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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
89/261

欠片87.『潜入ー5日目』

欠片(ピース)87.『潜入ー5日目』です!



※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間、過去回想など

ー2本=漫画で例えた時の流れ


旅人(イン)旅館(トラベル)


泊まっている部屋へと戻ろうとしていたアストラは、廊下を歩いていた。

すると、アストラの部屋の前に見知ってる顔の2人が立っていた。


2人の内1人は、アストラに気づくと声を上げた。



『あ!』

『アストラ〜!久しぶりー!』


と、元気よく手を振っているフロデューテの姿だった。



「久しぶりだな。元気だったか?」


『うん!元気も元気!ちょー元気っ!!』

『例の件もバッチリ!!…まあ、時間がちょっと微妙かもだけど。』



「そうか、ワタシはこれから別件で動こうと思う。コレを渡しておく」


と、『魔掘屑箱(マクセツバコ)』から"地屑龍(アースドラゴン)"の破片(クズ)を取り出して渡した。



『うっそー!!?コレって…』



 ・・

『本物のドラゴンの破片(クズ)じゃない〜〜〜〜!!!!』




『確かに"A級以上"とは言ったけど!!』

『何で"それ以上"のモノを獲ってきちゃってんのよ!!!……ハァ…。』



「ダメだったのか?」


『いや、ダメではないんだけど……。』


《あぁ…なんかもう、本人は"キョトン"って顔してるし。驚くアタシがおかしいのかな…?》

《サーチが見たら、きっと腰抜かして驚くわね。。》



チラッ。


と、クロードをチラ見するフロデューテ。

両手の平を突き上げて、首を傾げていた。


《ハァ…考えても無駄ね。》



『……ただ、びっくりしただけ。』



と、冷静に事態を飲み込んだフロデューテだった。



『なら、アタシはこれから作業に入るから!』

『何かあったら声かけてね!』



「ああ、ワタシは他のエリアに行ってくる」

「ここの地形はクロードから聞いてくれ」



『分かったわ!気をつけてね!』



「ありがとう」

「ではな」


と、アストラは部屋に入って行った。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


クロードとフロデューテは待ち合わせ用の部屋に入り、クロードから極子水星要塞(ミニマルフォートレス)のエリアについて聞いていた。



「まず、一層目ですが」           ・・

「大きな[火葬場]を中心に、"最初の外周部屋"以外の四方を囲む全ての部屋が繋がっております。しかし、地上から見ると全ての部屋の上に扉が付いております。」


「おそらくこれは、避難用のためかと思われます。」

「そして、この一層目は[繁華街エリア]と呼ばれており」


「火葬場の周囲は、物を売り買いする場所がメインとなっておりますね。」

「そして、そこから奥に広がっていくに連れ、居住区へと変わっていくみたいです。」



『へぇ〜全部居住区じゃなかったのね!市場とかもあったんだ〜』


「ええ。といっても、そこに宿屋や他の施設などもあります。」

「ここも[繁華街]のエリア内ですね。」



「続いて、そのさらに地下にあたる第二層目は…」


(ぞく)にいう…[貧民街エリア]と呼ばれるエリアになります。」



『貧民街…?なんかいい名前じゃないわね。』



「ええ。名前の通り…ここには貧しい暮らしを()いられている物たちの居住空間となっております。」

「身寄りのない子供から、家がないご老人など、治安の悪い場所ですので…」


「殺人や人攫いなどがよく起こっているそうです。」



『ひどい…なんてこと…。』



「彼らは上にあがろうにも、門兵が通行許可をしない限りは来れないみたいですね。」

「一部、商売などをするときに上がってきたりとかは許可が降りれば上がれるみたいです。」



『なるほどね〜』



「続いて、第三層と四層…ここからは住民に聞いた程度ですので私も直接見たわけではありません。」

「そこはエリア全体…つまり、全ての部屋が加工場の作業スペースとなっているらしいのです。」



「故にどちらとも[加工場エリア]と呼ばれております。」



『全て!?って、176部屋もある全て加工スペースってことぉ!!?』

『しかも…それが二層分って…』



「そう聞いております。真偽は不明ですが。」


『どれだけの規模なのよ…全く。』



「そして、あの1番大きな扉の[火葬場]と呼ばれる中ですが…」


「どこから"その部屋に繋がっている"のかは分かっておりません。しかし、その作業空間の場所は、噂によれば…」


「第一層が[分離研究部屋(セパレートリサーチプラント)]と呼ばれているみたいです。」


「第二層は[火葬部屋(クレマトリウムプラント)]。」


「第三層は[貯水部屋(ストレージタンクプラント)]。」


「そして、第四層目が[加工部屋(プロセスプラント)]と呼ばれております。



「あくまで、下っ端の信徒(シント)の一部が言っていたものですがね。」



『いいえ、おそらくそれで合ってると思うわ。』



「と、いいますと?」



『アタシのお姉ちゃんが送り込んでいたスパイからの情報で、聞いたことがあるの』



「なるほど、そうでしたか。」

「では、手間が一つ省けそうですね」



『手間?』



「ええ。なんでもその情報が正しいかどうか…」


「アストラさんが近々、信徒(シント)の上級階級の者を(とら)え、尋問すると(おっしゃ)ってましたが」


「その必要はなくなりましたね。」



『尋問って……。』

《拷問の間違いじゃないの…?はは。》




『まあ、とりあえず分かったわ!』


『なら、今のところ』

『その部屋へ繋がる入り口を探さないといけないってわけね。』



「そのようになります。本日アストラさんは…」



「おそらく[貧民街エリア]へと向かわれたのでしょう。」



「私も本日はこちらで、部屋の入り口を探そうと思いますので。」

「夜の八時頃にはこちらに戻って参ります。」



『りょーかい!クロードさんも気をつけてね!』



「はい。ありがとうございます。」



と、お礼を言うと部屋から出て行った。




『さっーて!アタシの方もちゃんと間に合わせないとね!!』

『ぜっ〜たいに!完成させるぞー!!!』



拳を握りしめ、両手を突き上げて気合いを入れたフロデューテだった。



最後まで読んでいただき、ありがとうございます!



[今回の一言♩]

設定集サボりすぎてて、更新の嵐になっております。


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