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星屑の機巧技師(せいせつのきこうぎし)  作者: リンネ カエル/霖廻 蛙
第一章ー極子水星要塞〜演劇の始まり〜ー
85/265

欠片83.『潜入ー4日目』

欠片(ピース)83.『潜入ー4日目』です!


※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明

[]=人物名と年齢、種族、テキスト

「」=人物の話しているセリフ

『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称

()=人物の心のセリフ

《》=人外、多種族などの心のセリフ

{}=人物の念話

{{ }}=他種族の念話

【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明

・・=強調

" "=強調、効果音など

ー1本=漫画の場面転換、幕間

➖ー➖1本=過去回想に入る終わる・過去の時間軸

ー2本=漫画で例えた時の流れ



【アストラの潜入から4日目】


祈祷要塞(プレイヤーフォートレス)



鍛冶場で作業をしていたサーチは、ヒイロの破片(ウェ)武器(ード)を完成させていた。



「フゥ〜〜。よし。」


と、汗だくの顔を腕で拭き取ると、頬が黒くなっていた。


「ヒイロの分は出来たな!あとはニザリーの短刀だな!」



『あの〜?すみませぇ〜ん。』



「ん?誰だ?」

(聞いたことない声だ)


と、作業をしていたサーチの後ろから声をかけられた。


するとそこには、身長150cmくらいの黒髪パーマの黒いメガネをかけた少女が立っていた。

肌の色は白色で、瞳の色は赤色だった。

そして、彼女の服装は黒のマントを羽織っていた。


「えっと、武器を買いに来たの?今、オヤジさんが席外しててさ、オレはこの場所を借りてるだけなんだよね。」

「だから、ちょっと待っててもらえるかな?」


と、サーチが答えるも、黒髪の少女は"ブンブンッ"と首を横に振った。



『おにいさんは勇者なの?』



「は?」

「なんのことだ?てか、勇者ってなんだ?」



『………ンー……そっかぁ。』


『なんでもないよっ!またね!』


と、少女は少し考えた後、そのまま立ち去っていった。



「えぇ…?なんだったんだ今の…」



すると、席を外していた武器屋のドワーフが帰ってきた。



『おう〜どうしたよサーチ、客でも来たのか?』


機巧技師[スチール(304)]

    [種族:ドワーフ]



「あっ、いや、なんか変な女の子が来たんだけどさ」

「武器が欲しいわけじゃなくて、すぐに帰っちゃったんだよね」


『なにぃ〜〜??さては、サーチ、テメェさん……ナンパでもしたんだろぉう?ガヒヒヒッ』



「ハァァァア〜〜!?んなことしてねぇよ!」


『なら、なんでぇ〜ぃそんなことになんだよ?』


と、顎を親指と人差し指でさすりながらスチールは答えた。



「こっちが知りてぇっての!!とにかく!オレはまた破片(ウェ)武器(ード)を造るから、(こも)らせてもらうからな!」



『へいへ〜い、若いっていいねぇ〜』

『やる気も、元気も有り余ってそうだなぁ』


と、スチールはサーチを眺めていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


【魔界 円卓の間】


10m四方程度の部屋の中央には、大きな丸いテーブルと椅子が8つ置かれていた。


周囲には何もなく、ただその場に座って話し合うための部屋だった。

そして、その内の4席にはすでに、悪魔が座っていた。



ガチャッ。


と、扉が開くと、一人の悪魔が入ってきた。



その見た目は、金髪のショートヘアーに、黄色い目をした悪魔らしく見えないエルフのような姿をしたユリニトだった。



『あれぇ〜〜〜?もしかして〜……ボク遅かったですかね?アハッ♩』




最後まで読んでいただき、ありがとうございます!


[今回の一言♩]

訳あって追加エピソードです。

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