の景色は今日も変わらない】


【日常で起こる変化に──

 ヒト1人が消えようとも】



【人々の目は、その変化には気付かず

 当たり前の1日を過ごしていく】


【いなくなったことに

 親族や仕事仲間にしか気付けないのだ】



【"ヒトの流れ"とは。そういうものである──】




少年がいつも居る場所に辿り着いたアストラは、その場所を見つめていた。


(いない……。)



「保護されていればいいが。」

(明日も立ち寄ってみるか。)



そうして──アストラは、地下四層[加工場エリア]へと足を運ばせた。



─────────────────────────



旅人旅館イン・トラベル 待ち合わせの一室】



──"バシュンッ"。



待ち合わせの一室の中に、クロードとサーチがやって来ていた。



「おっほぉぉぉお〜〜!!スッゲェー!!」

「なんか!こう!ぐわんっシュンッ!て感じだなー!」



「初めて移動される方は、酔われるかたが多いのですが……。楽しむなんて大したものですよ、サーチくん。」



「ヘヘへッ!楽しみにしてたからね!」

「今日までずっと見てる側だったしさ!」



「ふふ。そうですね。」

「この後はもう行かれるのですか?」



「いや!一旦フロデューテに会いに行って、それから繁華街エリアの全体をのぞいてみようと思う!」

「来たばっかだし。地形を把握しとかないとだしな!」


「それに、オレも情報を集めたいし。歩くのはまだ先かな!」



「そうですか。分かりました。」

「あ、それと──」


「サーチくん。」



「ん?」

「どうしたのクロードさん」



「アストラさんにもし出会ったら、お願いしたい事がありまして……。実は───」



─────────────────────────



「りょーかい!」

「とりあえず、クロードさんの所に連れて来たらいんだよね?」



「はい。よろしくお願いしますね。」


「うん!師匠に会ったら伝えとくよー!」



─────────────────────────



旅人旅館イン・トラベル

 フロデューテとアストラの泊まっている部屋】



"コンッコン"。


扉から聞こえて来たノック音に、フロデューテが扉越しに答える。



『誰…?』



「オレだ!サーチだ!」



──"ガチャリ"。


扉が開き、中からフロデューテが顔を出すと。

目の前にはサーチの姿が見えていた。



『サーチ!こっちに来たのね!』



「ああ!さっき来たばっか!」

「移動する前にこっちの地形も見ておこうかなって!」


『なるほどね!アストラにはもう会ったの?』


「いや、師匠にはまだ会ってないよ!」

「あとで会いにいくつもり!クロードさんからの伝言もあるし!」



『そう。ならアタシの方は、まだまだかかりそうって伝えてくれるかしら?』


「分かった!」

「作業がんばってな!」


『ええ!ありがと!』



「あ、それから〜……。オレが泊まる部屋ってあるの?」


『とりあえず、アタシとアストラはこの部屋使ってるから。集合場所の部屋になるんじゃないかしら?』


「……そうなる感じね。りょうかい……。」


『まあ、仕方ないわね〜。』



「よし。夜には戻ってくるよ!」

「あ、先に師匠が戻って来たらさ!代わりに伝えてもらえる?」


『分かったわ!』



「んじゃ、行ってくるぜ!」


『うん!いってらっしゃい〜!』


そうして、サーチは部屋を出て行った。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


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