欠片84.『潜入ー4日目・七つの大罪 前編』
欠片84.『潜入ー4日目・七つの大罪 前編』です!
※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明
[]=人物名と年齢、種族、テキスト
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
{}=人物の念話
{{ }}=他種族の念話
【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明
・・=強調
" "=強調、効果音など
ー1本=漫画の場面転換、幕間
➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸
ー2本=漫画で例えた時の流れ
【魔界 円卓の間】
『あれぇ〜〜〜?もしかして〜……ボク遅かったですかね?アハッ♩』
魔王直下 七大魔族
一柱の一人 強欲の悪魔[マモン(8888)]
[種族:大魔族]
と、陽気な感じでユリニトこと[マモン]が部屋の中にいた悪魔たちに声をかけた。
『フンッ、別にキサマがいてもいなくても変わらないだろうがな!!』
魔王直下 七大魔族
一柱の一人 嫉妬の悪魔[ジェラス(5252)]
[種族:大魔族]
と、イラだったように、腕を椅子の背もたれからダランっと後ろに垂らし、テーブルに足を組んでついていた。
『嫌だな〜〜ジェラスさん〜。いつもそんな怖い顔だと、魔王様や他のみんなに嫌われちゃいますよ?アハハッ♩』
笑顔でマモンは返事を返した。
『そんなことないもん!ジェラスにぃは優しいよ?』
と、少年のような背丈の悪魔が、話に割って入った。
彼の背丈は150cmくらいで、肌は白く、白いロングソックスに黒い先が丸い靴履いていた。
さらに、白のシャツに赤い蝶ネクタイを付け、黒い短パンにサスペンダーを付けていた。
そして、髪型はふわふわのパーマで、ピンクの髪に水色の瞳をしていた。
『み〜〜んな!優しいもんっ!!』
『もちろん、マモンにぃもだよー!!』
魔王直下 七大魔族
一柱の一人 暴食の悪魔[ラトニー(6666)]
[種族:大魔族]
『ラトは相変わらずだね〜〜アハハッ♩』
『みんなの味方だもんね♩』
『うんっ!マモンにぃが来てくれて嬉しいよっ!』
と、ラトニーはマモンの腰に抱きついた。
『よしよし♩』とマモンはラトニーの頭を撫でていた。
『そういえば、残りの皆さんは?』
と、マモンがラトニーの頭を撫でながら質問した。
『ルシフフェルとレイジネス、ラースは来ないわ。』
魔王直下 七大魔族
一柱の一人 色欲の悪魔[アウスラスト(3232)]
[種族:大魔族]
赤色のロングヘアーの女性の悪魔が答えた。
彼女の肌は褐色で赤い目をしており、黒のバニースーツのような格好に、網目状のタイツを履いていた。
そして、背中には翼があり、折りたたまれており、テーブルの上で腕を組みながら、その指の爪は赤いマニュキュアが塗られていた。
『あ〜〜……まぁ、ルシフフェルさんと、レイジネスは何となく分かりますけど、ラースちゃんは何故いないんです?』
『ラースは誰かに会ってくるって出かけてったわ。』
『はぁ…そうですか。ちなみに、他の二人の理由を聞いても?』
『フンッ、ルシフフェルのヤツは魔王様のとこにいる。ホントムカつくヤツだ。』
『特にリーダーみたいなツラしてるのがな。』
と、ジェラスが嫌味らしく答えた。
『んもっ〜〜!そんなこと言わないの!ジェラスにぃ!』
『フェルにぃはなんにも悪くないよっ!』
と、タタタターッと、ジェラスの元までラトニーは駆け寄っていて、テーブルに両手をついて、ほっぺをぷくっ〜としていた。
『レイジネスはめんどくさいからって、いつもと同じよ。』
と、その様子を無視しながらアウスラストが答えると、マモンは納得していた。
『結局この、いつものメンツでの話し合いになるんですねぇ〜アハハ♩』
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
[今回の一言♩]
訳あって追加エピソードとなります。




