欠片81.『潜入ー3日目・四神』
欠片81.『潜入ー3日目・四神』です!
※柄
剣の持ち手のこと。
※本作の「」と間にあるーーーの種類について説明
[]=人物名と年齢、種族
「」=人物の話しているセリフ
『』=人外、多種族などのセリフ、複数人のセリフ、名称
()=人物の心のセリフ
《》=人外、多種族などの心のセリフ
【】=漫画で例えると四角い囲みのナレーション語り、用語説明
・・=強調
" "=強調、効果音など
ー1本=漫画の場面転換、幕間、過去回想など
ー2本=漫画で例えた時の流れ
「オマエの素材を貰うぞ。地屑龍。」
目の前にそびえ立つ巨大な『地屑龍』に、アストラは大剣を片手で構えていた。
「『龍屑・叩』」
"ガチャリ"
「…随分と硬そうな鎧だな。」
ググッ…グッ……!!
「粉々にしてやろう…。」
"バッ"ー!!
と、地面を勢いよく蹴り上げ、空中に飛び出したアストラは、目に見えない速度で地屑龍の顔めがけて『叩』を振り回した。
・・・
(30%くらいでいいか)
ググッ…
※
と『叩』の柄を強く握りしめた。
"バゴッッッ"!!!"バギィバギィッ"!!
"ドッ……
ゴォォォォォォン"!!!!!
と、顔面の装甲に大きなヒビが入り、そのまま地屑龍を吹き飛ばした。
「この程度じゃ、やられやしないだろう?」
『ブゥォォォオ"オ"オ"ンッ!!!』
と、大きな叫び声と共に地屑龍は起き上がってきた。
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【800年前 この世界に突如降り注いだ星屑 によって誕生した機屑物】
【その中でも 最強の4種が存在した】
【四神 大震災 象屑亀】
【四神 更地平野ノ鳳凰屑神鳥】
【四神 血染・百雪花繚乱 雪屑白虎】
・・
【そして…八ツ蛇のごとく 力を八つに分散した】
【四神 八ツ逆ノ星屑龍】
その、八ツ逆ノ星屑龍の内の一体がこの"地屑龍"である。
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地屑龍の口が開き、暗闇の中から赤く光出す。
"キュィィィィン"……
「……!!」
(光線か!!!)
…ィィィィィィ………キュィンッ。
"ピタッ"
と、地屑龍の動きが止まる。
「…しまっ…!!」
(この方角はマズイッ!!!)
"ドギュゥゥゥゥゥゥゥンンンン"ーーーー!!!!!
一直線に放たれた高密度の赤と白の光線は、極子水星要塞の方角に向けて放たれていた。
よって…アストラに"避ける"という選択肢はない。
"バシュンッ"!!
"ビュンッ"!…バシュゥゥーーー。…"ピュンピュンッ"!!
…ズズズズゥ……ガガガッ。
と、赤い流星の如く空中に向かって、弾かれた光線が火花のように飛んでいく。
"ジジジジジジィィィィーー……。
アストラは『龍屑・叩』を地面に突き刺して、光線を防いでいた。
…ガガッ。ズズズゥ……。
「……くっ…。まだか。」
ジジジィィィィーー"………ジジジ…。
"ジリ…ジリリッ"…。
「…終わったか。」
「随分、派手にやってくれたな」
「ならば…コチラも派手にやらせてもらうとしよう!」
……"バッ"!!
「『龍屑・叩』……」
「『ー滅ー』」
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
今回少し短めです。




